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光エコー現象            いっかくじゅう座V838星


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2002年1月に発見されたこの新星爆発は、下記の写真のように短期間に急激なガスの膨張をしているように見える。
この爆発によって、直径は数カ月のうちに4光年から7光年に広がり、光速を超えているように見えた。物理の法則に反するすごい現象が起きているように見えたという。

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これは、光エコーという現象で、極めて強力な一時的な新星からの光が、直接光だけでなく、周囲のチリに反射し、それが遅れて届き、あたかも、周囲に急激にガスを膨らませているように見えるのだという。

しかし、この説明にはちょっと疑問。
同時期に発せられた光が遅れて届いたというのは、わかる。
しかし、それも光だから、光速を超えられない。

ならば、周囲のガスに反射するにしても、4光年の位置には4年、7光年の位置には7年かかるはずで、数ヶ月でこの距離まで光は届かない。
当然、その反射光も数ヶ月で地球に届かないはずだと思うが。

まあ、とにかく光エコー現象というのがあるということは、わかった。

ちなみに、新星の周囲のガスがどのようにして作られたのかは、不明。

下記リンク内にこの星が爆発で膨張しているように見える動画がある。
しかし、これは、上記のように反射光が遅れて届いたために、このように見えるということらしい。


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