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ふつうと特別、非日常としあわせ

今日は1月3日。私にとっては、休暇最終日です。
12月29日の夕方、すべてから解き放たれるように、いつもより少し特別な雰囲気で「おつかれさまでした!」と仕事を終えて、ふわふわと年末年始の休暇に入りました。
でも、実は年末年始が苦手。クリスマスが終わった時から、駆け足で全体が同じ方を向いて「年末年始」という大きなイベントに備え、盛り上がっていく感じ。それがとても怖くて。
今年は、思い切ってこの5日間の休暇を「年末年始」としてではなく、「ただの休暇」として過ごすことにしました。
少し怖かったけれど、やってみたら案外例年より快適に過ごせたので、記録としてここに残しておこうと思います。
ただの日記なので、だらだら書きます〜。


12月29日(金)

一般的に「仕事納め」をして、ちょっとわくわくしたいと思い、散歩に出かけました。
夜道の散歩です。2023年の秋ごろの新しくできた餃子の無人販売所に行ってみたくて…。満を持してのタイミングを狙っていたのですが、なかなかタイミングが掴めず、年末の非日常感にかこつけて行くことに。
麻婆豆腐を食べて、お腹を満たした状態での出発でした。本当は、近くのコンビニでアイスを買って夜の公園で食べたいなと思っていたのですが、お腹の調子が良くなかったので、またの機会に。
暗い夜道をイヤホンをつけて、好きな音楽を聴きながら歩きました。
夜空にはオリオン座、そして月が浮かんでいて、綺麗でした。足元は暗いので、なにか切り拓きながら歩くことの怖さのようなものを感じながら歩いていきます。
無事に餃子を手に入れて、1時間におよぶ散歩はおしまい。
本格的な休暇を前に、楽しみリストをひとつクリアできました。
そして、休暇中にしたいことのリストをMDノートに書き連ねながら寝落ち。ふわふわと感じる幸福感、良き。

12月30日(土)

手帳合宿

休暇初日です。初日はどこにも出かけず、メイクもしない日と決めて、溜まっている手帳をひたすら書く手帳合宿をすることにしました。
スキンケアだけして、パウダー類のパフを洗ってひたすら作業。
12月中旬に文具女子博に行ってから全然書けていないEDiTと、SUNNY手帳のデコをひたすらやっていくだけの時間です。SUNNY手帳は、2023年最後のページのデコということもあり、ちょっと緊張。好きな音楽をかけて、どんどこ作業を進めていきます。
飲み物は、テトレーのミルクティ。ミルクティ用に多めに煮出しておいたので、適宜ミルクティにしていきます。飲み物で迷うとその後全部の作業が止まるので、なるべく止めないように準備をするのが、よい進捗の秘密です。

途中で休憩ついでにご飯。録画したまま溜めている「たとえあなたを忘れても」をみました。徐々に面白くなっていくスロースターター的ドラマ。音楽も含めて丁寧な作りが好きだ〜となりました。秋の萩原さんです(去年の冬ぐらいからずっと萩原さんのドラマを見ているので、これも…!と思っていました)

おでん ちくわぶはマストでしょう

夕飯はおでん。ワイヤレスイヤホンを買い替えた日の日記を書いていたら、Victorのニッパーくんの名前を思い出すまでに時間がかかり、なんなら昼寝までしていた。ちょっと昼寝しても大丈夫、なぜなら休暇はあと4日間もあるから。
日記の方はあと5日分くらいになってきたので、切り上げて一度ご飯。おでんです。大根がくたくたになっててよかった。
おでんの具でいつも揉める家庭なのですが、今回はちくわぶをいれることに成功。お正月価格になっていないところが決め手でした。よかった。そして、お正月といえどいつも通りをつらぬくちくわぶみたいな存在になりたいと思うのです。
ご飯を食べて、また「たとえあなたを忘れても」を見進めます。萩原さんの怯えたような目が好きなんですが、見事にハマっている。総合優勝。
夜中、無事にEDiTが追いついたので休暇初日は終わり。良い一日でした。

12月31日(日)

追加戦士は初恋ハンター

日記を書いていて夜更かししてしまったので、ゆっくりスタート。完全にテレビ番組が年末特番になってしまっていることに嘆き、U-NEXT契約しておいてよかった〜!と、遅れて履修している「快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー」を見ました。噂のエアロビ回です。リアタイで追って途中離脱した作品でもあるので、見た記憶がうっすらとあったのですが、やっぱりおもしろいー!好きです。透真さんありがとう…いいブルーです。
ところで、あの、控えめに言っても追加戦士さん、初恋ハンターすぎませんか…一生かけても出会いたくないタイプ。子ども時代に会っていたら完全に初恋ハンターだし、なんなら今見ていてもめろめろなので、きっと一緒に見ているご両親もまとめてメロメロにさせてしまうタイプ。あ〜、よしてください、ありがとう;;(拝)

