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体に聞く

主治医のK先生と話していた。
先生曰く、

人間の体には1日5000個のガン細胞ができている。

えっ?そんなに。

それはもう仕方がないのだ。

なぜです。

我々の食べるものの中に発ガン物質が大量に含まれているからだ。
発がん物質を含まない食べ物だけ食べて生活するのは、もはや現実的に不可能なのだ。

じゃあ、どうすればいいのですか。

対応策としては、食べ合わせだ。発ガン物質を抑える成分を含むものを食べるのだ。しかし、その食べ物にも、別の発ガン物質が含まれている。
だから、また、その発がん物質を抑える成分を含む別の食べ物も食べる。

そんなことをしていたら、色々な種類の食べ物を食べなければならなくなりますね。

そう。だいたい、一回の食事に30種類くらいの食べ物を摂る必要がある

そんな〜。

そう。それも現実的ではない。

じゃあ、諦めてガンになるしかないのですか。

方法はある。

教えてください。

体に聞くのだ。

はぁ?・・・・・

体が欲しがるものを食べるのだ。

はぁ?
体が欲しがっているって、どうやってわかるのです。

食べたいものを食べる。

そんなぁ。
好きなものを好きなだけ食べていたら、ぶくぶくに太って、大変なことになりませんか。

好きなものではなく、食べたいものだ

どう違うんです。

まず腹を空かす。というか、飢える。

飢えるですか。

そう。そのためには一日一食くらいにする。
そうすると、むちゃくちゃ腹がすく。

そりゃそうでしょう。

そうしたら、体が真に必要なものを欲してくる。
生命の危機につながりかねないからね。
それが、食べたい!という形で現れる。

これで、発ガン物質を抑える物質が必要と体が判断したら、それを含む食べ物が食べたくなる。

なるほど。

それを食べておけば、差し当たり大丈夫だ。

問題は、飢えに耐えられるかですね。お腹が空いたら、いや空かなくても食べたくなりますもの。

野生動物は、みんなそうしている。
人間も原始人の時は、そうだったはずだ

なんでわかるんですか。

人口を考えればわかる。潤沢に食料があれば、人口も増える。

なるほど。

この観点からすると、人間は飢餓線上の生活から抜け出たのは、長い人類の歴史から見れば、ごく最近ということになる。この意味がわかるかね。

・・・・

人間の身体、遺伝子はまだ原始人の遺伝子のままなのだ
つまり、現代生活には対応してないのだ。

・・・・

だから、原始人のような生活を意識的にしなければ体が、もっと言えば精神も壊れてしまうのだ。食事だけでなく、ありとあらゆる生活スタイルを基本、原始人対応にする必要がある。

それって、かなり大変じゃないですか。
まさか、裸で歩き回るわけにもいかないし。

そう、大変だ。
意識的にいろいろ工夫をしないとできない。
でもやらないと、壊れる。ボロボロになって朽ちていく。

わっ、わかりました。
さしあたり、飢えてみます(できるかなぁ・・・)。





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