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棒渦巻銀河 NGC 1300 腕が美しい



https://apod.nasa.gov/apod/ap200611.html


NGC 1300と名付けられた、この棒渦巻銀河は、エイダヌス座にあり、地球から7000万光年のところにある。差し渡し、100,000光年。

壮大な、2本の渦巻きの腕は、青く輝く星々が密集している。ここでは、新しい星が、大量に生まれていることがわかる。

なぜかというと、星の光が青くなるのは、高温だからだ。
星が高温になるには、質量が大きくならなければならない。
質量が大きく、青く光る高温(1万度から数十万度)の星は、寿命が500万年ほどなのだ。

だから、青い星が沢山あるところは、新しい星が沢山あると考えられるのだ。

銀河の本体の棒状の部分は、黄色い星が密集していることから、ここは古い星で形成されているということがわかる。

また、腕の根元から、銀河中心に向かって、茶色に見える大量のチリが吸い込まれている。

その上、よく見ると、中心部に円形の渦が見える。
この銀河中心の渦は、直径が3000光年ほどの大きさだ。
この形から、この中心の渦には、超巨大なブラックホールがあるものと推測されている。

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