こんなご時世でも野菜は元気!
近くの畑でビーツの収穫が行われ、出荷できない成長不足のものがあるので、それをもらえるという話があった。
早速畑を訪れどこにあるのかと探していると、端っこにカラフルで鮮やかな葉がたくさん見えた。
近づいてみると、葉の下に赤紫色の根があり、小さくころっとしたもの、人参みたいな細長いものなど形は様々で、ざっと100個弱くらいのビーツがどかっと山積みされていた。
全て家で消費できる数ではもちろんないが、他に引き取り手もないようで、思った以上の数を家へ持って帰ってきてしまった。
我が家でビーツといえば、ボルシチが定番。
今夜はボルシチと気分が高まるなか、土のついたビーツを水で洗い流すと、元より全然小さかったので、たくさん使えるなと内心喜んでいた。
成長不足ということであったが、皮を剥いてみると、きれいで元気な状態で期待がふくらむ。
昨夜の残りの鶏がらで白濁しているスープに、ビーツや、北杜市の紫ニンジン、紫大根、たまねぎなどいれていくと、一気に赤紫色に変わった。
圧倒的な野菜の生命力を感じた瞬間であった。
日々悪化する新型コロナの状況をニュースで耳にし、不安や悲しい気持ちになっているいま、この野菜に頑張れと言われている気がしてならなかったのだ。
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