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BEASTスポンサーへの道④【破 其之参】

Мリーグ2023-2024ドラフト会議(継)

【第ニ巡指名選手】 菅原  千瑛 (日本プロ麻雀連盟)

2番でも駄目じゃない 〜 ドラ1の重み
    ドラフト会議の司会者により、BEASTの指名選手の名前の発表が始まった時、一番最初に名前を呼ばれるのは、てっきり菅原プロだと思っていた。何故なら、その2年前の風林火山のドラフト会議の指名で、オーディションを勝ち抜いた松ヶ瀬プロの名前が、第一巡指名選手として呼ばれたからだ。
     だが、よく考えれば、状況が全く違う。風林火山は、Мリーグのレギュレーション変更による増員と、滝沢プロが、風林火山との契約更新を辞退したことによる、選手補充のためのドラフト指名だったからだ。
    一方 BEASTは、チーム発足後  初のドラフト指名である。第一巡指名選手は、ドラ1と称され、Мリーグのセレモニー等で、チーム代表の挨拶するという任を負うだけでなく、チームの顔であり、象徴なのである。
     セガサミーフェニックスのドラ1である魚谷侑未プロが、2023-2024シーズンを以って唐突に契約満了となった事件に対して、麻雀界とМリーグファンに衝撃が走ったことは、記憶に新しい。それほどドラ1には、重みがあるのである。
     チームを監理する側が、菅原プロをドラ1として指名しなかった理由は、既に決めていたドラフトで指名する4選手の中で、猿川プロが最もドラ1に相応しい選手であると判断したこと以外に無いと断言できる。思い込みは、往々にして判断を誤らせるという良い例である。

ミス高千穂✨✨
    菅原千瑛プロの「ひろえ」という名前の呼び方を、教えてくれたのは、僕の息子であることは、前々回の記事で書いた。その息子が、菅原プロが大学時代に「ミス高千穂」に選ばれたことも、教えてくれた。やけに詳しいので、菅原プロのファンなのか?と尋ねたら、息子が気になっている女流プロは、山脇千文美プロと愛内よしえプロだと応えた。その理由は、ルックスと雀風だという。・・・どう考えても、話が完全に脱線しているので、本題に戻る。

サポーターの責務 〜 ギャップ萌え
    後に僕は、BEASTのサポーター会員になるのだが、サポーターの果たすべき役割として、まず、チーム選手をXでフォローしなければならない、という義務感に囚われた。中田プロはBEASTが誕生する前に、既にフォロー済みである。まずは早い段階で、大介さんをフォローした。遅れて猿川プロをフォローした。菅原プロは・・結果として、フォローしていなかった。。
    フォロー忘れしたのは、 菅原プロのことが嫌いだからではない。むしろ好きである。(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)   少し前に「BEAST ROAD」で、チームによる木更津への、日帰り旅行が企画された回が、オンエアーされた。車による移動で、途中休憩のロケ場所で、ビールを飲んでリラックスしている猿川プロと大介さんに対して、『あんた達、何してるのよ!!(怒)』と激オコの菅原プロの衝撃映像が映し出された。彼女が激怒した理由は、二人が女性陣を差し置いて、飲んでいたからではない。収録中(=仕事中)にも関わらず、自分達の欲望に忠実に、不謹慎にもアルコールを摂取していたからであろう。菅原プロの仕事に対する潔癖さと、生真面目さを感じさせられた。それと同時に、いつも穏やかで にこやかな菅原プロしか知らなかった僕は、ギャップ萌えした。
    この映像を観てから、菅原プロを「好き」が「大好き」になった。ソニー損保の自動車保険並みに・・ではあるが(笑)。

