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地球は、薄暗くなってきている


写真の綺麗さに惹かれて、この記事に辿り着いた。
まずは、このどこか他の惑星の風景かと思うような、非日常的な美しさにしばし見とれた。

記事には、
アメリカ地球物理学連合(AGU)は、2021年9月30日に、地球の温暖化する海が、太陽光を宇宙に反射する明るい雲の数を減らしていると発表した。とある。

20年前より、地球は、1平方メートルあたり、0.5ワット反射する光が少なくなったという。これは、地球の反射率の0.5%に相当するという。
(もともと地球は、太陽の光の30%を反射している。)
それも、ここ3年間に急激に変化しているという。

どうやってわかるかというと、この記事の写真に写っている月。
この三日月の暗い部分。
本来見えないはずの三日月の暗い部分が見える現象を地球照、あるいはダビンチグロー(あの、レオナルド。ダビンチが発見した。)とよばれる現象。



これは、太陽の光が地球に当たり、これが反射して、月を照らすことによって、三日月の明るい部分(ここは太陽の光が当たっている)でないところが、薄暗く光る現象だ。

この明るさを調べると、地球から月に届く地球の反射光の強さがわかる。
これが減少しているという。

温暖化が進むと、海が暖かくなり、雲ができやすくなり、この雲によって地球の太陽の光の反射率が上がるだろうと、考えられてきた。
もしそうなら、温暖化 → 雲の発生 → 太陽光の反射増加 → 地表に届く光減少 → 地球が冷える
となるはずだった。

ところが、実際は、反対のことが起きている。

さて、これは一体何を意味しているのか

私なりに、考えてみた。
1 雲というのは、太陽の光をあまり反射しないということか。
2 それとも、雲の出来方が少ないということか。

温暖化が進む →海水の蒸発が多くなる →雲ができる
という構造を前提に考えるなら、
1 は、雲の太陽光反射ということを見直さなければならない。つまり、雲は太陽光を反射しにくいという結論になるか、あるいは、発生する雲が反射しにくい種類の雲だということになる。

2 だとすると、海水は暖かくなっていない。反対に冷たくなっているということになる。と言うことは、地球が温暖化しているというのは、間違いということになる。少なくとも、ここ20年間は、あまり変化していなくて、ここ3年間は地球は寒冷化していることになる。

以前より多くのエネルギーを溜め込みながら、それでも寒冷化しているとなると、いよいよ氷河期が始まったと言うことなのか

どちらなのか、記事を読んでもよく理解できない(私は)。

う〜ん、この傾向がどんどん進むと、本当に違う惑星のような風景が日常になったりして・・・ 



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