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ギリシャ神話アナザーストーリー
注意:マイルドな性的表現有。
数年前に描いた英語の漫画です。
ギリシャ神話のアポロンとダプネーの話がモチーフ。
アポロンがとってもキモイです。
「世にも奇妙な物語」(知っているのは中年以上かな?)風のエンディングを思いついて、(こんなの描いていいのか?)と思いつつも描いてしまいました。
3ページ目は、ちょっと露骨だったので黒塗りにしました。文字だけでお楽しみください。
昔々ーー
ハンサムな青年から必死に逃げる乙女がいた。
「どうか止まっておくれ!僕は君の敵じゃない。君を慕う者だ」
「私に構わないで!」
*
青年はとうとう乙女に追いついた。
「馬鹿なお嬢さん。僕が誰か知っていたなら、君は逃げたりしないだろうに」
「誰であろうと男の人はみんな嫌なんです......どうか離して!」
「君が好きだ。ーー僕のキスを受け取って、そして花嫁になっておくれ」
そう言って、青年は乙女にキスをした。
「助けて、お父様!ーこんな人を惹きつける体なんて無くしてしまって!」
乙女の父である川の神は、娘の願いを聞き入れた。
やがて乙女の柔らかい胸はなめらかな樹皮で覆われ、髪は葉に、両腕は枝に変化した。
ーー乙女は木に姿を変えたのだった。
後に残ったのは、変わらぬ優美さと輝きだけ。
(3ページ目、自己検閲しました)
「ああ、愛しのニンフよ。何て馬鹿なことを!ーーでも僕は君をまだ愛している」
青年が涙を流して悲しむ傍ら、乙女は樹皮の内側でほっとしていた。
しかし、彼女の苦難はそこで終わらなかった。
信じがたいことに、青年は彼女の滑らかな樹皮に男性器を擦りつけ始めた。
「君は僕のものだ」
ショックと嫌悪と怒りが一度に乙女にこみ上げた......そして彼女の樹液は毒に変わった。
毒は青年の男性器の繊細な皮膚を焼き、そこに無数の膿疱を作った。
その膿疱がつぶれ始めるにつれ青年は耐え難い激痛に苦しむようになり、ついには不能になってしまった。
21世紀ーー
「あいつは数年したら釈放されて出てくる。......もっと苦しみを味わわせてやりたい。
こんなところで私、何してるんだろう?『レイプ犯に復讐してくれる木』なんて......。そんなのただの都市伝説じゃない......」
(心配しないで。私がちゃんと始末をつけてあげるから)
<終わり>
ありがたくいただきます。