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京急線について

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京急600形の歴史

京急600形の歴史

(1) 京急600形の概要京急600形は、1994年から1500形の後継形式として運転を開始した通勤電車です。1500形と同様に、老朽化した旧1000形を置き換える為に登場しました。
600形の一番の特徴は、ツイングルシートと呼ばれる特殊なクロスシートを採用したことです。ツイングルシートは、朝や夕方の混雑時において、2人掛けの座席が1人掛けの座席に切り替えできるという座席です。この様な座席は、京急

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京急新1000形の歴史(2) ステンレス車(銀千)

京急新1000形の歴史(2) ステンレス車(銀千)

⑴ 京急新1000形(ステンレス車(銀千))の概要京急新1000形は2002年に登場した通勤電車ですが、2007年に製造された6次車からは、車体の材質をアルミからステンレスに変更しました。これに伴い、車体の外観が大きく変わりました。このステンレス車は、車体の塗装の仕方で銀千(通常塗装)、ラッピング車、全塗装車の3つに分類できます。今回は、銀千について説明していきます。
車内の座席に関しても、乗務員

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京急新1000形の歴史(1) アルミ車

京急新1000形の歴史(1) アルミ車

⑴ 新1000形(アルミ車)の概要新1000形は、2002年に登場した京急線の通勤電車です。アルミ車とステンレス車があります。今回は、アルミ車について説明していきます。
アルミ車は、4両編成と8両編成が製造されました。京急線の700形や旧1000形などを順次置き変えていきました。アルミ車は、新1000形でも初期に製造されたグループで、床下機器は海外製(シーメンス製)のものを採用するなど気合が入った

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京急1500形の歴史⑷ (アルミ車:1700番台)

京急1500形の歴史⑷ (アルミ車:1700番台)

⑴ 1500形1700番台の概要
京急1500形1700番台は、京急1500形でも最後の方で製造されたグループです。1990年~1993年に製造されました。当時は、小田急1000形や東急2000形などVVVFインバーター制御装置を搭載した車両が主流になっていました。京急電鉄も、この流れに乗り当時、製造されていた1500形にVVVFインバーター制御装置を採用することになりました。そこで登場したのが1

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京急1500形の歴史 ⑶(アルミ車:元1600番台車 1561F~1593F)

京急1500形の歴史 ⑶(アルミ車:元1600番台車 1561F~1593F)

⑴ 1500形アルミ車(元1600番台車)についての概要     

1600番台は、6両or8両編成で界磁チョッパ制御がされていたグループです。こちらも更新工事を経て、8両編成に関しては4両編成の1500番台アルミ車と組成を組み替えた上で6両編成でIGBT素子VVVFインバータ制御装置を搭載した車両に生まれ変わりました。6両編成に生まれ変わった際に、車両の番号を1600番台から1500番台に改番

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