「完璧な作品」であることを求められてきたあなたへ
ヨンです。
恋愛コーチングプログラム「リベラティオ」のコーチをしています。
この記事では、”「完璧な作品」であることを求められてきたあなたへ”というテーマでお話します。
以下のような方には、是非読んでいただきたいです。
今回のnoteは、刺さる人にはマジで死ぬほど刺さると思います。
うちは家庭環境は健全だ!っていう人も是非、読んでみて下さい。
「いい家庭」に生まれ育った人に限って女性関係がうまくいかない理由
うちの講習には、様々なバックグラウンドを持った方が受けに来ます。
基本的には、どんな人でも、カリキュラムをきちんとこなしてもらえれば、成果は出ます。
しかしながら、一定数それだけで女性関係が改善されない方がいました。
しかも、そういう人に限って
高学歴
家族仲は悪くない
どちらかと言えば裕福
友達もそこそこいる
仕事ができる
経歴が立派(大手企業、医師など)
いわゆる「エリート」
一見、きちんと取り組めば、すぐに結果が出そうに見えます。
しかし、
女性と長期的関係が築けない
自己肯定感の低い女性しか落とせない
自分を持っている女性(特にアラサー)に勝てない
得てしてこういった傾向があります。
原因はなぜか?
それは、”親から「完璧な作品」であることを求められて育ったから”です。
親から世間体・理想、「こうあるべきだ」を強く押し付けられて育てられると、「自己愛性パーソナリティ障害」や「回避依存症」になりがちです。
所謂、「完璧主義者」が出来上がってしまいます。
■自己愛性パーソナリティ障害とは
まず簡単な説明を。
自己愛性パーソナリティ障害の人は、「ありのままの自分」を受け入れられず、”現実の自分”と”理想の自分”の乖離に苦しみます。
”理想”に近づくために努力する優秀な人が多いのですが、同時に過度に他人からの称賛を求めます。
人間関係では、他人のことを「上か下か」で判断する癖があり、対等な人間関係を築くことが苦手です。
女性関係では、支配・コントロール欲求が強く、モラハラやDVという手段を持って、それを達成しようとする傾向があります。
↓参考ツイート↓
■回避依存症とは
こちらも簡単な説明を。
回避依存症の人は、他人から嫌われることを過度に恐れる傾向にあり、他人と親密な関係を築けずに苦しみます。
人間関係を0か100で捉え、他人との適切な距離を築くのが苦手です。
ほとんどの人を遠ざける一方で、恋人や、身内と判断した人間には依存します。
本音で話すことが苦手な一方、他人から深入りされないための会話スキルは向上しがちなため、世間話などの雑談を得意とする人も多いです。
そのため、仕事上などで必要とされるコミュニケーションでは問題は生じず、抱えている孤独感が他人から理解されづらい傾向にあります。
↓参考ツイート↓
たとえば、青少年期に、
テストで100点を取れなかったら叱られる
「国立大学以外は大学ではない」が口癖である
医者や弁護士など、エリートな職業しか認められない
このような両親の家庭環境で育ったとします。
すると、
自分はこうでなければいけない
今の自分が認められない
こんな価値観が「無意識」かつ「強烈」に植え付けられます。
すると、対人関係においても
本音で語り合える友達ができない
恋人に対して嘘をついて付き合う
人間関係リセット型になりがち(※)
損得勘定を抜きに付き合える仲間ができない
このような傾向で人と接しがちになります。
女性関係で見れば、その場では嘘をついてでも自分をよく見せられるので、それなりに抱くことはできます。
しかし、自己肯定感の低い女性しか抱くことができず、長続きもしません。
”自己肯定感高めの女性”や、”自分の考えがしっかりした女性”には、太刀打ちできません。
こういう女性は、見え透いた嘘やマウントなど、すぐに気づきます。
そして、”本当の自分で勝負できない、弱い男”の認定を食らいます。
なので、こういった属性の女性を口説くことができません。
加えて、ワンナイトはできても、「長期的関係」を築けません。
自分を良く見せようと、偽りの自分を演じてしまいます。
ですので、何回か会っているうちにボロが出て、相手から幻滅されがちです。
これらのことがまた、
「自己肯定感の低い女性」にしか、勝てない自分を認められない
女性と「長期的関係」が築けない自分を認められない
といった思考となり、自分で自分を攻撃してさらに自己嫌悪に陥ってしまいます。
そうしてより、「自分の弱みを他人に悟られまい」と、偽りの自分を演じてしまうようになります。
まさに悪循環・・・
しかも、これらに該当する人が育った家庭は、外からは円満に見えます。
本人も特に親を恨んでいるワケではない。
本人がそれを問題だと自覚していない。
自覚できないので解決にも至らない。
だからこそ、厄介なんです!!