菅原プロからの謎のフォロー
    猿川プロからXでフォローバックして戴いたことは、前回の記事で書いた。菅原プロからフォローして戴いたのは、忘れもしない2024年3月27日、BEASTのレギュラーシーズン最終戦の前々日のことである。
     ここで強調したいのは、フォローバックではなく、菅原プロの方から先にフォローして戴いた、ということである。すぐ様、菅原プロをフォローバックしたことは、言うまでもない。それと同時に、自分のBEASTサポーターとして、在るまじき行為(推しチーム選手のXのフォロー忘れ)と、自身の不甲斐無さを恥じた。
      ここで、疑問が生じた。何故このタイミングで、菅原プロが、僕をフォローしてくれたのか・・ということである。猿川プロが僕をフォローバックしてくれたトリガーとなったのは、間違いなく僕が猿川プロのポストにリプしたことである。
     ところが、 僕は菅原プロのポストに対して、リプどころか、いいね👍️さえしたことがない。そこで考えて導き出した理由は、以下の通りである。
    セミファイナル進出に、黄色信号が灯っているチームのために、BEASTサポーターのXアカウントをフォローすることにより、サポーターの狼援をチームに届けて欲しい、というメッセージを込めての行動ではないか、ということだ。菅原プロは最終戦に出場しないことが、この時点で決まっていた。だからこそ、チームのために自分に出来ること全てを、やろうとしたのではないだろうか。

Mリーグサポーターのローカル☆ルール
     僕も昨年まで知らなかったのだが、Мリーグサポーターは、自身のXアカウント名に、どのチームを推しているかを示すための、絵文字を付けるという、知る人ぞ知る慣習がある。
    例えば、雷電ユニバースだったら⚡、サクラ騎士団だったら🌸というように、BEASTサポーターには、🐺を付けるファンが多数いる。ちなみに僕もこの狼マークを付けている。
    ただ、この狼マークは、Androidスマホとi-phoneでは、異なった表示となるという難点がある。Androidスマホでは、正面を向いた可愛い狼、i-phoneでは横向きの強面の狼となる。

謎の究明は、真実に近づけたか?見当違いか?
    
菅原プロは、🐺を付けたXアカウントを時間を使って探し、BEASTファンのフォロー数を増やす。その懸命な行動が、僕がフォローされる結果に繋がった・・という解釈である。
    いずれにせよ、これは僕の憶測であって、事の真偽は分からない。この件は菅原プロに会う機会があったら、何としても確認したいと思っている。

麻雀の神様は、誰にでも微笑むわけではない
     最後に菅原プロの麻雀について、触れたいと思う。菅原プロの麻雀を観た回数は、多いとは言えない。時間に換算しても長くはない。具体的に言えば、麻雀最強戦、BEASTのオーディション、MリーグのBEAST初年度の登板した全試合、「BEAST  ROAD」で放映された特別対局。つまりは、ここ1年の間がメインである。
    一番印象に残っているのは、やはりオーディションの予選と決勝である。打牌選択は、見ていて安心感と安定感があった。選抜された8人のプロの実力は、拮抗していたが、菅原プロが抜き出ているとは、正直思わなかった。新井啓文プロや浅井堂岐プロの方が、強いと感じていた。
   しかしながら、菅原プロが今まで麻雀に捧げてきた時間と、積み上げて来た努力が、この大事な舞台で結実して、実力とは別の何かが発現し、ドラフト会議での被指名権を手に入れたのだと思う。

安易な炎上の下に潜んでいたプロの思考
    菅原プロのMリーグの初年度の成績は、所謂トップラス麻雀だった。(8-2-3-10) BEASTする(攻撃的な麻雀を打つ)という言葉に、捕らわれ過ぎた時期があったからかもしれない。

  南3局 西家  菅原プロの手牌

   これはMリーグの2023年10月6日 の第1試合の手牌である。14,300点持ちの3着目。菅原プロは、打3索とはせず、1索をツモ切る選択をした。次巡 白をツモって三暗刻を逃した結果となり、ネット上で炎上したらしい。詳しい事を知りたい方は、黒木真生プロの著書である「麻雀界炎上事件簿」を読むことをお勧めする。
     打牌選択の理由は、次巡以降で4索・5索を引いた時、その2牌の危険度が増していた場合、1索切りで対応できるという守備を考えての打牌であることが、黒木プロの著書を読んで解った。結果はどうあれ、自分の発想には無いプロの思考を学ばせてもらった一打だった。

   本来なら、今回の記事で菅原プロ、大介さん、中田プロの3名に対する私見を書き連ねる予定であった。菅原プロのことは、前々回の記事で多少なりとも書いたので、今回は短めになると思っていた。しかしながら、この有り様である。
     思わせぶりなタイトルへの核心に迫る時期が、また先に延びてしまった。。

                                                                       to be continued.

     
      
      


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