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星の生まれいずるところ

NGC 1333

https://apod.nasa.gov/apod/ap211111.html

NGC 1333は、ペルセウス座の近くにある、反射星雲。
スターダストが、星の光によって反射され、輝く。
この濃いスターダストの中には、新しく生まれた、星が隠れている。

この写真に写っている部分は、約15光年の大きさがある。

下の写真を見ると、この反射星雲のあるところに、スターダストが集まっているのがよくわかる。

https://apod.nasa.gov/apod/ap170114.html

我々の太陽もこのような状態で生まれたものと推測されているので、ここを研究すれば、太陽の生成過程もわかるのではないかと、考えられているのだ。

ところで、このスターダストだが、写真で見るとものすごく濃いガスや塵があるように見えると思う。

どれくらい濃いのか。
我々の地球の雲を考えてみればいい。
雨雲があると太陽の光が遮られてしまう。
太陽の光が届かない。

つまり、空の雲と同じほど濃いと光が届かない。
しかし、上の写真では、スターダストの向こう側さえ見えるところがある。
ということは、雲よりはるかに密度が小さいということだ。

実際近くに行ってみると、ほとんど存在していることがわからないくらいのものだろう。

それが、何光年という範囲から集まってくると、太陽や惑星を形作るほどのものになるのだ。
まさにチリも積もればだが、そのチリの積もり方が半端じゃないというところが、宇宙を考えるときにいつも驚くことの一つだ。

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