毒になるポジティブ思考と実用的なポジティブ思考

「ポジティブ思考が大切だ!」、「ポジティブ思考こそ成功には必要不可欠だ!」って言われてから、かなり経ってきてます。

ポジティブ思考にも、体も心も疲弊させるような毒性のものから、元気を後押ししてくれる実用性があるポジティブ思考があるのを知っていますか?

毒性のあるポジティブ思考(toxic positivity)は、自分の今ある大変さや、今感じている気持ちを否定して、いい感情だけ感じよう、良い行動だけしようとうい状態です。

たとえば、新しくお母さんになった人が、気分が落ち込んだり、パニクったり、なかなか愛情が湧いてこないなーって不安になったりしているのを見て、「こんなに可愛い赤ちゃんを授かっておきながら、悲しいなんて!嬉しくないの?今しかこんな可愛い時期ないのよ!楽しんで!」って他人から言われたり、新しいお母さんがそう思い込んで、自分を無理に鼓舞しようとしている場合。

お母さんになると、忙しいし、新しいこと覚える事いっぱいで大変だし、慣れないことばかりで気は疲れるし、妊娠、出産で体力使い果たした上に、昼も夜も休まず授乳しなきゃいけなくて体力すり減ってるしで、生活のリズムどこかいっちゃったりで、心が疲れ果ててしまうことはよくあります。

だから、すぐに「愛情でいっぱいで、もうどうしましょう!」ってなかなかなれない人も沢山います。私もそうでした。

実用的なポジティブ思考(pragmatic positivity)は、そう言う大変な気持ちや状況に寄り添って,そして認めて、「そうだね、大変なんだね。頑張ってるんだね」って労った上で、「じゃあどうしようか?どうなってたら良いかな?」って一緒に考えていくのが、実用的なポジティブ思考です。

この違いを間違えると、頑張ってポジティブ思考やってるのに、もっと気疲れして、もっと悪い方に行っちゃうってことが起こります。

あなたのポジティブ思考、あなたの力になってますか?


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