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会食恐怖症エピソード〜わたしの物語、わたしたちの物語〜

初めて私のnoteをご覧になった方は、はじめまして。いつもお世話になっている方は、いつもありがとうございます。

会食恐怖症克服支援カウンセラー/ライフコーチのよしです。

私は現在『誰もがありのままでつながりの中で生きられる』ことを願い、「人との食事が怖い」方へ向けた活動をしています。

私自身も「人との食事に過度に緊張し、怖い」という症状を長く持っていましたが、現在は上手く折り合うことができつつある状態です。

ありのままの自分で人との食事の時間を楽しめることも、少しずつではありますが、増えてきています。


そしてこの度は、『会食恐怖症エピソード〜わたしの物語、わたしたちの物語〜』という企画を行わせていただいています。

ありがとうございます。

この企画では、会食恐怖症にまつわるエピゾードや、そこから得た価値観などをおひとりおひとりに書いていただきました。まずはじめに、ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。

以下では、会食恐怖症についてのご説明・企画の趣旨・そしておひとりおひとりのエピソードへのリンクを貼っています。

ぜひご覧いただけると幸いです。

すぐにエピソードを読みたい方は
↓目次の「
📙エピソード一覧」からご覧ください。



会食恐怖症とは

「会食恐怖症」という言葉はまだまだ一般的には馴染みのない言葉だと思うので、改めてご説明します。

人前でご飯を食べること(会食行為)に対して耐えがたい不安や恐怖を抱き、実際の会食場面では、吐き気、めまい、胃痛、動悸、嚥下障害(食べ物が飲み込みにくい、または飲み込めない)、口の乾き、身体(首や手足)の震え、発汗、顔面蒼白、呑気(空気を飲み込んでお腹が張る)、緘黙(黙り込んでしまう)など、様々な症状となって現れてしまう心の疾患です。これらの症状や現れ方や程度には大きな個人差があります。

『会食恐怖症を卒業するために私たちがやってきたこと』より引用


会食は家族や友人、恋人、職場の方などとコミュニケーションをするための大事なツールでもあります。

不安を避けようとすることで、社交機会の損失や、様々な人間関係・仕事・将来の展望・目標達成などに支障をきたし、人生のQOLが著しく損なわれます。

「周りに理解されないと感じていること」も一つの大きな悩みの種です。


企画のきっかけ

私自身、同じような境遇の方の話に勇気づけられ、「同じ思いを抱えているのは私だけじゃないんだ、こんなに身近にいるんだ」と思えることで救われたことが、これまでたくさんありました。

しかしながら会食恐怖症の具体的なエピソードはオープンな場で聞くことはあまり多くはない、という感覚があります。書くことへの心理的負担や、安心できない場であったり、必要性がないとあまりオープンにしたくないという気持ちもあると思います。

そのような中、私が所属している会食恐怖症の当事者コミュニティー内で、「いろいろな方の当事者エピソードを聞いてみたい」という話題が偶然上がりました。

以前からこのような企画をしたいと思っていましたが、私の独りよがりな気持ちだけでは始められないと思っていたところ、後押しされたように感じました。

そして、昨年初めて自身が会食恐怖症であることや、支援をしたいとnoteで発信した際、会食恐怖症の方以外からも「勇気になった」との声もいただきました。

困難や価値観を通じ、「わたしの物語」が「わたしたちの物語」になった瞬間でした。

さらに、今年いろいろな場で会食恐怖症についてお話しをさせていただき、本当はもっと多くの人が抱えている問題であったり、共感できるものなのではないかと思うことが増えました。

もちろん、会食恐怖症について理解できないという声もあると思います。しかし、響く人にとっては響く物語となり、救いになると確信しています。


企画の主旨

この企画の一番の目的は

ひとりで悩んでいる人が、ひとりじゃないと思えること。

として企画しました。

また、

会食恐怖症を多くの方に正しく認知してもらい、様々な症状があることも知っていただきたい。

という思いもありました。


各記事の中では、

  • 会食恐怖症になったきっかけ

  • 困難の中で選択しこととその結果

  • 経験から大切にしたい価値観

を主軸として書いていただきました。

これらを物語ることが、「わたしの物語」から「わたしたちの物語」になると幸いです。

また併せて、いろいろな方のエピソード記事が一つの場所に集まることで、さらにつながりや安心感が生まれるといいなと思っています。

前置きが長くなりましたが、以下よりエピソードの一覧となります。


📙エピソード一覧

ご自身の症状と似たエピソード、もしくはピンときたものを読んでみてください。

各個人の記事への感想は、「しずかなインターネットのレター」もしくは「個人のSNS」へお送りください。

新しい記事が増え次第、随時更新していきます。

■ 佐々木けい さん
・エピソード記事:
https://sizu.me/sasakikei
・年齢(記事作成時):20代
・発症時期:20代
・症状,タイプ:気持ち悪くなるのが怖い
概要:私は学生時代に突然食べられなくなりました。その時の焦りや不安、その中でどんなことをして良くなっていったのかを書き出してみました。
感想:書き始めると良くも悪くも生々しく書けました。それくらい当時のことは印象に残ってるんだなと。でも、あの時があって今の自分があると再認識できました。今悩んでいる方にとっても何か共感やキッカケになるものを得ていただけると幸いです。
・各種SNSXInstagram

