サバイブ

人生はサバイブだなんて

今じゃ誰も信じない

生活保護に障害年金

落ちても底にはネットがあるから

サバイバルなんて嘘なんだって

けど僕はそれを信じてない

落ちた先にネットなんか無くて

僕専用の輪が待ってる

給食の食パンに手を伸ばす前に

僕のパンは無くなって

腹を空かして愛を求めても

投げつけられるバケツの水

濡れて帰った帰り道

木の枝で揺れる輪を見たんだ

そんな世界に生きてりゃ

人生がサバイバルだって誰にでも分かる

誰も救っちゃくれないんだ

だって、世界は僕もお前も大っ嫌いだ

サバイブだ

騙されて裏切られても

前に進むしかなかった

頭の中に住んでる怪物が

僕に戦いを教えたんだ

サバイブだ

「世界と自分のすべてを愛せ」とか

くだらないフェイクならよせよ

シャカみたいに横になってりゃ

蹴り飛ばされる所に居るんだ

サバイブだ

「世界は変わらない」なんて

大人ぶった言葉が大っ嫌いなのは

気を抜いたら瞼の裏で

首吊の輪がまだ揺れてるからだ

サバイブだ

「この世界がまだ続く」って？

冗談はよしてくれよ

世界とヤらなきゃならないんだ

でなきゃ僕か誰かが死ぬんだ！

サバイブだ！

「絶望を愛せ」なんてふざけるな！

やつらは甘い蜜で殺しに来るんだ！

お前の可愛いペットってやつに

食い殺された奴なら五万と見たんだ！

サバイブだ！

「自己嫌悪」で首を吊るなら

カラシニコフを取ったほうがマシだ！

言葉のマシンガンをぶっ放して

木陰の首輪を撃ち抜ぬくんだ！

死に急ぐ奴をぶん殴らなきゃ

救えない事の方が多ったから！

サバイブだ！

「世界は変わる」も大嫌いだ！

世界を変えるのは僕だ！

諦めた顔ばかりの

光の無い場所で覚えた言葉は

「見ろ！僕が光だ！」なんだ！

サバイブだ！

こいつはイカレたやつの仕事だ！

イカレた僕の言葉だ！

けど「クレイジー」ならもう聞き飽きた

だから今度はお前の番だ！