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真珠母雲(Mother-of-pearl clouds) 綺麗だけど、ヤバいかも


真珠母雲(Mother-of-pearl clouds)

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真珠母雲は、高度20~30km付近の成層圏にできる特殊な雲。極や高緯度地方で冬によく見られる雲である。
名前の由来は、色彩が真珠母貝であるアコヤガイの内側に似た虹色をしていることよりつけられた。

極成層圏雲(きょくせいそうけんうん、英語: polar stratospheric clouds, PSC)、極成層雲とも呼ぶ。

雲の成分は、硝酸塩や塩化水素の固体(氷)でできている。
これらは、オゾン層にあるフロンやハロンが紫外線によって、分解された時にできる、塩酸塩が元になっているので、オゾン層の破壊に深く関係していると言われる。(そう考えると綺麗だけどヤバいね)


夜光雲(noctilucent clouds)

夜光雲は、地上約75〜85 kmの中間圏界面付近にできる特殊な雲で、夏になっている半球の高緯度地方で見られ、地球上で最も高いところにできる雲。
極中間圏雲 (polar mesospheric clouds, PMC) とも呼ぶ。

高度の高い位置にできる雲のため、日没や日の出前に見られやすい。
雲の成分は、氷。

夏になぜ見ることができるかというと、中間圏界面異常と言われる、中間圏界面では、冬より夏の方が冷たくなる現象が起きるからです。
(夏は上昇気流によって、上空の空気が断熱膨張によって冷却される)


彩雲

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太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる現象で、瑞雲(ずいうん)、慶雲・景雲(けいうん)、紫雲(しうん)などともいう。

めでたい雲と言われるが、結構ありふれた現象。
太陽光が雲に含まれる水滴によって、回析し、その度合いが波長によって違うために、このように五色の雲に見える。

(でもまあ、見えたら、いいことがあると思って気分よくなろう)

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