エリートにターゲットを据えると肩こりが治る。

世の中には色々なエリートがいる。まぁ僕の周りにはまーったくそんな人間が居ない。そもそもエリートのエの字もつかないというか、そもそもエリートってどんな生き物だよっていう感じだった。

そんな僕がエリート様と出会ったのは高校を卒業して、仕事のために遥々上京した時だ。

相手は親戚のおじさん。東大卒の超有名製薬会社の幹部。家も超立派。なんでこんな親戚が居たのか不明な位だ。


そんなおじさんは、僕のなりたい仕事を聞いた途端即座にこう言った。

「そんな仕事ろくなものじゃない、やめろ」

このときは、正直おじさん何言ってるんだ???と思い、まぁ首をかしげながらも「はぁ・・・」だったのだが、このあとおじさんは僕の夢の全力否定が始まった。一体なんでそんなことをするのか、正直チンプンカンプンだったのだが、その後しばらく経ったあと、これが非常に僕を苛立たせる原因となった。


つまるところ、エリート様から見れば、底辺職ということ位の価値観しかないのは分かるが、なぜまぁあそこまで全力で人の好みやら夢やら否定できるのか?

まぁそれがエリートという生き物。競争社会でもまれた人間は、基本的に自分より下のやつらをあざ笑うことで自尊心を保ってる。

でまぁ、仕事をはじめてしばらくのあいだ、辛いことがあったらこのおじさんの言葉を思い出していた。そうすることで、無理やり自分を奮い立たせていたんだ。

ちなみに、エリートが他人のことをとやかく言えるのはエリートの特権という意見を今日聞いてこれを思い出した。

わるいが特権だとしてもまぁ腹が立つんだ、僕の場合、昔のあのおじさんを思い出すからね。

エリートはエリート、僕より上の存在。

けど、生まれも育ちも悪い僕が、そいつらを狙って悪いことはないだろ?

それにこれは弱者の意見だ。そうだろエリート様。下から上へが僕のやり方だ。噛みつかれたってただの犬だ。そう気にすんなよ。まぁ、お前んちのゴールデンレトリバーじゃなくて、そのあたりの野良犬だ。だから先に謝っておくよ。予防接種をしてないんだ。変な菌がうつったらすぐに病院に行ってくれ。

それに目標をセットする時、これをいれるとさらに照準が狭まる。そうすると昔の癖で、自然と燃えてくる。そいう自家発電の癖がすっかりついてる。

おかげで今はすこぶる調子が良くて、明日に回すはずだった書類仕事は全部終わったし、これだけ仕事をしても血行が良くなって肩こりすら感じない。

まぁそういうわけで、ターゲットは定めるものだ。しかも相手は強い方が良い。コンプレックスも結局は使うもの。トラウマも、過去の傷も。自分のために有効活用しないとな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?