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日本から最も近いヨーロッパ、ウラジオストクの冬旅~前編~

昨年の暮れに、日本から最も近いヨーロッパといわれるロシアのウラジオストクを3泊4日で訪れました。今回前編では、ウラジオストクの人気カフェや、シベリア鉄道の始発駅などをご紹介、後編では、中心街の様子や私に起こった悲しい出来事をお話します!

◆そもそも

冬休み直前に「海外旅行したい」、「おニューのPUMAのベンチコートを着たい」という衝動に駆られ、北の方の航空券を探していたところ見つかったのがここで、2017年よりビザ緩和で行きやすくなったそうで、穴場感にわくわくしていました。

◆旅行1日目

成田空港からわずか2時半ほどで到着。
夕方過ぎで、外に出るとマイナス10度で「い、いたい...」、雪国を即実感できました。

タクシーに乗り、ウラジオストク中心街にあるロッテホテルに向かいました。物静かな運転手さんでしたが、Googleでは1時間かかる距離を30分と物凄いスピードでとばしてくれました。

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ホテル受付の際、ロシア人の英語に、また彼らの書く数字に苦戦し、11階の部屋番号00~から一つずつルームキーを指して回るという、何ともあきれた行動をとりました(汗)
お部屋はとてもきれいで、ウラジオストクの街並みが一望でき、ぐっすりと眠れました。
(水回りもきれいで、シャンプーなどがMolton Brownだったことがポイント高い...!)

◆旅行2日目

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天気は曇り。気温はマイナス8度。
防寒対策は万全でロシア帽+ダウン素材のマフラー+ベンチコート+スノーブーツで挑んだので、怖いものはなかったです(笑)

・ロシア正教会

まず向かったのが、ホテルから10分ほど北上したところにあるロシア正教会"Cathedral of the Intercession"でした。
遠くからも目立つ黄色の外装でしたが、中に入ると、想像よりこじんまりとしていて、イタリアやフランスのカトリック教会とは異なり、内装もとてもシンプルでした。

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・カフェ

その後は、地元のカフェがたくさんあるということで、行きたいリストのカフェを探して歩くこと15分、線路沿いにキラキラした建物が見えました。

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ここは「Duet」というカフェで、クリスマスホリデーの時期だったので、ツリーとオーナメントが飾られていました。
中に入ると、とにかく可愛いこと可愛いこと。ティファニーのブルーボックスカフェを思わせる店内は、女子の心をくすぐられるものでいっぱいでした。

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英語のメニューをもらうと、カフェの他にフードもいろいろあり、「ビーフストロガノフ」という王道に加え、「ペリミニ」とよばれる水餃子や、その甘いバージョンの「ヴァレーニキ」などなど、気になるものばかり。
いろいろ店員さんに聞こうと思ったところ、英語が・・・伝わらない。

結局一番気になった「ヴァレーニキ」とホットワインを指さして注文しました。
(ここでようやく、米露の冷戦という歴史の影響に気づき、
またそもそも観光客があまり来ない街だということも実感。)

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ブルーのお皿に盛られたヴァレーニキは、いちじくのような見た目でした。水餃子にブルーベリーソースをつけて食べると、中にもブルーベリーが入っており、ベリー尽くしでしたが、甘さと酸味が絶妙でぺろっとものの5分でたいらげました。

・レストラン

小腹を満たしたところで街散策を始めたところ、運が良いのか、行きたかったレストランを発見。
「い、いま行ってしまうか?」と一瞬の迷いはあったものの、窓越しの可愛い店員さんのスマイルにつられて、もう足が動いていました。

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「Svoy」というレストラン。
行列店と聞いていましたが、店内には2、3組しかおらずラッキーと思う一方、この時期の観光客は珍しいんだなと気づかされました(笑)

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きちんとした風貌のレストランでしたが、値段は日本の2/3くらいで、海鮮系のメニューが多く、どれも魅力的でした。
迷った末、カニのレモンソースがけと、オイスターを2ピース頼みましたが、どちらも新鮮で美味しい!
きっと他の料理も美味しいんだろうなと思いつつ、お店をあとにしました。

・凍った海

午後2時ごろ。外は曇りで、気温マイナス5度。
なんだ、あたたかいじゃないと思うくらい「慣れ」とはすごいものだなと思っていたところ、目の前に白い景色が広がってきました。

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ん?これは? そう、海が凍っているのです。
上を歩けるくらい氷が厚かったので、奥の方まで行ってみたものの、先もまだ氷。
やっぱり寒いです、この街(笑)

・ウラジオストク駅

再び街散策をスタート。
ウラジオストク駅を目指して歩いてると、だんだん人や交通量が多くなり、ロシア人の笑い声が聞こえて、なんだか安心感をおぼえた瞬間でした。

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駅は港の横にあり、黄色の建物と「ウラジオストク」の文字が、まるでディズニーシーの一角のよう。

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駅の扉をあけると、暖かい待合室があり、大荷物で電車を待っている人たちでいっぱいでした。
そう、皆さんご存じ。ここは世界一長い鉄道である「シベリア鉄道」の始点の駅。終点モスクワ行きロシア横断旅の始まりです。

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外から眺めた鉄道の先には、かすかに港や金色の教会がみえます。
よし、あそこを目指して歩こう!と思ったところで前編は終わり。

・カフェがたくさん
・美味しい料理がたくさん
・地元の人は英語がなかなかわからない...
・異国情緒あふれ、北国を感じられる寒さ

後編は、少し残念な内容もありますが(笑)、ぜひご覧ください。

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