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JAHもBUDDHAも取り込んだ、魅惑のタイレゲエ5選!!【プレイリストあり】

タイのレゲエ聴いたことありますか?

レゲエといえばカリブの熱帯、ジャマイカ発祥の音楽ですが、同じ南国のタイとはとても相性がいいんですね

ということで、この記事では良質なタイ産レゲエを、みなさんと共有していきたいなと思います

JAHもBUDDHAも取り込んだ魅惑のアジアンレゲエの世界へようこそ!!

※この記事はこの動画の補足的な記事です。

T-BONE

1982年結成、キャリア40年弱になる大ベテラン。
当初はクラブやバーなどでボブマーリーのカバーなどを演奏していたようですが、1992年タイのレーベルMuzerと契約を結び、1stアルバム"Thon Hen Tong Fah Nun Mai?"をリリース。
タイに レゲエ/スカ を根付かせた立役者的なバンドだと言われています。

レゲエだけでなくスカの曲も非常に多くて、暖かくなってくる春夏の散歩に聴きたいですね。

個人的には、フロントマンGa-piさんという方のソロも好きでして、タイのレゲエダブマスターとして知られています。
自身のyoutubeチャンネル"JAH DUB STIDO"では、ダブセッションを披露してくれているのですが、タイの民族楽器のケーンというマウスオルガンを使ったセッションなど
非常に斬新で新鮮です。

ジャマイカの伝説的レゲエアーティストAugustus Pablo(オーガスタス・パブロ)が、レゲエにピアニカを持ち込んだ感じに近い雰囲気があるのですが
ピアニカとケーンの音色が似ていることもありケーンとレゲエは相性がいいなと感じました。

ちなみに日本を代表するレゲエアーティストで、焼津市出身のPAPA U-GEEさんいわく今までのレゲエ人生で出会ったアーティストで、一番のレゲエアーティストがGa-piさんだそうです。
僕は隣の静岡市出身なんですが、同じ静岡県民のPAPA U-GEEさんがそう言うなら間違いないと思います。

というか間違いなのでぜひ聴いてみてください!

Kai jo Brothers

レゲエ + ヒップホップ のようなバンドです。

ぜひReggae passionというアルバムをオススメします。
アルバムの前半はわりとレゲエロック感が強くSUBLIMEだったりSlightly Stoopid あたりの西海岸系レゲエロックが好きな方に特におすすめです
僕は20代前半くらいの時にレゲエロックにどハマりしていて、今でも大好きなんですが、タイにもそうゆう西海岸系のレゲエロックをやるバンドいるのかなと思っていたら、Kai jo brothersが、まさにそんな感じで興奮しました。

後半はレゲエ+歌謡曲のようなテイストの曲もあり
Reggae passionはアルバム全体を通して幅広い曲調で、最後まで飽きずに楽しませてくれる作品です。

SRIRAJAH ROCKERS

タイ国内で若者の支持が一番厚いと言われているバンドです。
日本のアーティストとも関わりが深いようなので、
もしかしたら日本での知名度もそこそこ高いかもしれません。

なにより僕がタイのレゲエに興味を持ち、最初に知ったタイのレゲエバンドでした。
もう率直に

むちゃくちゃかっこいいです!

ボーカルのWinさんの歌声が真っ直ぐでぐっと胸に響くんですよね。飾らないカッコよさみたいな魅力があり、近所にいるかっこいいお兄ちゃんたちがやってるバンド。ストリートのヒーロー!そんな感じです。

ミックスエンジニアはOKI DUB AINU BANDなどで活躍する、日本のダブマスター内田直之氏。
もう内田直之氏が参加しているというだけでワクワクしてしまいます

音源も超かっこいいんですがライブバンドとして定評があり、感情を剥き出しにし歌うWinさんの姿は画面越しでも心を揺さぶられます。


バンコクから車で一時間半くらいのところにある
シラチャという工業都市の出身らしいのですが、最初に紹介したT-BONEのGa-piさんもシラチャ在住で
交流があるみたいです、タイレゲエの聖地シラチャなのでしょうか?
ぜひ行ってみたいですね!

ROOTSMAN CREATION

Sax兼フロントマンのNat Losinkhamさんの甘い歌声にバックのワンドロップ強靭なグルーヴで、またたく間に違う世界へといざなわれますw

ぼくは世界中、各言語ごとに個性があると思っているのですが、タイポップスにどハマりした理由のひとつが、やさしくて甘くて、どこか可愛らしい、タイの言語感覚に魅了されたからなんですね。
そんなタイ語のやさしい部分を引き出してくれる
フロントマンのNat Losinkhamさんの甘い歌声とレゲエ/ダブが出会うことで、ある種、桃源郷のような陶酔感のある世界を見せてくれます。

プロデュースするのはこれまたタイレゲエのオリジネーター
T-BONEのGa-pi氏

また最強タッグかよ...(幸 /// )

2019年には日本のラヴァーズロックシンガー
asuka andoさんとGa-piさんが
"Wait Till Dawn"という楽曲をコラボで制作。
Nat Losinkhamさんと、パーカッションのArtchawin Sinsa-artさんが参加。
最高に気持ちよくなれる一曲です。

ISANJAH

このISANJAHはTURNという音楽やポップカルチャーを発信するウェブメディアのアジアの音楽シーンに関するインタビュー記事のなかで
Stillitimiya / OMK のYoung-Gさんがオススメしていて知ったのですが
名前から推測するにタイの東北部イサーン地方のレゲエバンドだと思います
彼らに関しては日本語での情報が少ないので詳しく知っている方がいたら、
ぜひコメント欄などで教えてほしいです。

http://turntokyo.com/features/juu-young-g-2/

ここまで紹介した4組とも違い、どこか懐かしいメロディが印象的です。
近年、いい意味での"いなたさ"のようなものが取り上げられることが
多いように感じますが、ISANJAHもまさに"いなたさ"を感じさせてくれる
サウンドがとても新鮮です。

日本でも地方の魅力が見直されているように
タイでも同じようにイサーン地方など、
田舎の魅力にスポットライトがあたっていると聞きます。

タイの田舎イサーンでレゲエをやることの意味を体現してくれているような気がします。

余談ですがボーカルの方の顔がMONGOL800の元ギタリスト 儀間崇さんに似ていたので一瞬、儀間さんかと思いました。
(儀間さんは現在THE BARCOXという沖縄のエッセンスを取り入れた
めちゃくちゃかっこいいオーセンティックスカバンドで活躍されています。余談でしたw)


まとめ

タイのレゲエいかがだったでしょうか?
この記事で紹介しきれていないタイのレゲエはまだありますが、また改めて紹介できればと思います。

もっと良質な東南アジアの音楽をディグりたいので
レゲエに限らずコメント欄などでオススメの音楽教えていただければ嬉しいです!

最後まで見てくれたあなたに聴いてほしいプレイリスト

最後までご覧いただきありがとうございました!

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