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ことば選びでうごきが変わる

Yononakaは、参加者同士それぞれの思いを、自分のことばで伝え合う時間です。そのなかで、豊かな表現を持つことは大切だと、日々感じています。
本を読んでいて、「いい表現だなぁ」と思わずメモした言葉があります。

走る時に「足がみぞおちから生えているように」と言うと、多くの人の走りはより柔軟に大きくなります。

為末大 今井むつみ「ことば、身体、学び」

これは、足を大きく動かすことを伝える時に使う言葉で、陸上の世界ではよく使われる表現だそうです。電車に座って読んでいましたが、思わず立ち上がってしまい、足を大きく動かしてみよう!という気持ちになりました。

動きは連続的でつながるがある、と言われています。だから、動かしたい場所(やりたいこと)と、動かそうとする場所(意識すること)が同じとは限らないそうで、一人ひとりにフィットすることばも違ってきます。
コーチとして活動されている為末さんは、伝えるだけでなく、選手が実際に動きを変えるような言葉がけをされており、豊かな表現をされています。
他にも、「バタバタ走るな」を「空き缶をつぶすように地面を踏みなさい」と表現したり、「きびきび動け」を「熱いフライパンの上を走るぞ」と表現されており、思わず身体を動かしてみたくなります。興味があればぜひ読んでみてください。

「誰かに伝える」ではなく「相手に伝わる」ためにことばを使う。
そのためには、相手がイメージできるような言葉選びが大切で、必ずしも細かく正確に描写するのがいいとは限りません。広告などコミュニケーション的な言語を仕事で扱う人たちは、正確さよりもインパクトのある言葉選びを特に重視されます。

日本を、1枚で。

「Suica」のキャッチコピー

日々忙しくされている方は多いと思います。じっくりと本を読んだり、話を聞いたりする時間をいつも取れるとは限りません。そんなときは、短い言葉でスパッと伝えることが必要になってきます。Yononakaでは、短い時間で考えをまとめ、それを他者に伝えるワークを行うので、要約と伝達のトレーニングにもなると思っています。

また、言葉を豊かにするには、さまざまなジャンルのことばをストックすることが大切。いろんなジャンルの本や映画に触れることや、さまざまな人々との会話も、私たちの言葉の引き出しを増やすのに役立ちます。

私自身も、いろいろな言葉に触れ、相手に伝わる言葉をもっと生み出したいと思っています。また、言葉が豊かになることで、なにか考えるときの自分にかける言葉も豊かになるとも思っております。
みなさんのなかでも、「この表現分かりやすかったなぁ」とか「この言葉面白かったなぁ」というものがありましたらコメントで共有していただけると嬉しいです。引き続きよろしくお願いします。

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