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#1阿賀北ノベルジャム「あがのあねさま」制作快調特番!「 ここが海老名なら、きみは新発田 」

「鉄研でいず!」米田淳一著のエビコー鉄研の総裁(部長)と鉄研部員・芦塚ツバメが昨今の著者(米田)の阿賀北ノベルジャムへの参戦の様子について語る特別番組です。色々こめんどくさいですがご容赦を。

「鉄研でいず!」についてはこの無料ガイドブック参照。

総 裁 ふぬう。
ツバメ 総裁どうしちゃったんですか。
総 裁 わが著者、最近我々エビコー鉄研の活動をおろそかにしておると思ったら、阿賀北ノベルジャムなるイベントに参加しておるらしい。
ツバメ えっ、このまえNovelJam2021onlineに参加したばっかりなのに?

https://www.noveljam.org/category/noveljam2021online/


総 裁 あれは放送係としての参加なのだ。今度は著者参加したいから阿賀北に参戦したという。
ツバメ なにやってるんですか……。
総 裁 というわけで我々もそれに巻き込まれておる。その上、その阿賀北ノベルジャム参戦の様子を我らに特番として紹介してくれと。ふぬ、著者のくせに生意気であるのだ。
ツバメ また著者いじめするー。
総 裁 というわけで、阿賀北ノベルジャム「あがのあねさま」制作快調特番!なのである!
ツバメ 結局特番しちゃうんだよね。総裁、なんだかんだいって著者さんのこと……。
総 裁 そんなわけはねいのだ。
ツバメ 総裁素直じゃないなー。いつものことだけど。

阿賀北ノベルジャム「あがのあねさま」制作快調特番!
「ここが海老名なら、きみは新発田」

ツバメ タイトルの意味がさっぱりわかりません……F・M・バズビイ「ここがウィネトカなら、きみはジュディ(If This Is Winnetka, You Must Be Judy)」をもじってるなんて。
総 裁 ……。
ツバメ 変なところで照れないでください。
総 裁 阿賀北ノベルジャムの舞台は新潟県新発田市であるのだ。
ツバメ うっ、私たち「鉄研でいず!」で海老名を聖地化しようとして大失敗したのに。今度は新発田市ですか。
総 裁 実はその前には千葉県流山市も。
ツバメ あれも失敗でしたねー。楽しい話には出来たけど。
総 裁 ゆえ、3度めの正直であるのだ。世界征服の第一歩は新潟県新発田市から!!
ツバメ 過激な上に意味がさっぱりわかりません! ひどいっ。
総 裁 ともあれ、今度の著者はいつものわれわれ鉄研シリーズのメタネタてんこもりとは違うぞ。
ツバメ どう違うんですか。
総 裁 今度は「SF地方コミカル架空戦記ホームドラマ」なのだ。
ツバメ ……さらにイミがわかりません。
総 裁 阿賀北ノベルジャムの「姉」「SDGs」というお題で我が著者が書くとこうなるのだ。
ツバメ 著者さん、もともと架空戦記作家でしたね。今思い出した。
総 裁 うむ、そもそも阿賀北ノベルジャムとはこういうイベントであるのだ。

ノベルジャムとは
「著者」と「編集者」と「デザイナー」がリアルに集まってチームを作り、ゼロから小説を書き上げ編集・校正して表紙を付け「本」にして販売までを行う『短期集中型の作品制作・販売企画』です。
3者が、あたかもジャムセッション(即興演奏)をするが如く、互いに刺激を得ながらその場で作品を創り上げていきます。(「ノベルジャム」はNPO法人HON.jpの登録商標です)
本家ノベルジャムは2017年から4回開催され、のべ98名が参加。毎回15作品以上が出版されています。

第1回阿賀北ノベルジャム
2020年に、それまで12年年間続いてきた「阿賀北ロマン賞」を承継する形で、第1回目となる阿賀北ノベルジャムが開催されました。
当初の計画では東京で実施されているノベルジャム同様、2泊3日の合宿形式で実施する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響によりイベントを完全オンラインで実施することを決定。約3ヶ月間の制作期間中には、プロットが完成した段階、初稿ができた段階など各段階でオンライン番組を通じて各チームの進捗具合を報告しました。15名が参加し、5作品が生まれ、その後約3ヶ月間の販促PR期間を経て、Yohクモハさんの『バッテンガール』がグランプリに輝きました。制作過程やグランプリ授賞式の模様はNHKでも紹介され、大きな話題となりました。

