星が・・・・いっぱい
Messier 5
距離25,000光年、直径165光年の球状星団。10万個以上の星が集まっている。
発見当初は、観測機器の性能もあり、星が存在しない星雲であると考えられていた。ところが、これだけの星が密集している。
一般的に球状星団に属する星の年齢は古いが、M5の星は、130億年程度と見積もられている。現在、宇宙の年齢が137億年と考えられていることからすれば、ほぼ宇宙誕生時から存在している、恐ろしく古い星々だ。
そして、このような球状星団は、我々の天の川銀河のハローの周りを周回している。つまり、見方によっては、我々の天の川銀河を監視しているような位置にある。
それほど古い星々なのだから、もし、そこに生物が存在していたら、そして、我々みたいなアホなことをしないで順調に進化していたら、どうなっているのだろうか、なんてことを考えてしまう。
ところで、この綺麗な球状に集まった星々は、じっと静止しているはずがない。ではどのような動きをしているのだろうかと、疑問に思うと思う。
その動きをトレースしてみたのが、上の写真。
1万年の動きをシュミレーションしたのが、下記の動画
https://hubblesite.org/contents/media/videos/2010/28/645-Video.html?news=true
う〜ん、中心部にある、星々の距離は、0.1光年くらいしか離れていないというから、こんなものかもしれないが、動きが複雑すぎる。
これでは、空を見ていてなんらかの法則を見つけ出そうとすることは、かなり難しいかも。ちなみに我々の天の川銀河の中心部も同じような状態らしい。
しかし、130億年あるのだから・・・
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