思い付きをツラツラと。

最近思うことがる。

「俺も歳を取ったなぁ…」

と。

まだなんとか30代だが、体の衰えを感じてきた。

『定年退職したら、オートバイで日本一周するのも良いな』

なんて社会に出た時には思っていたが、

『こういうの50歳になる前にやっておかないと出来なくなってしまうかもしれん…』

なんていう考えになってきた。

体の衰えもそうだが、俺が幼かった頃と今とでは状況が違うというのもある。

≪60歳になったら、仕事を終えて、年金を貰って第二の人生がスタートだ≫

っていうガキの頃の俺のイメージとは変わって、

今は再雇用が当たり前。俺が60歳になるころには

"70歳定年制"が導入されているかもしれない…。

年金も怪しい。

そして、社会に出てみると

50代になると、少ないけれど、驚きはしない割合で、

この世を去っていく方が居るということに気付く。

『定年退職したら…』なんて言ってたら、

下手するとその"定年"する日は来ないかもしれん…。いやマジで。

まして物価も上がってるし、若い人が減っているこの日本。

無事定年退職の日を迎えられたとしても、

金・時間・健康・知力・体力、ちゃんと全部残ってるかどうか怪しいぞ。。

そんな風に思えてきた。


そういえば『オートバイで日本一周』の夢を描いたのはいつだったっけ。

確か、初めて原付を手に入れた18歳の頃だったかな。

買った原付は、中古で3、4万円ぐらいだったと思う。

今じゃ考えられない価格だ。

むしろ、貧乏学生だったから買ったという面もある。

『電車賃考えたら、1年ぐらいで元が取れてしまうな』

という感じだった。

手に入れたのは2ストロークエンジンの原付。

2006年の排ガス規制強化によって、今ではほぼ絶滅してしまったが、

当時は普通に販売された時代だ。

それまで乗ってたチャリンコと違い、スピードが出る。

「今まで電車でしか行けなかったところに行けるぞ」

「電車もバスも無くて行けなかったところにも行けるぞ」

うん、

「これで、日本一周するのも楽しそうだな」

「お金を貯めて、ホテルに泊まりながら、日本一周。楽しそうだ」

なんて思ったのだ。

結局貧乏学生時代は、バイトに明け暮れてしまい、

その夢は叶えられず、社会に出てからに持ち越しにしたが、

今考えると、『大学時代にやっておけばよかったか』と、ちょっと思う。

(まぁ、当時それをやろうとしたら、

 「新しいバイトさんが来るのは4月ごろになるから、3月末まで

 働いて貰わないと困るんだ」というお世話になったバイト先の方の

 頼みを蹴らねばならなかったのと、やっぱり貧乏学生だったこともあって、

 『バイトは続けておかないと、そんなに余裕なからな…。スーツとか必要になるし…』

 という状況や考えでもあったので、あの卒業間近の頃に戻ってもダメで

 やるなら前もって計画しておかないと駄目だっただろう。

 少なくとも、当時の俺は、『ま、社会人になれば今よりずっとお金が貯まるだろう』なんて

 のんきに考えてたものだ…。…そっから先のお金の話は長くなるので割愛するが。)


社会に出たら、忙しかった。

それと同時に、出張が多かった。

仕事柄、最初にやった仕事は、人が住んでいるところには仕事があるような業種だったので、

北は北海道から、南は沖縄まで色々行った。山奥や離島にも行った。

むしろ観光地に行くことは少なく、『仕事じゃないと絶対来ないだろうな』というような街に多数行った。(いわゆる普通の住宅街みたいな街が多かった。)

飛行機だ、新幹線だ、寝台特急だ、高速バスだ、レンタカーだ、フェリーだ。色々乗った。

(そういや最近寝台特急はほぼ無くなってしまったな、、、。)

でも、そうやって色々仕事で日本中を回ってしまったので、

ちょっとモチベーションが下がったというのはある。

行ったことある(知ってる)場所が増えてしまったからだ。

定年になった時のモチベーション次第では、

「もう大体の場所行ったことあるし」っていう気持ちになっていて、

気力に勝ってしまう可能性すらある。


なんか、プロットを組まずに書いているので、

いろいろ話がずれてきてしまったのであるが、

『やれるときにやっておいた方がいいな』

ということは、つくづく思う。


(あ、オートバイで日本一周する話だったか。

 さーてどうすっかな。。。)


まぁ、纏まらないけど、この辺で。

[2022年2月8日記]