ツバメ ひいい、3ヶ月もかかるんですか。本家NovelJamよりすごく長期戦ですよ。
総 裁 さふなり。これで著者はギアを入れ間違って、開始数日でプロットを完成させ、1週間後にはほぼ物語の形を整えてしもうた。規定のプロット発表会の前に作品6万字を脱稿しておる。
ツバメ 早すぎますよ!
総 裁 それで多忙な編集さんと顔合わせもできぬまま編集さんが交代するということに!
ツバメ これ、また著者さんのせいじゃないんですか?
総 裁 そもそも普通の編集さんは年末進行で大変であるからの。
ツバメ せっかく参加してくれてる編集さんが普通じゃないようなこといっちゃダメです! ひどいっ。
総 裁 もともとこのノベルジャム、イベントとしては編集さんがものすごく重要であるのだ。
ツバメ 出版世界に心得のあるひとならわかりますよね。
総 裁 それでも集まってくれた編集さんはまさに少数精鋭、感謝であるのだ。
ツバメ 3チームそれぞれ編集1,デザイナー1,著者2の構成だけど、やっぱり編集さんの負担大きいですね。
総 裁 でも我が著者も本家NovelJamで編集をやったことがあるのだ。書き手の鍛錬の上級編として編集ロール参戦は非常にヨイぞ。経験値がどばっと貯まるぞ。
ツバメ 強くおすすめですね……。編集の視点で執筆を見られるという場はほかにほぼありませんものね。書き手としてやっていく上で役に立ちますね。
総 裁 というわけで我が著者の属するチームC、初日から著者も編集さんもデザイナーさんも不在、もうひとりの著者・茶山日縁さん1人での船出となった。もちろん初日におこなう恒例のアイスブレイク「チーム名決め」もできなかった!
ツバメ ひゃー! 初っ端から前途多難だなあ。
総 裁 我が著者が参加したのはバイトが終わってから。開会式をあとから動画で見てからである。
ツバメ 著者さんバイトのシフトが変でなかなかうまく参加できませんね。
総 裁 しかし! そのあとでデザイナーのヤマシタナツミさんの到着でようやく動き出した。不在の編集さんがいつ戻ってきてもいいようにと決められることを決めていくことにしたのだ。
ツバメ なかなか日程合わないまま、アイスブレイクすらも出来ずに停滞してましたからね。
総 裁 それなのに、わが著者、ごんごん原稿を書いてほぼ6万字書きつくしてしもうた。
ツバメ もー、著者さん、そんなことしたら編集さんも戸惑っちゃうじゃないですか。
総 裁 そして現在11月10日でもまだチームC、山米茶文庫の全体顔合わせは出来ておらぬ。
ツバメ チーム名は出来たんですね。
総 裁 さふである。しかしその間に著者は本文6話6万字を書きつくし、なんと阿賀北・新発田取材旅行の日程を決定、キップも買って旅行記を書き始めておる。
ツバメ いくらなんでも先走りすぎです。ひどいっ。
総 裁 というわけで我が著者、またしても『遠野みづき方式いきなり天和』状態に陥っておるのだ。これは本家NovelJam第1回の著者参戦と同じであるのだ。
ツバメ なんで脱ぎ脱ぎ麻雀に例えるんですか。でもあのとき著者さん米光一成賞もらったんですよね。それで。
総 裁 まさに悪癖を増長させておる。けしからん! 鉄研制裁なり!!
ツバメ もー。でも著者さんもどうかしてるけど。
総 裁 ともあれ6万字、とりかえず書けておるので、これから編集さんと相談でテイスト調整するのだ。

