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町山智浩のコラムが面白かった話

恒例の休日ブックオフ巡りで町山智浩の「トランプがローリングストーンズでやってきた」という本を購入。アメリカ在住の著者がアメリカ文化を解説付きで伝えてくれる本なのだけど、とにかく事実の解説にのみに終始しているおかげで、生々しいアメリカの姿が読んでとれる。

とにかくニュースなどの断片的情報から観念的になっていた「アメリカ像」が血肉が通った形で分かってよかった。

考えてみると一昔(二昔・三昔くらいになるか?)前の自分が高校生くらいのときに「ポール・ボネ」と言うフランス人作家による日本の姿を描いたエッセイがあった。

知っている人は知っていると思うが、この「ポール・ボネ」は(自称フランス人)で実際には日本人の藤島泰輔という作家さんだったのだけれど。

今はツイッターやインスタグラム、そしてもちろんテレビなどで日本各地の情報が流れる。でも、マクロな日本の姿が浮かび上がるものの、俯瞰して日本を見渡せる物はあるだろうか? 

カニエウエスト並みのアッパーな発言が取り沙汰される著名人はいる?

住んでいるのに日本がうまく見えない。

そんなことに気付かせてくれた一冊だった。

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