■ もこ さん
・エピソード記事:
https://sizu.me/moko_ko
・年齢(記事作成時):20代
・発症時期:〜10代
・症状,タイプ:飲み込みづらい、食べるのが遅い、少食
概要:会食恐怖症になった経緯や症状、私なりの向き合い方など
感想:会食恐怖症を文章として公に出すことで自分のことを認めてあげられたような気持ちになりました。少しでも悩んでいるのは自分だけじゃないと思ってもらえたら嬉しいです。
・各種SNSX

■ さやか さん
・エピソード記事:https://sizu.me/sayaka_riraku
・年齢(記事作成時):40代
・発症時期:30代
・症状,タイプ:吐き気・喉の詰まり・残してはいけない
概要:全6回にわたり、会食恐怖症になったきっかけや、克服のために取り組んだこと、嘔吐恐怖症についておはなしさせていただきました。克服に向けて一緒に取り組む仲間や、正しい克服方法を教えてくださる方がいたことに感謝しています。
感想:改めて書いてみると、会食恐怖症や嘔吐恐怖症になったおかげで、ポジティブ思考になり、人生が豊かになり、自分のことが大好きになり、生きやすくなったと実感しました。
・各種SNSXInstagram

■ ファゴウ さん
・エピソード記事:
https://sizu.me/phago
・発症時期:〜10代

のん さん
・エピソード記事:
https://sizu.me/non_kaisyoku
・年齢(記事作成時):20代
・発症時期:〜10代
・症状,タイプ:少食
概要:少食な私の懇親会への考え方の変化を書いています!
感想:自分自身の気持ちの変化が起きたときに何があったのかしっかり思い出せました。思い出せてよかったです
・各種SNSXInstagram

■ よし
・エピソード記事:
https://sizu.me/yoshii
・年齢(記事作成時):30代
・発症時期:〜10代
・症状,タイプ:手の震え、見られるのが怖い
概要:幼少期(会食恐怖症になる前)〜学生時代(発症)〜社会人(現在)で会食恐怖症を通じてのエピソード・気づいたことや得たこと。各年代で大切にしてきた価値観の変遷について書きました。
感想:10年以上症状を抱える中で、現状を変えたいと行動し始めると、偶然のような出来事がたくさん起こったと振り返り思いました。だれか一人にでも何か響くものがあるといいなと思います。
・各種SNS:XInstagram


企画の裏側で悩んだこと・嬉しかったこと

当初「note」での企画を予定して書き進めていただいていましたが、途中で「しずかなインターネット」に変更しました。

しずかなインターネットは

  • シンプルで誰でも書きやすい

  • いいねがつかない(評価されない)

  • 拡散性がない、レター機能がある(「ひとり」と「ひとり」が安心してつながりやすい)

  • 紙の本を読むようなしずかな没入感

という理由から選びました。

多くの人に読んでほしい、会食恐怖症を知ってほしいけれど、しずかなインターネットは拡散性がないので、かなり悩みました。

最終的には、書き手側に対しては機能が上手く使えないなどの障壁をできるだけ少なくしたいという思いと、一番大切にしたい「ひとりじゃないと思えること」を読み手側で想像した時、しずかなインターネットがしっくりくるところとして落ち着きました。

また、企画を進めていく中で個人的に嬉しかったのは、みなさんが個性豊かに書いてくださったことでした。方向性や大枠は統一していますが、あえて体裁は揃えない形で書いていただきました。

会食恐怖症という一括りではなく、おひとりおひとりの人柄が出てくるものとして今後もこの企画が育ってほしいと願っています。

🙏拡散のお願い

多くの方に会食恐怖症について知っていただきたいので、もしよければ、今読んでいただいているこちらのnoteを各種SNSで拡散をお願いします。



・・・・・

▼企画のご感想はこちら

※各個人の記事への感想は、「しずかなインターネットのレター」もしくは「個人のSNS」へお送りください。


▼企画に参加したい!という方はこちら

最後までお読みいただきありがとうございました!



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