この問題は、どれだけアポや出撃をこなしても、それだけでは解決しません。
ですので、違ったアプローチを取る必要があります。
親の呪縛から逃れ、自分の人生を歩む唯一の方法
ここでは、「親の呪縛から逃れ、自分の人生を歩む唯一の方法」についてお話します。
これを実践いただくことで、
女性と長期的関係を築ける
本音を言える友達ができる
人間関係リセット型の人生から解放される
ことができます。
その結果、”自分らしく、幸福度の高い人生”を歩むことにつながります。
何人もの女性を抱いてきたのに、幸福度が上がった気がしない・・・
そうであるならば、ここで説明することを試してみてください。
それでは、具体的な方法について説明します。
解決策はいたってシンプルです。
それは・・・
親(もしくは本音を言えてない親しい人)に、自分の本音を伝えてください。
「嘘」や「隠し事」があるなら、それも含めてすべて伝えてください。
これを聞いて、「はぁ?」と思われる方もいるかもしれません。
「完璧主義」で「エリート街道」を歩んできた人にとっては、到底受け入れ難いことかも知れません。
でも、何人もの受講生に取り組んでいただいた中で、これが一番の特効薬でした。
親しい人に本当のことを伝えれば、肩の荷がスッと下りて、気持ちが変わります。
「今の自分でいいんだ」
「自分が思うように生きていいんだ」
この感覚がストンと落ちてくれば、女性関係含め、人間関係全般の改善につながります。
とは言っても、今まで親の言いつけを守り、期待に応えようとしてきた人にとっては、
「家族仲が悪くなったらどうしよう」
「親から縁を切られたらどうしよう」
そんな恐怖を抱くことでしょう。
もちろん、本当のことを打ち明けたとて、100%相手から理解を得られる保証はありません。
それでも、現状を変えたければ、是非とも勇気を振り絞って取り組んでいただきたいです。
次章では、うちの受講生の事例を紹介します。
あなたの背中を後押しすることできればと思います。
受講生の事例
ここでは、受講生が実際に「嘘」や「隠し事」を両親に打ち明けた事例を紹介します。
変なバイアスがかからないよう、補足説明は最低限とし、実際のやり取りのLINEだけ掲載します。
事例①:Aさん、20代後半、医師
Aさんは、フリーランスの医師をしています。
でも、両親に対しては、地元で名門の病院に勤めているとずっと嘘をついてました。
ですので、今回嘘をついていたことを、両親に打ち明けていただきました。
まずは、Aさんの両親のバックグラウンドです。
こちらは、Aさんが実際に母親に嘘を打ち明ける時に送ったメッセージです。
こちらは、LINEを母親に送った直後のAさんの心境です。
続いて、母親からの返信です。
母親から返信が来た後の、Aさんの心境・考えの変化です。
こちらは、講師陣に宛てていただいた感想となります。
事例②:Bさん、20代中盤、会社員
続いて、Bさんの事例です。
Bさんは、「歯科矯正費用のため」と言って、両親から借金をしておりました。
しかし、それは嘘でした。
本当は、そのお金は、”かつて不倫相手だった女性の慰謝料を肩代わりするため”に使われていました。
このことを、母親に打ち明けてもらうことになりました。
こちらは、母親に嘘を打ち明けたときに送ったメッセージです。
こちらは、母親からの返信です。
以上です。
いかがだったでしょうか?
これ以上、多くを語るつもりはありません。
あなたの決断の一助になればと思います。
最後に
今回は、”親から「完璧な作品」であることを求められてきたあなたへ”についてお話しました。
親の価値観とは、「無意識」かつ、「強烈」に植え付けられるものです。
それがたとえ、幼少期や青少年期のものであったとしても、大人になっても根深く呪いの如く居座り続けます。
そしてこれが、「こうあるべきだ」という価値観を形成してしまい、あなたの人生をがんじがらめにします。
結果、生き辛さを感じながら生きることとなります。
しかも、”両親の「あるべき」に従って生きている”なんて、自分で気づけないことも多々あります。
「他人に対して、自分を良く見せようと取り繕ってしまっているな」
「時には嘘や隠し事も使っているな」
「何となく、強迫観念に追われて生きているな」
そう感じるのであれば、今回お話した内容を、疑ってみてください。
まずは、問題を認知することから始めましょう。
また、気を付けていただきたいのは、”本音で話す”というのは、”必ずしもうまくいくとは限らない”、ということです。
これはあくまで、まだ関係性の浅い恋人に打ち明けた例です。
長年付き合っていて、関係性が深ければ、また違った反応だったかも知れませんが・・・。
しかし、相手の状態によっては、受け入れられない可能性だってあります。
本音を打ち明けたところで、
「うまくいかなかったらどうしよう」
「このまま決裂してしまったらどうしよう」
おそらく、そんな風に思われる方がほとんどでしょう。
でも、今の生き辛さを変えたければ、やった方がいいです。
やってみないことには、始まりません。
そうは言っても、
「大切な人と、長年築き上げて来た関係が、一瞬で崩れ去るのではないか?」
本当に恐怖でしかありません。
打ち明ける瞬間。
それはそれは、胸が引き裂けるような思いでしょう。
打ち明けた後の待ち時間。
異様に長く感じます。
「幻滅されたらどうしよう?」
「何も返って来ず、音信不通になったらどうしよう?」
びくびくしながら過ごす時間は、気が気でならない。
「こんな思いをするくらいなら、何もしない方がマシだ・・・・」
そう思ってなかなか一歩を踏み出せない。
気持ちは分かります。
だから、「今のままでいい」
心からそう思えるのであれば、こんなリスクは踏まないでいいと思います。
ただ、この先も、心の奥底のさらに奥底で、モヤモヤを抱えたまま過ごすことになるかもしれません。
それも一つの生き方でしょう。
しかし、
「今の生き方を変えたい!!」
あなたが"ほんの少しでも"、そう思うのであれば、勇気を振り絞って一歩踏み出すしかありません。
恐怖を乗り越えた先に、人は変わることができるのです。
大丈夫、意外と何とかなるものですよ。
「恋愛やコミュニケーションの改善に特効薬は存在しない」というのが、ぼくの持論です。
しかし、この「親との対話」だけは、特効薬となり得ます。
この記事を通じて、少しでもあなたの背中を後押しできればと、心から願っております。
以上です。
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ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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