きっと氷河期
こんにちは。yontageです。
ふと最近思ったことがあるので書いてみようと思います。
自分は高校生の頃から創作に興味があって、進路とかもそっちを選びました。
当時はプログラミングしたりイラストを描いたりとかしていました。
たとえばプログラミングならコツコツと仕様のドキュメントを読んだり、関連する分野の難しい本も買って読んだり、イラストも下手ながらいつかは上手くなるぞなんて思いながら描いてました。
それが20代の本当に前半の頃くらいまで続くんですが、丁度そのあたりで一度大きな挫折を経験してメンタル不調になりました。
この時は病院に行ったわけではないので診断は特になかったですが、社会に出て最初の職場で支障が出ました。
それは喋っている時に、頭の中から喋ろうとして思いついていた言葉が抜けてしまう失語症のような症状です。
この症状は典型的な抑鬱状態の人間に現れる症状なのですが、この症状に当時の職場で困りました。
また、対人恐怖症になってたのでコミュニケーションが重要な職種にもかかわらず、積極的なコミュニケーションもせず、思考もネガティブだったせいか言動もネガティブで、結果的に孤立して職場に馴染むことが上手くできず退職することになりました。
その後、ふと小説を書きたくなってしばらく頑張って小説を書いてました。
物語を書く行為は地味に大変なもので、頭の中に情景を思い描いてそれを自分で言葉に変換していく作業は、今思えばよく出来たななんて思います。
情景が浮かばなければ、空っぽなので無からなんとか雑巾を絞るようにうみだして、情景を表す言葉も類語辞典を使ってふさわしい言葉がないか、なんて戦いながら書いたりしました。
そのあとはとあるキャラクターコンテンツを制作していた企業でクリエイティブな仕事に携わることができて、世に自分が携わった作品を残すことも出来ました。
ぶっちゃけこれで終わってればよかったんですが、それから2年くらいして、再び創作熱が高まりました。それが本格的なDTMや音楽理論との出会いでした。
ただ、当時の私が一番応援してほしかった人から否定的な言葉をかけられてしまい、そんな些細なことですが、かなり苦しみました。(それは今も言霊のようにつきまとう)
消えかけた炎でしたが、でも創作からは離れられないみたいで、少しやっては暫く離れてを繰り返していました。
そして、今もそんな感じなんですが、振り返ってみると高校生の頃から20代前半の自分は毎日コツコツ成長しようと努力してたなって思うんですが、なんで今の自分はそれができないのかな?と思います。
社会人になって再びメンタル不調になってしまい診断もついたんですが、精神科の先生にカウンセリングしてもらった時に毎回言われたのが、「最近は何をしていますか?」という質問でした。
この質問に対して、本当に症状がひどかったころは「寝て起きて、食べて、なにもしませんでした」と答えることが多かったです。
そんな時期と比べて、回復してくるとYoutubeの動画をみたりする時間が増えました。
一方で当時の業務はプログラマーだったのですが、それに関わることを休養中は一切しませんでした。
それを先生曰く「Youtubeは受動的だけど、プログラミングは生み出す作業だから、それが出来ないのはまだ完全には治ってない」ということを言ってました。
たしかになぁと思いました。
で、それから数年経ちましたが、今もゲームやYoutubeを見る時間は多いのに、DTMをする時間は1時間未満だったりします。仕事でプログラミングやってるのでそこで疲弊してる可能性もありますが、なんでもっと昔みたいに長く出来ないのかな?とか思います。
イラストも昔は下手なら上手くなれるように描けばいいなんて思ったんですが、iPad買ったのでちょっと描いてみたんですが、なんか全然ダメでもういいかな……なんて思いました。
ダメなら練習した過去の自分と、そういう風にならない今の自分がどうしようもなくて、ここに吐き出した次第です。
思うのは情熱がなければ何も生み出せないし、どこにも行くことできないと思います。
昔、小説のアイデアを書いた時に花をモチーフにした魔法少女モノの設定で情熱を失ったヒロインが闇に呑まれて悪い魔法少女になってしまい、仲間と戦うことになるというプロットを用意したことがありました。
だから、情熱とか熱意がきっと、足らんのだろうなーなんて思います。
でもそれってどこから来るのかな?なんて、もうないものねだりなんでしょうけど。
それでもまだ創作にしがみつこうとしてるのがなんとも言えない気持ちになります。
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