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SPACE

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星や銀河、宇宙に関する記事です。 おお綺麗!から始まり、不思議だなとか、どうなっているんだと、 好奇心の向くまま
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2023年11月の記事一覧

馬頭星雲 :Barnard 33

馬頭星雲(The Horsehead Nebula)として知られる、Barnard 33暗黒星雲。 この星間風と放射によ…

yasu
7か月前
11

ワシエイ星雲 : The Eagle Ray Nebula

宇宙空間をワシエイが泳いでいる。と言われると、なるほどと思う。 SH2-63,LBN86としてカタロ…

yasu
7か月前
13

チェリモフ・グラシメンコ彗星のジェット

彗星の尾は、一体どうやってできるのか。 実はよく分かっていない。 この写真は、67P/クリモ…

yasu
7か月前
14

地球に最も近い星

αケンタウリという全天で、4番目に明るい星がある。 ケンタウルス座のα星だ。 つまり、ケン…

yasu
7か月前
17

ピカリングの三角ティッシュ

この星雲の形が薄いティシュ(wipes)をほぼ真横から見たイメージを起こさせるので、この名前が…

yasu
7か月前
14

岩礁と3つの天体

シシリー島の夜明け前。 夜空で最も明るい3つの天体が並ぶ。 右側は、もちろん月。 真ん中は…

yasu
7か月前
18

三体(ドラマ)

つぶやきでドラマ三体をお薦めした。 三体問題というのがある。 空間に物体が一つあるとする。 まあ、イメージしやすいように、ビー玉のような球体を思い浮かべてみるといい。 この球体は、外から力が加わらない限り、そこに静止しているか、等速運動をする。(慣性の法則:ニュートンの運動法則1) 球体が二個あると、互いに引力が作用して引っ付くか、互いの共通重心の周りを回る。 とまあ、ここまでは計算できる。 しかし、これが球体が三個になるとどうなるか。 一つの球体は、他の二つからの

アルプス上空のアンドロメダ

スイスの山に浮かぶアンドロメダ銀河。 こういう寒寒とした風景に、アンドロメダ銀河というの…

yasu
7か月前
15

ギブスムーン:Gibbous Moon

スウエーデンのイェムトランドで撮影されたこれは、ギブス・ムーン(Gibbous Moon)という。 …

yasu
7か月前
14

フランス北部の赤いアーク(SAR)

11月6日、このフランス北部の曇った空に現れた、赤い弧はSAR(Stable Auroral Red:安定したオ…

yasu
7か月前
19

イタリアの空にかかるレッド・オーロラ

画面の左下の谷間を明るく光るのは、イタリアのコメリコ・スペリオレ(Comelico Superiore)の…

yasu
8か月前
25

M87 楕円銀河

これは、2,000個の銀河を擁する、おとめ座銀河団の中核的なM87楕円銀河です。 この銀河は、数…

yasu
8か月前
18

おとめ座銀河団

おとめ座銀河団は、5,900万光年の彼方にあって、約1,300個〜2,000個の銀河を含む巨大な銀河団…

yasu
8か月前
21

冥府の空

空には、何かの生き物のような、いっ時も同じ形を維持せず、ゆらゆらと動く、光の帯。 地上には、捻じ曲がり、強風に髪を吹き流されたような、貧弱な枝を付けている白樺の木。 地面は、根本もその先も見るからに寒々とした雪が覆う。 冥界があるとしたら、こんな風景ではなかろうか。 これは、ノルウエーのトルムソで撮影されたオーロラ。 オーロラは、太陽からの荷電粒子が地球の大気にあたり、大気が発光する現象だ。 これだけ大規模なオーラが発生するときは、磁気嵐が発生している時だ。 オーロ