将棋ウォーズ初段同士が真剣に対局してみた1【局面図あり】
どうもmasaです。
私は主に趣味である将棋、麻雀、数学、英語に関する記事を書いて情報発信しています。
特に将棋は30代になってから初めて現在やっとのことで将棋ウォーズで初段になりました。
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私の仕事場は、昼休み休憩があり、その時に将棋ウォーズ初段でほぼ互角の棋力の持ち主である同僚と将棋の対局をするのですが、これがかなり真剣にやっていて、初段ならではの対局になります。
この度その対局の自戦記を書いていこうと思いますので、興味のある方は是非ご覧ください。
もちろんプロ同士の対局ではないので、粗いところあり、笑えるところありの対局になりますが、初段レベルならではの攻防が見られると思います。
それではどうぞ。
今日の対局
今日の戦型
今日の戦型は相掛かりで、先手が同僚、後手が私です。
相掛かりは角換わりと並んで私の好きな戦法の一つです。
最近では佐々木大地先生が書いた相掛かりの戦い方で勉強しています。
相掛かりは一手で形勢が変化し、局面局面で自分で考えることが多い戦法です。
対局
まずは▲26歩△84歩と、お互い飛車先をついていきます。
そして私が△85歩とついたところで、同僚が金を上がり戦型は相掛かりに。
そして飛車先を交換します。先手は浮き飛車に構え、後手の△86歩に備えます。
こうなると後手は△86歩とはつけないので、お互い右銀をあがり、相中住まいの形になります。
端歩を付き合い、さらに後手は桂馬の活用し、先手はは早繰り銀を目指します。この辺は本にも出てくる定跡手順で、形勢も互角です。
そして駒組が進み、先手が▲34歩とついてきたところで、後手も飛車先交換を目指します。
この形は相掛かりの戦い方にも書いてあるように、横歩を狙いに行くのがいいみたいです。
先手が▲86歩と受けてきたところで、予定通り横歩を取ります。
そして先手は▲77歩と受けますが、これが疑問手だったみたいです。
一度先手に揺れた形勢が、少し後手寄りに。
後手は△75飛と飛車をひき、先手は▲46銀と銀を繰り出し、桂馬をはね、突破を狙います。そして後手も腰掛銀になります。
ここで先手が意表の▲97角で飛車取りに端角をのぞきます。
後手はさすがに飛車を取られたくないので、飛車を寄り、先手は▲64角と歩をかすめとります。
後手は桂馬取りを受けるのと、△62金と角取りに金をあがりました。
この辺で評価値は-207と少し後手寄りのまま進みました。
それを察知し、先手は▲86角と角を引きます。
後手は飛車を一段目まで引き、形を整えます。
そこで先手が▲35歩と仕掛けていきました。
後手はそれを無視し、角を圧迫するため、△85歩と指し、93か64逃げるしかありませんが▲64角と出てきたところを△63金と角をいじめます。
▲93角と逃げますが、これはよくある進行で、端から攻めます。
角が93にいるときには、よくこの角が狙われてしまうのです。
この歩はとると香車を走られてしまうので、先手は▲45銀とぶつけ、飛車の横利きで受けようとします。
ただ後手も構わず、△96歩と取り込みます。
この後は自然な流れで進み、先手も角を引き、少し流れが落ち着きます。
評価値では、-437と後手の形勢が少しずつ良くなっていきました。
次に後手は△44角と角を飛び出し、歩をついたら飛車を取れる形に持っていきます。
ここは当然飛車をよりますが、そこで△35歩と歩をつき、飛車を圧迫します。この手で-751と後手優勢に。
飛車を逃げますが、そのまま歩を取り込み、先手が同飛車ととったところで、狙いの一着の、△35銀打ちです。
たまらず、▲76飛と逃げますが、さらに△65金と飛車をいじめますが、これが悪手でした。
これは私の完全なうっかりで、普通に▲74飛と逃げられ、やってしまったと思いました。
形勢もさきほどまで-900くらいで後手に寄っていましたが、ここでほぼ互角の形勢に戻ってしまいました。
ただここで△63玉と顔面受けのような形になり、先手が飛車を切ったところでまた少し形勢は後手寄りに。
ここで先手は今とったばかりの角を遠見の角で18の位置に打ちますが、ここは冷静に△54歩と受けます。
