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将棋ウォーズ初段同士が真剣に対局してみた4【局面図あり】

どうもmasaです。

私は主に趣味である将棋、麻雀、数学、英語に関する記事をかいて情報発信しています。

特に将棋は30代なってから初めて、現在やっとのことで将棋ウォーズで初段になりました。

ブログは☟のリンクから飛べますので、気になった方は訪問してください。

私の仕事場は、昼休み休憩があり、その時に将棋ウォーズ初段でほぼ互角の気力の持ち主である同僚と将棋の対局をするのですが、これがかなり真剣
にやっていて、初段ならではの対局になります。

この度その対局の自戦記を書いていこうと思いますので、興味ある方は是非ご覧ください。

もちろんプロ同士の対局ではないので、粗いところもあり、笑えるところありの対局になりますが、初段ならではの攻防がみられると思います。

それではどうぞ。

今日の対局

今日の戦型

今日の戦形は、角換わりで、先手が同僚で、後手が私です。

角換わりは私の好きな戦法の一つで、名人、竜王、8冠であるあの藤井聡太先生も愛用している戦法です。

角換わりは、長い将棋の歴史の中でも多く指されてきた戦法ですが、いまだに必勝法がわかっていないとても奥の深い戦法の一つです。

対局

まずは先手▲26歩、後手△84歩とお互い飛車先をつきあい対局開始です。

ここから▲25歩、△85歩と進み、ここではじめの分岐点です。
角頭を守る▲78金であれば、相掛かりで、△76歩と角道を開ければ、
角換わりに進みます。

今回は先手が▲76歩と角道を開けたので、角換わりでした。

そして△32金と金をあがり、▲77角とあがります。
さらに後手も△34歩と角道をあけ、▲68銀とあがり、△77角成となって、角を交換しあいます。

ここからはオーソドックスに進み、端歩もつきあい、▲58金と進み、旧型の角換わりに進みます。

そこから後手が73桂と桂馬を飛び、▲56銀と腰かけ銀に進みました。

後手も△52金と金を玉に寄せたところで、先手は▲45歩と早めに歩を突き、△46角の角打ちを見せます。


この時点で評価値は+16と完全に互角の形勢です。

先手も△54銀と上がり、旧型の相腰掛銀になりました。
ここでもし銀を上がらないと46角を打たれた時に63歩を守らなくてはいけなくなるので、銀が上がれなくなります。そのためこの銀上りは必須です。

そして、ここで▲48飛と先手右四間飛車の形に。

後手が31玉と玉をさがり、28角と打ちます。
ただこれが少し疑問手で、評価値も-195と後手に若干ですが傾きます。
この角打ちは一見狙いが読みにくいですが、飛車を遠巻きに睨んでいるため、後手も警戒が必要です。

ここでただで64の歩をとられるわけにはいかないので、ここは△63金と金を上げる1手。

評価値はまだまだ互角です。

さらに先手はじっと▲66歩です。さすが渋い手が好きな同僚の手だなと感じました。

そして後手も△32玉と玉を上がって守備に徹します。

ここで先手は46角と角を上がりましたが、これなら最初から46角と上がっていたほうがよかったのではと思いますが、実はこれが好手でした。


ただ後手もここは弱点である角の頭を狙って△44歩と歩を突きます。
それに対して▲24歩。
これを無視し、△45歩とつき、▲23歩成△同金と進みます。

そしてもう一回△24歩と歩をたたき、▲同銀に、

なんと意表の▲24角

ただ少し指しすぎでした。

やはり、銀と角の交換なので、先手コマ損となります。
評価値は-348と後手有利に。

そして△同金、▲45銀に対して、△47歩と飛車先を止めに行きます。
これはもし飛車を横に逃げると、銀がただなので飛車でとるよりありませんが、後手の狙いはもう一回歩をたたき、55銀と出る手でした。

ただ先手も27飛車と金取りの先手にして応対します。

ここでもういっぷあればさらに歩の連打ができるのですが、後手は1歩しかないので仕方なく△25歩。

ただ銀を取り合った形は後手十分。



評価値は-968と後手優勢に。

そして▲37桂に対して、後手も狙いの△49角。

▲28飛と飛車を引きますが、△27銀と打ち、飛車とりに。
これもたまらず▲29飛と飛車を引きますが、38角成と飛車を取りに行って、先手に。

▲27飛に△同馬、▲48銀、△49飛に▲59銀と守りますが、
ここで、△19飛成と香車をとって47香の打ち込みを狙います。

そして香車で銀をとり、同金に36馬で勝負あり。

ここで先手の投了、78手で後手の勝ちとなりました。

投了図は以下です。詰みはありませんが、形勢に差がついたための投了です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は角換わりでなんとか勝ち切ることが出来ました。

旧型の相腰掛銀で先手が45歩を早めに突き、角を打ち込む将棋となりましたが、角銀交換から中盤抜け出し、何とか後手が勝つという将棋になったと思います。

少しでも今回の対局が皆さんの参考になったり、楽しんでいただけてたら幸いです。

それでは将棋ライフを楽しんでいきましょう。


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