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Da Vinci Glow


カナリア諸島のテネリフェ島のテイデ国立公園での三日月。
三日月の暗い部分がダビンチグローで薄く輝いている。

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ダビンチグローとは、500年前にレオナルドダビンチがこの現象を書き記しているので、この名前になっている。太陽の光、サンシャインならず、地球の光、アースシャインによって月が輝く現象のことです。

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地球の光といっても、地球自体は太陽のように光を出しているわけではない。太陽の光が、地球に当たり、その反射光が月に届き、そのまた反射光が我々の目に届き、月の暗い部分が見えるという原理だ。

この現象は、4月から6月頃おきやすいと言われる。
その頃は、北半球は太陽向かって傾いており、北極圏の雪や氷がよく太陽の光を反射する状態になっているからだと言われる。

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ちなみに、トップの画像のなかで、2つの星が輝いて見えるが、明るい方が水星、その上の少しくらい星は、牡牛座ゼータタウリ(ZETA TAU)。

地球から420光年の距離にあり、表面温度22000度、直径は太陽の5.81倍。太陽の5700倍の光を発している青色巨星。

この牡牛座ゼータタウリが、興味深いのは、その回転スピード。
赤道の自転速度は毎秒330キロメートルと測定されており、太陽の115倍であり、星はわずか1日の周期で回転する(太陽の自転周期は25日)。

最も、これだけ回転スピードが早くても、星自体が崩壊するまでには至っていないという。

星の回転するメカニズムを調べてみたくなった。
星にガスが集まるときの、引力と重心に対する角度の問題だとは思うけど。



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