見出し画像

Recycling Cassiopeia A


https://apod.nasa.gov/apod/ap230601.html

星の生涯というのは、壮大なものだ。
広大な宇宙空間から、集まってきた星間物質が核融合反応を起こすようになって、星が誕生する。

やがて星は、その中心で重元素を作り出し、数百万年後にその重元素を含めて、星の外層を宇宙空間に吹き飛ばす。

そして、この吹き飛ばされた、星の外層がまた、新たな星を形成する材料となる。

カシオペアAとして知られる、この星雲は、この星のライフサイクルの最終段階にあります。

このカシオペアAの超新星爆発の光は、350年前に地球に届いたのだが、光そのものが地球に届くには、約1万1000年かかっています。

つまり、カシオペアAは、地球から1万1000光年の距離にあります。大きさは、30光年程度。

この写真は、チャンドラX線観測装置とハッブル宇宙望遠鏡のX線と光学データから合成されています。

赤色はケイ素、黄色は硫黄、グリーンはカルシウム、紫は鉄がある場所を示している。
じゃあ、ブルーは?・・・ 書いてなかった。

この星雲の中心に明るく輝く白い点は、超新星爆発で残った、白色矮星です。


サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。