角道を開けたところで後手は、△86歩▲同歩△85歩と継ぎ歩攻めです。
ただ桂馬を飛びますが、これも少し悪手でした。
また形勢は互角に戻ります。私としてもあまり、先を考えずに指してしまったので、少し後悔しました。
そして先手は飛車先に歩をたたき、後手は△72飛と飛車を酔って7筋から飛車を使います。
先手は金取りに、▲66歩とつきますが、ここで角道を止める、△77歩打です。しかしこれも悪手。
やはり、初段レベルだと悪手が何度か出てしまいますね、形勢も結構入れ替わっています。
▲65歩、△78歩成と金を取り合い、▲64銀打と王手です。
ここは私的には、後手不利できついかなと思っていたのですが、意外と-356と後手寄りだったみたいです。
少し局面が進行し、先手が▲45桂と味よく桂馬を活用して、53の地点に駒を足しますが、ここでも少し後手寄りの形勢。
ただ実戦的に、厳しいと思っていました。
ここで△87歩打と自分的に勝負手を放ちました。
▲同銀なら△77飛成と飛車と角、桂馬の交換で成桂が残る形です。
なので先手はそれを無視して▲53金と王手をします。
ただこれが悪手で、完全に後手優勢に。評価値も-1476となります。
そして△41玉と逃げたところで、先手が勝負手に▲33歩と打ちます。
しかしこれが悪手。私もここは手抜いても大丈夫だと判断できたので、取り合いで行きました。
ここで形勢が-3000近くと後手勝勢に。
正直ここでは、もう勝ったなと思いました。
しかしこの油断がダメでした。同僚は本当に細い攻めをつなげるのがうまく、歩だけでも上手に攻める棋力の持ち主であることを忘れていました。
少し局面進んで、次の局面。
ここで小考しましたが、あまりいい攻めが、思いつかず、寄せの方針がまとまっていない中で、△26角と指してしまいました。
普通に▲39玉と逃げられ困ってしまうことに。
とりあえず自玉が危なそうだったので、△33歩と合わせました。
ただ▲24歩と打たれ、さらに困ります。
根性の受けで△13金打と指しますが、ここではもう全く自信がありませんでした。とにかく、勝勢になってからの進行をずっと後悔していました。
先手はかまわず、▲23歩成。△同金と進行。ここで手筋の▲24歩。
とればさらに歩をたたかれる形です。
本当に同僚はこういった歩の使い方がうまいので、いつも苦しめられます。
わかってはいるのですが、どうしようもなく、△同金と取り、歩をたたかれ、金をよります。
ただ自分の思いのほかこの時点では、私の方が形勢がよかったみたいですが、▲54角と出てきたところに、△53角と金を払ったのが悪手でした。
ただもうここは受けに徹しようと考えていたので△23歩打。
ただこれも疑問手で、▲43成銀とよられ、形勢は悪くなりました。
そのまま一本道で進み、▲33成銀となったところで、だいぶ縛られてしまいました。
もう仕方ないので、下駄をあずけ、△58桂成とし、先手が▲67角打としました。
しかしこれがとんでもない悪手で、最後の私のチャンスでした。
というのもこの時点で先手玉は詰んでいます。
読み切れてはいませんでしたが、何となくチャンスが来たというのは感じており、△49飛打としました。
先手は▲28玉とあがるしかありませんが、△29金打で17玉、27玉、37玉どれでも25の金を動かして以下詰みの形。
しかしここでまさかの△26飛と指してしまいました。
この時点では大丈夫と思っていたのですが、54の角のせいで先手玉は詰みません。
冷静に▲27歩と受けられ、△29金と打ちますが、▲37玉で、これ以上手がありません。
ここで投了。
133手で先手の勝ち。
結果として、勝勢から、9手詰めを逃し敗戦。
とても悔しい対局となりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
だいぶ勝勢からの負けだったので本当に悔しい対局となりました。
ただ、133手の熱戦だったのと、初段ならではの、好手と悪手の連続でハラハラドキドキする対局だったと思います。
反省して、これから詰将棋を取り組んでいこうと思います。
それでは将棋ライフを楽しんでいきましょう。
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