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ファンタジーで道徳と政治を考える
こんにちは。鳴です。
梅雨も本格的に始まり、じめじめむしむしの日々ですね。
でも私は、雨が嫌いじゃない。
土の匂いが濃い雨だったり、紫陽花の色鮮やかな景色だったり、傘にあたる雨粒の音だったり、五感で楽しめる梅雨が好きだ。
季節、というほど長くはない時期だからこそ楽しめるもので、感じ取るものが際立ってくるんだと思っている。
さて、今日はタイトルにある通りファンタジーの本を紹介!
小野不由美さんの十二国記シリーズ
写真は順不同で美しくないんだけれども...
これがリアル
気づいても整えないあたり筆者の性格
が滲み出ている本棚です(笑)
物語の世界観はとっても精密に組み立てられていて本当にこの世界があるんではないかと思ってしまう程。
読んでる間はこの国々の景色を見て、温度を感じて旅していたと思う。
読んでない人に簡単に説明すると...なんて私にはそんなことできなくて。それ程壮大なお話で!!!
例えば国にはその国を統治する人がいる。これはリアルの国でもそうですね。我が国には内閣総理大臣がその役割を担っているわけで。天皇は日本国の"象徴"という存在。
この関係性がこの物語でも成立している。
国を統べる王。天命を聞き王を導く麒麟。民が国の宝ならその民の象徴が麒麟という存在。
この物語の面白いというか、色々考えさせられる設定に"天に座すものがいる"ということ。
また、寿命が100を軽く超える人間がいること。
寿命というものがある故に選択も色々変わってくるところを、悠久の時が与えられたらどうしますか?
王が間違ったことや、道を踏み外してしまうことを"失道"といい、すると国が荒れていく。
こういう時、私たちは神に祈りますよね。
でもこの物語では、神様がどうにかしてくれるわけではないんです。
正論ではなく圧倒的な正義に心を打たれる場面がたくさんある。私は毎回泣き悶えてた。
自己犠牲や慈悲、聞こえは美しいかもしれないけれどそれだけでは国は守れない。
各国の選ばれしクセの強い王たちが何かを信じ、裏切られ未来に向かって生きていくこの物語をぜひ読んでみて欲しいです!
そして、人と人はどう関わるべきか
物語と照らし合わせて今の政治は
どのようなものか
もっと小説なんだから気楽に読みなよ
って言われるかもしれないけど、私は
物語だけで完結したくない
読んだものは吸収して、考える力を
つけていきたい
自己満甚だしい感想ですが、まだまだ
色々紹介していくのでまた気が向いたら
見てください
またここで会いましょう
yona
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