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虫が嫌いなあなたへ

要するに言いたいことの箇条書き

  • 私は虫好きなので自己紹介でその事をよく言う

  • 相手からの反応で「私は苦手」「嫌い」「キモいから」などの反応がよく返ってくる

  • 虫に関してはそれが許されている感じがあるけれど他のもの(音楽とか漫画とか)に置き換えたらおかしい気がする

  • 虫が嫌いな方は虫が好きな方へそういう言葉をなるべく言わないように気をつけてほしい

  • 虫好きは慣れているからあまり気にしないけど、言われ慣れていない子供とかには言っては駄目です

  • 無理に好きになったり慣れてほしいわけじゃないのでそこは勘違いしないように

  • どんなものにも好きな人、嫌いな人がいると思って、目の前の人がそれに当てはまるかもしれないと思いながらお互いに思いやりを持って会話することが良いコミニュケーションになるのではないでしょうか


最近思うこと

最近、VRChatで初対面の方と話して自己紹介する場面が多くあります。
もともと出会いの多いゲームだし、話すことが目的のワールドも流行っていて私自身にも時間の余裕が増えてイベントに行くようになって…などが要因なのですが
そういう場で初対面の方と話すときの会話デッキと言えば、アバターとか名前についてとか、その場所についてとか、あとプロフィール欄から会話をすることも多いと思います
書いてある内容は人それぞれだと思いますが、私の場合は好きなものとか、SNS、VRC歴、趣味など…定番のことを書いていますが、その中でもよく反応されるのが「虫が好きです」という部分
私の大部分を占める好きなものと言っても過言ではないですし、それを話題にしてくれるのはとても嬉しいのですが、問題はその後に続く会話、よくある会話の流れとしては

相手「虫が好きなんですか!」
私 「そうなんですよ~」
相手「すごいですね、私は嫌いなので…」
私 「そんなことないですよ~」

こんな感じの会話をすることが多いです、パッと見、違和感を感じることはないと思いますが、好きなものを他のものに変えたらどうでしょう?

相手「(音楽・ゲーム・アニメ・ダンス・写真・旅行)が好きなんですか!」
私 「そうなんですよ~」
相手「すごいですね、私は嫌いなので…」
私 「そんなことないですよ~」

なんかおかしいと思いませんか?
人の好きなものに関して、次の会話でいきなり「嫌い」とか「苦手」とかネガティブな感想を言ったりするのは良くない流れになりやすいと思うんですが、虫に関してはそれが許されているところがある感じがします
そして、虫好き側からするとやはり納得のいかない部分があります

虫嫌いの理由

世間の虫嫌いが大多数を占めていることが大きな要因だとは思います
そもそも虫が嫌いだからポジティブな話題にできない、普段から悪いものとしてイメージしているから、会話しているから虫が好きな人の前でもそういう言葉を言ってしまう
虫が世の中で悪い評価を得ている原因は研究している方もいるのですが、人間の住む場所の都市化から触れる・見る機会が少なくなったことが大きな原因らしく
テレビ・メディアなどで罰ゲームや危険なものとして取り上げられることが多いですし、殺虫剤のCMなどでも悪者扱いされて、ゲームでも敵役になっていたり感染症のリスクや毒のある種類ばかり報道されていて、知識不足になり、そういったイメージから、実際は害のない種類にも嫌悪感がでてきて、虫に嫌悪感を抱く親を見て育った子供もやがて虫嫌いになり…と
ある程度嫌いな人が多いのは仕方のないことですが、必要以上に怖がって生活に支障をきたす事例もありますよね?
ゴキブリなんかは最もある例で実際は毒も人間に対する大きな害もないのに嫌いな人が多い、都市部でも多く出現するのに一人暮らしの多い世の中で一人で処理することができない、殺虫剤の使いすぎで自身はもとより小さな子供やペット、近隣の方へ被害が出るかもしれない、死骸を燃やして火事になる事件もあったりして実害も多く出ています
生物多様性の保全にも被害が出ていてパンダやライオンなど有名な生き物は保護が進んでいても、虫だって自然界では重要な役割を担っている種類なのに嫌なイメージから保護活動に力が入っていない部分があります

そして今回のテーマのように人の会話の中でも被害が出ようとしているのではないかとも思うんですよね

虫好きからのお願い

虫を嫌いという人もそれを虫好きの前で言ってしまうことも別に悪気が無いのはわかっています、もし音楽やゲームが嫌いな人がいたらそのことをうっかり言わないように気をつけているでしょうし、やはり虫がちょっと特別な部分があると思うんですよね
虫好きからすると他の人が嫌いなものを自分は好きだという特別感や優越感も多少あるので虫が嫌いと言われてもすごく気にしている人はそんなにいないと思います、虫好きだって世間での評価はわかっていますしね
それでも他のものに置き換えたらちょっとおかしな会話だということや、好きなものを否定されているような気持ちに全くなっていないというわけではないので「嫌い」「苦手」ということを言わないようにするのを少しだけ意識してほしいです
嫌いな人の側だって「あなたの好きなものかもしれないけど、私はそれについて会話するのも嫌だから」とかの予防線の意味を持っての発言かもしれませんが、まあ結局は会話ですからね、お互いに思いやりを持ったコミニュケーションが必要になってくるのかなとは思います

別に無理に好きななったり慣れろと言っているわけではないのでせめて、初対面のあまり良く知らない人の前で、虫に限らず他のネガティブなイメージを世間で持たれている物でも、目の前の人や聞いている人が好きな物かもしれないから、うっかり傷つけないように会話するということを意識してはどうでしょうか

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