ツバメ で、その作品が「あがのあねさま」ってタイトルなんですね。
総 裁 内容は「SF地方コミカル架空戦記ホームドラマ」である。
ツバメ なんで「姉」「SDGs」のお題でそうなるんですか。
総 裁 まず登場するのは阿賀野、能代、矢矧の女性サイズ女性形巡洋艦三姉妹。
ツバメ うっ、「姉」を「姉妹艦」にしちゃったんですか。
総 裁 この三姉妹のSDGs達成目標年2030年の前年2029年が舞台なり。
ツバメ いまどき近未来小説……。
総 裁 しかも舞台は新潟県新発田市の実験未来都市。
ツバメ なんでそうなるんですか。実験未来都市って言うとトヨタのウーブンシティがありますけど、あれはトヨタの工場跡だからあの静岡に作ったんですよね。それがなんで新発田なんですか?
総 裁 それは作中で明らかになる事項なり。
ツバメ でもその阿賀野・能代・矢矧って……。
総 裁 旧海軍の二等巡洋艦「阿賀野型」の3隻なり。4隻目は酒匂であったのだが彼女は戦争に間に合わず、ビキニ水爆実験で沈んでおる。
ツバメ 総裁意味なくそういう旧海軍の話好きですよね。
総 裁 我が鉄研水雷戦隊を率いる旗艦としては必要な知識なり。
ツバメ わたしたちエビコー鉄研のみんなを勝手に艦娘にしないでください。ひどいっ。
総 裁 阿賀野さんは長女。穏やかにいつもはぐらかすように笑うのだ。
ツバメ でもまたそれなのに武装持ってたり汎用AIだったりするんですよね。
総 裁 次女が能代。のんちゃんと呼ばれる。ツンデレだったり自信家だったりするのだ。
ツバメ のっさんとよばれるのはすごく嫌がるんですよね。なんでだろう。
総 裁 三女が矢矧。やーやとよばれる。天然で天真爛漫なドジっ子なのだ。
ツバメ この3隻が新発田の実験都市に配備され、2029年に達成が絶望的なSDGsをのこり1年で達成めざしちゃうんですよね。いくらなんでも荒唐無稽で無理がたっぷりですよ。
総 裁 うむ。しかしこういう作品には企画に無理が必要なのだ。
ツバメ 無理すぎます。程がありますよ。
総 裁 今回我が著者はなりふり構わずやることにしたのだ。そもそもわが著者は艦これ以前に女性形女性サイズ戦艦・シファとミスフィの活躍する「プリンセスプラスティック」を商業で刊行しておったからの。それもシリーズで。
ツバメ 今でも時々話題になってるんですよね……。好評ばかりではないみたいですが。
総 裁 それでもシファ級戦艦を実現するためのさまざまなアイディアはほんものの大学の物理の先生に褒められたこともあったのだぞ。
ツバメ それの復讐戦の意味合いもあるんでしょうか。
総 裁 あるやもしれぬ。そもそもSDGs、何も考えずに書いたら噴飯のひどいものになりかねぬ。
ツバメ そうですよね。あれ、良いこと言ってるはずで、凄まじく偽善だったり矛盾はらんでますものね。
総 裁 それをどう物語として書いて読者に共感して喜んでもらえるのかが課題であるのだ。
ツバメ 難しそうですね。ひどいっ。
総 裁 我が著者の作品のアクセス解析結果はつねに女性読者視聴者は3%以下であるのだ。しかし今回はそれで開き直ってばかりはおられぬ。
ツバメ 著者さん、女子ウケしませんもんね。
総 裁 しかし! それこそがSDGsでの挑戦であるのだ!
ツバメ えっ。なぜ。
総 裁 男臭い小説を女子が全く読まないというのは『きめつけ』なり。女子でもなかにはそういう男の世界を面白がってくれる方もいる。そういう方の存在を大事にしてこそのジェンダーフリーではなかろうか! とワタクシは思うぞ。
ツバメ そうなのかなあ。
総 裁 一見とりあえずゲイやホモ、トランスの方を出せばそれで良いというのはもはや忌むべき平凡であるのだ。そんな言い訳がましいことを言い訳がましくやってヨシとするのであれば、それこそまさしく物語の力の冒涜であるのだ!
ツバメ ひゃー、総裁過激すぎます!
総 裁 そういう言い訳で逃れ、本質的な対立に蓋をするからSDGsが冷淡に受け止められておるのだとワタクシは思うぞ。そういう対立を掘り下げて描き、それを止揚してこその物語の力であると思うのだ。
ツバメ そうかも知れないけど……そんな難しい物語、書けます?
総 裁 わからぬ。我が著者の非力では無理かもしれぬ。しかし、それに挑戦してこそのこういうコンペであると思う。安全牌でしか勝負せぬならコンペ参加の意義はないのだ。
ツバメ そうかもしれないけど、総裁過激だなあ……。
総 裁 ともあれそういう乾坤一擲の勝負に著者は出たのだ。ぜひその姿を御覧いただきたく。
ツバメ そうですよね……。せっかく勝負に出るんだから、それが失敗したとしても、だれかに響いてほしいですよね。
総 裁 さふであるのだ。我が著者48歳の大勝負、ぜひ応援いただきたく! 我が著者、そのために新発田に強行軍で取材にも行くのだ。
ツバメ ええっ、ほんとうですか!
総 裁 往復4列シート7時間の高速バスでなんと1泊4日なのだ。
ツバメ 無理しすぎですよ! 著者さんだいじょうぶかなあ……。
総 裁 死して屍拾う者なしであるのだ。
ツバメ ひいい、洒落になりません!
総 裁 というわけで、よろしくである!!

 
 


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