見出し画像

運命の星 Eta Carinae


https://apod.nasa.gov/apod/ap190220.html

りゅうこつ座、イータカリーナ星は、地球から7,500光年に位置し、太陽の500万倍を超える合計光度をもつ、少なくとも2つ以上の恒星よりなる、恒星系です。

主星の重さは、太陽の120〜220倍で高光度青色変光星(LBV:luminous blue variable)で、副星は、30〜80倍の質量があるものと推測されている。

この2つ恒星は、膨らんだホウズキの様な形のチリ(ホムンクルスという)の中央部分にあり、5.5年ほどの周期でお互いの周りを回っている。

このホムンクルがどのようにしてできたのかは、まだ謎。

イータカリーナは、以前は4等級ほどの明るさだったが、1837年にリゲルより明るい1等星になり、全天で2番目に明るい星となった。

その後暗くなり、1856年ごろには肉眼では見えないほど暗くなったが、1940年頃から一貫して明るくなってきている。

ここでは、この超大質量星が、近い将来(数百万年以内)に超新星爆発を起こすと考えられている。
その際、ガンマ線バーストが起きる可能性があると言われている。

ガンマ線バーストが起きると、太陽が100億年かけて放出するエネルギーを上回るエネルギーを数十ミリ秒から数百秒という短時間で放出する。

これが、地球を直撃すると、・・・地球は焼けこげる。
当然、生物の大量絶滅が起きる。
仮に、地球をガンマ線バーストが直撃したら、避けようがなく、運が尽きたと思うしかない。

もっとも、ガンマ線バーストは、天球のランダムな位置で1日数個観察されているが、一つの銀河では、数百万年に1回程度しか起こらない稀な現象だ。

また、放出されるガンマ線も指向性が強い(つまり特定の方向に向かって放出される)ので、その進路に地球がなければ問題はない。

そう考えると、日々、生きていられる事を感謝するとともに、一瞬一瞬を充実した生とし味わいながら生きることだ。




サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。