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今年のヒーロー免許更新は過去最高難易度だったのでは?

先日、ヒーロー免許の更新に行きました。

もうかれこれ7.8年?俺はヒーローやってるんだけど、更新はこれで2回目。特に違反もなかったから講習は無く実技のみ。

当日はヒーロー仲間のりちゅとゆちゅ、それと今年初受験のひろきのファーマンセルで挑んだ。




会場に着くと、桐内さんがいた。

「お、きたな悪ガキども!笑 今年の更新でゴールドだな!頑張れよ!」

桐内さんは俺たちがまだヒーローの卵だった頃に大変お世話になった先輩ヒーロー。今は勇退されて新人ヒーローの育成に力を入れられている。

(って、そんな話みんな知ってるか笑笑)



今年の更新参加者はざっと300名程。

ふーん。なかじまも来てるんだ。あいつにはデカイ借りがある。

お?あれはゴンザレス!

相変わらずすごいパワーだ。しかも今年はスピードにも磨きをかけている。

皆、腕を上げているなぁ。



周りに感心しているとついに我々の順番が回ってくる。

「チームふにふらの皆さん、まずはスピードテストルームに入場してください。」


アナウンスの通り、俺たちはスピードテスト会場の個室に通された。見慣れた景色、壁には無数のボタンと悍しい血の跡。何人の新人ヒーローの夢がここで潰えたのだろう。そんな事をここにくると考えさせられる。

「それでは、スピードテストを開始致します。」

その瞬間、部屋には地球の500倍の重力がかかる。

ふっ。最初はこの重力にびっくりして立っているのがやっとだったっけな。

案の定新人のひろきは尻餅をついて泣いている。

それも仕方ない。この重力の中、壁についたボタンが光ると押さなければならないのだ。立ってられないものがこれをクリアできるわけがない。

「ひろきくん」

りちゅが言う


「見ることもまた、戦いだ。」

そう言うと、500Gの中をまるでもろともせずりちゅが飛び回る。

「あっ!りっちゃんあたしのも取っておいてよ〜」

それにゆちゅも続く。

全く、この2人の力には恐れ入る。

これでまだ能力を使っていないというのだから、末恐ろしい女達である。


ものの数十秒でスピードテストをクリアし、次のテストへ。

次のテストはカンサツトレーニング。

そこで俺たちはありえない光景を目の当たりにする。



「遅かったじゃないか。けちゅ。」

「お、お前は!!!」



次回、ひろき死す。無念の免許剥奪!?


ぜってー見てくれサービスぅ!!