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ヴィーナスとダビンチグロー
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2023年3月23日夕方
イタリア・ドロミティ地方のダンタ・ディ・カドーレ(Danta di Cadore, Dolomiti, Italy.)の教会。
塔の側に三日月、上空には宵の明星、金星(Venus)が輝く。
三日月の角の間は、真っ暗なはずが灰色に輝いている。
地球照、別名ダビンチグローという現象だ。
太陽が沈んで空にまだ三日月が西の空に見えるこの写真のような時、三日月部分は太陽の光を反射して、明るく輝くが、同時に、太陽の光の当たらない部分に、太陽の光を反射した地球の光が当たる。
その光が、また反射して我々の目には、月の夜の部分が灰色に光って見えるのだ。
昔から、この月が灰色に光る現象は、知られていたがその原因は、レオナルド・ダ・ビンチが解明するまで分からなかった。
レオナルド・ダ・ビンチというと、モナリザやヘリコプターの設計、近くはダビンチコードというミステリーを思うかもしれない。
しかし、レオナルド・ダ・ビンチの最も優れた業績は、天文学の分野にあるという。
レオナルド・ダ・ビンチは、数学、幾何学が好きで、このダ・ビンチ・グローの仕組みを解き明かしたとか。
ダビンチグローの仕組みについては、下記の画像を参考にどうぞ。
![](https://assets.st-note.com/img/1679904834179-yP5pB8Hb3E.jpg?width=800)
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