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エンジニアリングマネージャーって何してるんだろう

「STAFF ENGINEER」を読んで、IC(Indivisual Controbutor: 個人貢献者) のキャリアはわかった気がするので、もう一方のキャリアトラックであるマネジメント側の本も読んでみました。
「STAFF ENGINEER」の感想はこちら


読んだ本

EM との 1on1 で今後のキャリアについて話した際に「STAFF ENGINEER」と一緒に教えてもらった「エンジニアリングマネージャーのしごと」を読みました。

免責事項

まとめてみようと思いましたが、文量も多く全部を網羅してまとめるのはめちゃめちゃ大変そうな気がしたので、個人的に面白いなと思った部分だけ抜粋してまとめていこうと思います。

2章 まずは自分を整理しよう

他の人の管理をする前に、まず自分の時間が適切に使われ、アウトプットを出せるようにしていく環境づくりが大切です。

情報の把握と記録

あらゆる情報があちこちから殺到するため、4つのツールを使って情報を整理整頓していきます

  1. カレンダー: 時間を管理する

  2. ToDoリスト: タスクを管理する

  3. メール受信箱: 受信したメッセージを管理する

  4. 情報を記録する場所: 他の3つのツールがないときに使う

大切なことは、それぞれのツールの役割を絞ること
例えば、「カレンダーにToDoを記載する」とかはNG
「情報を記録する場所」はあくまで一時的なものであり、できるだけ早めにToDoリスト等に移せるようにすること。

マネジメントの4つの活動

Intelの創業者の1人で、長くCEOを務めていたアンディ・グローブのアドバイスでは、マネジメントの活動は4種類に分類できるそうです。

  • 情報収集

    • チームにプラスとなる情報はもちろん、意思決定の土台となったりもする。良いマネージャーになるモチベーションになったりもする。

  • 意思決定

  • ナッジング

    • 議論に対して地震の観点を提供することで、決定に影響を与えること

  • ロールモデル

    • 物事をきちんと実行し、言うべきことを言えるのが良いマネージャー。自分の行動でチームに自分の基準を示しましょう。


3章 人間と関わる

2回測って、1回切る

という大工のことわざがあります。木材は切ったらやり直せないので、入念に確認してから実行するということです。
マネージャーの言葉には重みがあります。フィードバックとも命令とも受け取られる可能性があります。そのため、情報を発信する前に、2回考える必要があるのです。

コミュニケーションは相手に合わせて行うこと

コミュニケーションを取る場合は、受け手の視点を思い描くようにしましょう。トーンは適切か、対面の方がよいか?メールが良いか?
情報の種類やタイミングによっても常に同じ手段で良いとも限りません。

徹底的な本音


右上の「徹底的な本音」が理想の状態、言いにくいことを言わず、相手を気にかけない場合「摩擦の回避」という何も生まないフィードバックになってしまう。

委譲

うまく委譲するためには、説明責任と実行責任の差を理解すること

  • 説明責任

    • タスクを求められる品質で完了させる責任

  • 実行責任

    • タスクを実際に自分で行うということ

例) CEOは会社の技術についての説明責任を負うが、実行責任はCTOに以上する。など

9章 友人を作り、人に影響を与えるには

メンタリングとコーチング

どちらの用語も、同じ意味で使われているかもしれないですが、実際には違います。

  • メンタリング

    • 片方がの人がもう片方の人に適切な順序で経験やスキルや知識を共有する関係

  • コーチング

    • 会話を相手の興味に沿ったものにしながら、ゴールに誘導していく

メンターとメンティーの関係は、先生と生徒に似ています。
それと違ってコーチングは自身の専門分野外のことでも、相手も話を聞きながら解決策に導いたり、壁を超えさせることが可能です。
相手の話していることを聞きながら、相手が見えていなさそうな部分を示したり、深ぼったりしながら導いていきます。

まとめ

この本を読んで、エンジニアリングマネージャーがどんなことをしているのか、どんなことをする必要があるのか、なにに気をつけるべきなのか、少しわかった気がします。
本記事で書いた内容は「エンジニアリングマネージャーのしごと」のほんの一部に過ぎません。もし、本記事を読んで「エンジニアリングマネージャーのしごと」に興味を持ったのであれば、ぜひ一度読んでみることをおすすめします。

おまけ

怖いと感じたなら、それはやって見る価値があるのかもしれない。

セス・ゴーディン

「1章 新たな冒険」の冒頭にあった名言です。
IT業界は新しいことがたくさんあって、チャレンジの日々です。
新しいことに挑戦するのは怖いと思うときもありますが、それをプラスの感情に変えながら精進していきたいです。

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