宇宙に浮かぶレコード盤
NGC1317
おお、レコード盤だ、と思った。
渦巻銀河の一種だが、中心核とその周りにある、青白く輝く、活発な星形成領域の他は、薄暗く、ダストの領域が目立つ。
通常は、腕の領域にも、星々が煌めいているのだが、これは珍しい。
珍しいといえば、核を取り巻く、青白く輝く星形成領域の輝きも尋常じゃない。
こんな銀河があるときは、銀河衝突等が起きた時が多い。
案の定、下の画像でわかるように、この銀河NGC1317の隣というより、接するように、もっと大きなNGC1316がある。
こちら方は、腕の部分が大きく崩れている。
銀河衝突の影響が、まだ治まっていないのだと思う。
これから、二つの銀河は、また接近し合い、影響しあって、最終的には、一つの大きな銀河になるのだろう。
ズーム画像を下記から見ることができます。
これはなかなか迫力があります。
自分がこの銀河に宇宙船で近づいていっているような感覚になります。
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