将棋ウォーズ初段同士が真剣に対局してみた6【局面図あり】
どうもmasaです。
私は主に趣味である将棋、麻雀、数学、英語に関する記事を書いて情報発信をしています。
特に将棋は30代になってから初めて現在将棋ウォーズので初段の実力です。
やっと初級者から中級者になれたかなという感じです。
まだまだ長手数の詰将棋はできませんし、3手の読みくらいしかできません。
ブログは☟のリンクから飛べますので気になった方は訪問してください。
私の仕事場は昼休み休憩があり、その時に将棋ウォーズ初段で、ほぼ互角の棋力の持ち主である同僚と将棋の対局をするのですが、これがかなり真剣にやっていて、初段ならではの対局となります。
この度その対局の自戦記を書いていこうと思いますので、興味のある方は是非ご覧ください。
勿論プロ同士や高段同士の対局ではないので、粗いところあり、笑えるところありの対局にはなりますが、初段レベルならではの攻防がみられると思います。
それではどうぞ。
今日の対局
今日の戦型
今日の戦型は角換わりで、先手が私、後手が同僚となりました。
角換わりは私たちの中ではお気に入りの戦法となっていて、もう100局以上指していると思います。
角換わりはプロや高段者の間でも人気の戦法で、あの藤井聡太先生も愛用している戦法です。
角換わりは、将棋が出来てから今までにたくさん指されていますが、それでもなお必勝法というのは生まれておらず、まだまだ未知の世界がある奥深い戦法です。
対局
まず▲26歩、△84歩とお互いに飛車先をついて対局開始です。
▲25歩、△85歩とすすみ、ここが分岐点です。先手が△76歩と角道を開ければ、角換わり模様、▲78金と金を上がれば相掛かり模様となります。
本譜は76歩と角道を開けたため、角換わり模様となりました。
そして定跡どおり△32金、▲77角、△34歩、▲88銀となり、
この次に77角成と角交換をして、角換わり決定です。
さらに▲同銀、△22銀、▲78金、△33銀、▲48銀と進み、
角換わりの定跡形となります。
そして角換わりのお決まりの形へと進んでいきます。
角換わりでは基本棒銀、早繰り銀、腰掛銀が主流ですが、
私たちの対局では圧倒的に腰掛銀が多いです。
本譜もそのように進みます。
お互い端歩をつきあい、先手が47銀と歩を突いたところで、角換わり腰掛銀模様の将棋となります。
そして後手も64歩とついたため相腰掛銀模様です。
さらに進行し、お互い腰掛銀となりました。
角換わり腰掛銀の形は、29飛48金型(後手側だと62金81飛型)の最新型と、旧型の28飛58金型(後手側だと52金82飛型)の形がありますが、今回は先手最新型、後手旧型となりました。(下図☟)
後手の工夫としては、81の桂馬を73に上がらずに、玉を先に22へと移動させ、玉の位置を安定させたところです。
先手はオーソドックスに戦型を整えて新型へと組みました。
ここで先手が35歩と仕掛けました。
この狙いとしては同歩に45桂馬です。
大体この3筋の歩を突いて起き、切っておくと後々手が増えますので手筋の一つだと思います。
本譜もそのように進みました。(下図☟)
ここで桂馬が銀あたりとなっており、銀桂交換はさすがに後手も許せないので、銀を逃がしますが、ここで逃げ方が大体三つです。
まずオーソドックスに44銀。
これは桂先の銀という、銀で後ろ斜めを守るという基本に忠実なものです。
ただこの場合、34の空間が開くため、後々ここに桂馬や歩を打たれる可能性があります。
もう一つは34銀、これは33の地点を守れませんが、34の空間を開けずに済みます。ただデメリットとして、53の地点が弱くなります。
そして最後が42銀。これは53の地点と33の地点を守るという手です。ただこれも玉のコビンが気になります。
どれも一長一短ではありますが、同僚はオーソドックスな44銀を選択しました。
これは手筋の▲24歩の飛車先交換です。
△同歩に、▲同飛、△23歩です。
ここで歩をゲットしておき、後々の73桂馬に対する桂頭攻めなどを見ています。
飛車は89に戻りました。
そして後手△73桂に予定通りの▲75歩。
桂頭攻めで桂馬をとれば。34桂の打ち込みがあります。
後手は△65桂と先に逃げますが、これを▲同銀ととり、
△同銀に待望の34桂馬を打ちます。
ここで評価値は+365と先手有利となります。
ここでは22歩も見えますが、あらかじめ玉の左への逃げ道を封鎖する意味と飛車取りに73角と打ちました。
ただここは普通に22歩のほうがよかったみたいです。
△81飛に▲64角成と銀取りにします。
ここで後手が意表の76銀打ち。
ただここは無視して▲22歩と打ちます。
これに△33桂と逃げ、▲76銀、△同銀と進みます。
そして▲74馬と歩を払いつつ、金にあてます。
これに41銀と受けますが、無視して馬を52馬ときって、
同銀にここで必殺の手が。
▲23飛成がさく裂します。
これは同金だと34の桂馬のおかげで、即詰みなので取れないのです。
ここで評価値は+2487と先手勝勢に。
△45桂と桂馬を逃がしますが、▲21歩成、△41玉、▲31と、△同金に
ここも鬼手の21龍。
これも同金とは出来ないので、△51玉と逃げ▲31龍に△41桂の合いごまをしますが、42桂成で勝負あり。
ここで後手投了となりました。投了図は以下です。
75手で先手の勝ちです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
角換わりとなり、相腰掛銀の形から先手が新型、後手が旧型の形となりました。
後手が桂馬を飛ばず、工夫してきますが、35歩からの仕掛けから何とか攻めをつなぎ、最後は飛車成りの大技で先手が勝つことが出来ました。
これからも対局を続けていきたいと思います。
それでは楽しい将棋ライフを送っていきましょう。
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