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豪華な花火 ふたご座流星群


https://apod.nasa.gov/apod/ap211116.html

この豪華な流星のシャワーは、双子座流星群。
もちろん、双子座から流星が地球に突進してくるわけではない。(双子座の主星ポルックスは、33.733光年先に在る)

それなのに、なぜ双子座の方から、流星が降ってくるように見えるかというと(それも毎年同じ時期に)、それは、その時期地球が通る軌道上にこの流星の元となるチリが沢山あるからである

つまり、流星が降ってくるのではなく、地球がいわば流星の巣に、突っ込んで行っているのである。

では、なぜ、地球の公転軌道のこの場所に、流星の元となるチリが、あるのか。

それは、この場所を3200ファエトンという、直径5.8Km程の小惑星が通過したことがあるからである。この小惑星から出たチリが大量にこの軌道上に残っているのである。

ここで、勘のいい人は、ん?と思うと思う。
そうなんです。
ここに3200ファエトンが、いた事があるのです。
地球が今まさに通過している、この場所に、いた事があるのです。

・・・
つまり、
流星の代わりに、3200ファエトンが、降ってきていたかもしれないのです。直径5.8Kmの小惑星が。

6500万年前にメキシコ・ユカタン半島に落下し小惑星は、10kmサイズで、恐竜を含む生物大量絶滅を引き起こした。
2013年2月15日にロシア・チェリャビンスクに落下した小惑星は、17m。ネット上に当時の状況がUPされているので、見たことのある人もあるだろう。死者こそ出なかったものの、1万人ほどの負傷者が出たそうだ。

では、直径5.8Kmの小惑星が地球に落ちたら、つまり衝突したら、どうなるのか。(当分地球と衝突することはないそうです。)

てな、ことです。
流星群は、綺麗だなあと見ている、その背景にある事実を知ると、流星でよかったなあと喜びたい。



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