Jnouが見た、木星の渦
木星探査機Jnouが写した、木星の表面。
大きな渦がいくつも見える。
地球で言えば、台風とかハリケーンの写真だ。
地球の台風やハリケーンと木星のそれの違いは、まず大きさ。地球のものは、大きなものは国サイズになるが、
木星のそれは、地球サイズだ。
また、地球の台風やハリケーンは熱帯の低気圧帯でできる。
木星のそれは、高気圧の嵐だ。
画面上、色の濃い部分と薄い部分があるが、木星では通常明るい色の雲は暗い色の雲よりも高いところにあるという。
木星の大気構成は、88 - 92パーセントの水素と8 - 12パーセントのヘリウムガスが占めるという。
ということは、ほとんで水素でできたいる。
それにもかかわらず、このような色がつくのは、内部から湧き上がった化合物が太陽の紫外線によって変質し色を変えたものであるという。
ちなみに、上記の大気構成は、太陽とほぼ同じ。
では、木星がどのくらい大きければ、太陽と同じ恒星になりえたか。
それは、水素を中心として現在の75 - 80倍程度の質量がなければならないが、半径で30パーセント程度大きければ赤色矮星にはなり得たと言われる。
そうなれば、我々は太陽が二つある世界に住むことになる。
かなり違和感があるが、宇宙では、連星や三重連星よりなる構成系は、そんなに珍しいものではない。
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