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将棋ウォーズ初段同士が真剣に対局してみた12【局面図あり】
どうもmasaです。
私は主に趣味である将棋、麻雀、数学、英語に関する記事を書いて情報発信しています。
特に将棋は30代になってから初めて現在将棋ウォーズで二段の棋力です。
(この当時は初段でした。)
ブログは☟のリンクから飛べますので、気になった方は訪問してください。
私の仕事場は昼休み休憩があり、その時に将棋ウォーズ初段でほぼ互角の棋力の同僚と将棋の対局するのですが、これがかなり真剣にやっていて、初段ならではの対局になります。
この度その対局の自戦記を書いていこうと思いますので、興味のある方は是非ご覧ください。
もちろんプロ同士、高段者同士の対局ではないので粗いところあり、笑えるところありの対局になっていますが、初段レベルならではの攻防がみられると思います。
それではどうぞ。
今日の対局
今日の戦型
今日の戦型は角換わりで、先手が同僚、後手が私となりました。
角換わりの中でも珍しく右玉のかたちとなります。
ただ右玉から左玉へと転換するので、少し変わった将棋ですが、
楽しかったです。
角換わりはとても奥深い戦法でプロでもアマでもよく刺されている戦型ですので、ぜひこの対局を参考にしてみてください。
対局
まず先手が△76歩と角道を開けて対局開始です。
この後△84歩、▲26歩、△85歩、▲77角と上がり定跡どおりの始まりです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721516946504-OR0YPEf9tw.png)
そして△34歩▲88銀に、△77角成となりここで角換わりが決定します。
![](https://assets.st-note.com/img/1721517142668-rIMqriabpr.png)
さらに▲同銀、△22銀、▲78金、△33銀、▲48銀、△32金、▲46歩と腰掛銀模様に進行します。
そしてもっと進んで、端歩を付き合い、お互いの桂馬をとんでほぼ定跡どおりの進行で進み、☟の局面図となりました。
基本的には角換わり腰掛銀の定跡どおりの進行ですが、△25歩とついていないのが先手の工夫です。
この場合25桂馬などの筋も警戒しなくてはいけません。
29飛に62金、58玉、81飛と最新形に進みます。
そこでなんと49玉。まさかの左玉からの右玉への転回。
これにはびっくりしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721517838432-pxymWYcn9X.png)
ここから後手▲44歩、△38玉、▲24歩、△66歩と進み、ここで狙いの13桂馬。この筋は右玉対策としては有名で、この後飛車を21飛と回り、2筋から攻める作戦です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721518042600-iEuI5M5qrR.png)
ここで2筋突破されることを察知した先手はなんとまた△49玉と玉を展開しようとします。かなり珍しい形ですね。
この時点では評価値も+31とほぼ互角。
そして△86歩、▲同歩、△95歩、▲同歩、△65歩、▲58玉。
△66歩、▲同銀と自然な形で進みます。
後手は歩をぶつけることで、歩を使える形にすることを狙っています。
さらに△86飛と飛車を走り、▲87歩、△81飛、▲77銀と進行しました。
ここではお互いやることがあまりない感じで、とりあえず指しておこうという手が多かった気がします。
そして△98歩、▲同香、△97歩、▲同香と香車を釣り上げて、狙いの85桂馬です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721518525995-tj6fD53kFh.png)
ただこれもそこまでよくなく、評価値は+471と先手に傾いていました。
ここで▲88銀、△97桂成、▲同銀に狙いの98角。この形は覚えておいてほしい手筋で、87の地点と89の地点の両狙いなのでこれが受かりにくいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721518784075-n1PlbXKx12.png)
これが好手だったみたいで少し評価値を戻します。
▲88銀に△89角成。
これはもちろん▲同飛ですが、これも狙い通り。左の逃げ道を封鎖しての、△66桂。これが痛打です。評価値も+18と完全に互角に戻ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1721518981768-lw92nn4Z5X.png)
▲68玉、△78桂成、▲同玉、△95香、▲96歩、△同香、▲97歩として、
ここで好手△64香です。
右への逃げ道を封鎖します。
![](https://assets.st-note.com/img/1721519243870-qrkX2YafcW.png)
そこで67歩と指しますがここでも狙いの一手が。
98金が痛打です。飛車取りなので逃げますが銀をとって▲同玉とどんどん玉を左に追い込みます。
ここで評価値は-1374と後手優勢に。
△97香成に▲同玉、78銀です。これが痛かったみたいです。
飛車とりと87の地点への成りが受かりません。
![](https://assets.st-note.com/img/1721519706118-vM9i1B6wI6.png)
これを見て先手が投了しました。
82手までで後手の勝ち。
まだ何とかやれそうですが、早めの決着でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
角換わりから、右玉、左玉と玉の転回が面白い将棋となりました。
最後はいろんな手筋が出て、何とか後手が勝ち切る将棋になったと思います。
この将棋が皆さんの参考になったり、暇つぶしになれば幸いです。
それでは楽しい将棋ライフを楽しんでいきましょう。
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