年の瀬ニューロマンサー

しみったれたお前の部屋

回線はまだ生きてるか

未払いの年末で

天井の染みを数えてるか

なら　一応誘うぜサイバーパーティー

安心しな　ニコニコじゃないんだ

チケットなんて取りゃしないさ

それに　お前はニューロマンサー

アンダーグラウンドな所だが

文字でハックだ顔を近づけな

テキスト

クラックからシャウト

彷徨ってばかりの

ネットの奥底

重低音

地下室の会場

手にしてる

プラコップの中

誰かが漏らした

アドレナリンか何か

困惑と疑惑

甲高いサイレン

暗闇でお前の手を掴んで

踊るユーザーの群れに突っ込んだ

見ろ　あいつがDJだ

ビートで軋む頭蓋の音は

SKRILLEXばりのテクだが

普段はツイッターに愚痴ってんだ

繰り返すフラッシュとブラック

イカしたＶＪの絵でトランス

だが　あいつは確かピクシブで

毎日鬱絵を垂れ流してる

そういや僕を見てるやつがいる

そいつは今年disった奴だ

けど　見ろよあのダンスを

踊らない奴よりましだろ？

そうさ　踊りなお前のステップで

躁でも鬱でも構わないさ

心の底

アンダーグラウンド

響くビートは極上だろ？

アンセムだったらもう鳴ってる

しかめっ面ハックして仕掛ける

「クレイジー」

ならもう聞き飽きた

だから今度はお前の番だ

そうさ　踊りなお前のセンスで

躁でも鬱でも構わないさ

踊らされてんのか

踊ってんのか

関係ない位ハイに

straight outta 閉鎖病棟

それでも届くだろテキスト

押さえつけられ腕に刺された

世界の終わりの注射針

そいつを引き抜く痛みの言葉で

ましな自由を手に入れるんだ！

そうさ　叫びなお前のリズムで！

躁でも鬱でも構わないさ！

染みの跡

数えた天井

突き抜けて　真っ暗な空へ！