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DataSaberチャレンジ中に出会った好きなグラフ表現その3

こんにちは。yonです。
今年の3月からTableauの勉強をはじめて、DataSaberという資格に挑戦しています。DataSaberは90日間の期限付きで挑戦する資格です。
チャレンジ期間も終盤に差し掛かったということで、今まで習ったことを復習する意味でもブログにまとめたいと思います。
過去にもグラフ表現についての記事を書きましたが、まとめということで、今回はDataSaberチャレンジ中に出会った、好きなグラフ表現を書いていこうと思います。

最後は散布図

DataSaberの挑戦中に出会ったグラフ表現で好きだったものの最後は散布図です。
これは数値と数値の関係性を読み解くのに最適なグラフとされています。
数値と数値の関係性を例えば線グラフで見てみるとどの様になるでしょうか。

割引率と利益率の関係性を線グラフで表現してみると

例えば上記タイトルのような数値の関係性を一定の期間で見てみると以下のようになります。

このグラフを見るとなんとなくオレンジ色の割引率の線が高いと、青い線の利益率が低くなるというのが見て取れます。
しかし、時期によって割引率も変わるし、それによって利益率も変わります。よく見ると割引率が高いのに利益率が高く出ている時期もあります。
そしてそもそもこのデータを時系列で見る必要があるのか?という疑問も生じてきます。
このグラフを作成した目的にもよりますが、パッと見て何を伝えたいのかわかりにくいですよね。

散布図を使って表現してみると

上で見たような割引率と利益率の関係を散布図を使って表現すると以下のようなグラフになります。

このグラフの見方としては、割引率を横軸にプロットし縦軸に利益率をプロットしています。
散布図の見方は一般的に横軸が原因、縦軸が結果と言われています。
この表に置き換えると割引率が高ければ(原因)利益率が低くなる(結果)という形になります。
また、縦軸・横軸に線が引いているのは割引率・利益率それぞれの平均を示しています。

この表を見て、色々な解釈が出来ますが、先程の線グラフとの違いは、特に時系列で見ていないという点です。割引率と利益率の関係がいつ起こったかという形で分析することが出来ます。
例えば私ならこの散布図で注目するポイントは右上のエリアです。
このエリアは割引率が平均より高いのに、利益率も平均より高いエリアです。
普通だったら割引率が高いと、利益率は低くなる(右下エリア)になるのになんでだろう?と思いますよね。
その時に右上エリアにプロットされている点を押すと、以下の対象の期間が表示されます。

ここで選択した点は2014年の7月ということになります。
そうすると、この月に販売した商品やキャンペーンなどのマーケティング施策がどのようなものであったか確認すれば、割引率が高くても利益率を高くするヒントが得られるかも知れません。
いかがでしたでしょうか。散布図を使ったことある方も無い方も、グラフの使い方や役割を知ると、あれこれ試してみたくなりますよね。
私は個人的には色々なグラフ表現を見るのが好きなのですが、そちらに注目するあまり、最も重要なグラフで解決したい課題(Task)を疎かにしがちになりますので、自戒を込めて最後に書き留めておこうと思います。

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