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原始星が噴き出すジェット
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この画像は、スピッツァー宇宙望遠鏡の近赤外線カメラで撮影された、ハービックハロー46/47(HH (Herbig-Haro) 46/47)として知られる原始星の姿です。
原始星そのものは、中央の赤いスパイクのところにあります。可視光線で見ると、通常はほとんどチリとダストの中に隠れてこの原始星は見えない。
原始星の両極から、このようなチリとガスのジェットが吹き出している。
ハービックハロー天体(Herbig-Haro Object)
星生成領域の縁辺部に見つかる広がった星雲上の天体。
典型的なものでは先端に弧状衝撃波の構造がみられ、年程度の時間スケールでの時間変動が観測される。
星が生まれる際に2つの極方向に放出される光学ジェットが周りのガスと衝突して励起された発光現象が、ハービックハロー天体だと考えられている。
この種の天体を初めて研究した、アメリカの天文学者ハービックとメキシコの天文学者ハローにちなんで名付けられている。
ハービックハロー天体は、太陽規模の低質量星の誕生期にみられる現象なので、これを研究することは、我々の太陽の成り立ちを知ることになるので、興味深いのだ。
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