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初めて漢方薬局に行ってみた話

体調不良が続くから
どうしたもんかと
色々と市販の薬を飲んだりした

けど治らないなと思い
わたしが住んでいる地域にある
漢方薬局がすごかったと
会社の先輩から教えてもらったことを
思い出した

なんでも見た目だけで
あなたはこんな状態で
こんな症状が出ていると
言い当てられたそうだ

本当にそんなことがあるのかと
かなり興味があった

そして漢方といえば
私にとって衝撃的な効果を
実感した思い出がある

妊娠中に切迫早産になり入院
点滴をうっていると
副作用で顔が痛くなり息もできない

そのとき飲んだのが漢方薬
いっきに痛みも苦しくもなくなった

看護師さんに漢方薬を渡されたとき
「漢方薬かよ」と思ったことを
謝りたいくらいよく効いた


漢方薬の方がもしかしたら合ってるのか
という思いとともに想像とは全く違う
普通の調剤薬局のような外観の
その漢方薬局に行ってみた

噂のすごい人はいなかったけど
普通にお店の方からの問診を受ける

どんな症状か
いつからそうなのか
どんなときにそうなるのか
こんなことはあるか
あんなことはあるか
舌の状態をみられたり
他に気になることはないか
色々なことを聞かれた

病院のように血液検査ができるわけでもなく
レントゲンを撮れるわけでもないから
お医者さんより詳しく事細かく聞かれる

終始やさしい話し方で
15分くらい色々お話をして
薬を決めてもらった

煮出して飲む漢方
出された薬は
家でよく使う薬湯の入浴剤みたい
色々な材料が袋の中に入っている

それと一緒に飴玉を渡された
甘さを出すためじゃないと何度も言われた
なんのためかも言われたけど覚えてない
茶色い黒糖飴みたいな飴
それを出来上がった薬に入れて溶かすらしい

家に帰ってさっそく煮出してみる
600mlの水と一緒に入れて
300mlになるまで煮詰める

これが大変だった
いつまでたっても水かさが減らない
とりあえず火にかけたまま放置して
たまに確認することにした

家族にはクサイクサイと言われ
換気扇も最大にして窓もあけて
やっとこさ出来上がった薬湯は
すごい色だった

『しゃばけ』シリーズの
若だんなはこれを飲んでいたのかと
同情するような色とかおり
濃い茶色と緑が混ざっていて
コーヒー牛乳くらい透明度はゼロ

でも味はふつうにおいしかった
少し甘みがあるし
スッとする感覚があって
薄荷でも入っているのかな
香りはシナモンの香りがすると
子どもが言っていた
でもそれだけじゃないくらい
色々な材料が袋に閉じ込められていた

効果はというと
次の日からちゃんと実感できた
体調は良くなってきている

食欲があまりなかったのに
おなかが減るようになった

効果はあったと思う
まだもう少し薬が残っているから
また煮出して飲もうと思っている

からだの不調に対して
効果を発揮できる色々な材料
それを煮出してのむ薬

正直こんなに効果を感じられるとは
思ってもみなかった

興味本位で行ってみた漢方薬局
なかなかできない貴重な体験だった

薬を煮出しているときも
クサイクサイと言いながら
お母さんは魔女になったのかと
真剣にきいてきた子どもも
なかなかできない体験だったと思う

一度は体験してみてほしいと思うくらい
楽しい体験だった

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