散歩 年末価格と鯛焼き

テレビばかり見ていても仕方ないと思い、散歩に行くことに。いつも同じ方向に歩いてしまうので、時間がある今日は反対方向へ。反対方向に行くといつもは車で向かうスーパーがあるので、散歩のついでに年末のにぎわいを観測してきました。スーパーマーケット・ワンダーランド。
音楽は、UNISON SQUARE GARDEN。7枚目のアルバム「MODE MOOD MODE」。長らく距離をおいていたロックバンドですが、20代の前半に見たものを再履修しているついでに聞き返しています。冬発売のアルバムなので、今の時期にぴったり(オーケストラを聴きに行こうは完全に夏なんだけど、それはそれとして)。
本当は1月1日にお誕生日を迎える大陸の推しのケーキを買おうと思っていたものの、年末の活気に気圧されてただ歩いて終わり。
せっかく歩いてきたしなあ、ということで鯛焼きだけ買って帰宅です。

三点一刻(三點一刻)のミルクティ

鯛焼きと一緒に三点一刻(三點一刻)のミルクティを楽しみました。三点一刻は、台湾のティーブランド。お湯にティーバッグを入れるだけで気軽にミルクティが楽しめるという代物。日月潭奶茶だったので、烏龍茶ベースのまろやかな味わい。さっぱりしているので、もったりしたたい焼きのクリームとちょうど。
スタバのゼンクラウドウーロンティーラテが好きなので、この味は好きです。王道な紅茶のものも買っておけばよかった〜と思うのでした。

前髪を切る

切りました。センターパートの大人っぽい感じに憧れて、久しぶりに前髪を伸ばしてみようと思ったのですが断念。切りました。目頭のラインで揃えて切るとちょうどらしいという発見。3センチぐらい切っただけなのに、かなり印象が変わったので、前髪の3センチは後ろ髪の10センチに匹敵するのかも…とも思いました。
そんなところで、手帳類を書いて、ちょっと勉強をして31日はおしまい。

1月1日(月・祝)

年始は目を覆いたくなるようなニュースがたくさんあり、心的負荷も多くあったと思うのですが、なるべく凪の状態でいることを心がけていました。なので、以下の記録もそんな感じです。

早起き、勉強

朝、少しだけ早起きをして、勉強をしました。Bialystocksのポッドキャストを聴きながら。朝活と夜に作業をするときだけ、イヤホンをつけていいという自分ルールがあるので、それで聴きたいな〜と思っていたセルフライナーノーツをようやく聴けました。歌しか知らなかったけれど、お二人が実際に話しているのを聞いて、さらに楽曲の解像度が増すというか、そんな。

「靴下かわいいねえ、でもこれまだ早いねえ」

午前中は、姪っ子の手を引いて近くのショッピングモールへ。
初売りのにぎやかさを横目に、姪っ子とウィンドウショッピングをします。財布の紐はかたく、ぎゅっと結んでいたので、本当に見るだけ。
大人用の靴下セットを見ながら「この靴下かわいいねえ」という姪っ子に「それはまだ早いかもねえ」というだけの簡単なお仕事。このまますくすく育ってほしい。

手帳引き継ぎの会2024

午後は手帳引き継ぎの会。SUNNY手帳は1月はじまりのものを使っているので、2冊目へ移行の作業を行います。見返してみると、書き方を模索しながら書き進めてきた形跡が地層のように重なっているのがいいな〜と。
ある程度完成された状態での2024年版になるので、ここからどう育っていくのかがとても楽しみでもあります。SUNNY手帳についてはここに書くとまたさらに長くなるので、また別に書きます!(いつになるかは謎なんですけど)
手帳引き継ぎの会は、その手帳を使っていたときのまとめ(なので、2023年のまとめ)と、過去の自分からの質問へ回答、今年やってみたいことをつらつら書く会。
システム手帳を使っていた時よりも分量が減ったとはいえ、時間のかかる作業です。去年までは元日に6時間ぐらい無料のライブ配信があったのですが、どうやら今年はない模様。なので、ドラマを流しながらの作業でした。うっかり「恋せぬふたり」を見てしまい、最終回で号泣するまでがセット。(高橋一生が泣いたタイミングで一緒に泣いちゃう)
デコをしながら、書きながら、今年も無事に手帳引き継ぎの会が終了しました。2024年も引き続きSUNNY手帳を使うのですが、まだ心の距離があるので、徐々によきパートナーになっていけたらなと思いました。

1月2日(火)

苦しんで食べるごちそうと自分で作る美味しいかわからないご飯

1月2日に親戚一同が集まる家系の生まれです。なので今年も例年通り年始の集まりが開催されるとのことでした。
ただ、去年を振り返って、2日の親戚の集まりがしんどくてしんどくて、帰ってきたあと死にたいなあと思って泣きながら夜道を歩いた記憶があったので、今年は欠席することにしました。心を守るためにというのはもちろんなのですが、回復に日数がかかり、そのために使える休暇日数がないという理由からです。
行ったところで、劣等感や孤独感に苛まれるだけだし、それなら暖かい部屋で自分の好きな音楽をかけて紅茶でも飲みながら勉強していたほうがよっぽどいい。わざわざ苦しんで食べるごちそうよりも、自分でつくる(美味しくできる確証はない)ご飯のほうがいいなと。
ので、やりたいことリストから、できそうなことを少しずつ進めていきます。
MDノートの模様替えもしました!思想強め!

ホックニー展図録

2023年夏に東京都現代美術館で開催された「デイヴィッド・ホックニー展」。ずっと図録を読みたいなあと部屋に置いておいたので、いい機会と読みました。ホックニーの《ノルマンディーの12か月》の一部分に一目惚れして、4年ぶりに東京に出て展覧会を見たので、なんかわたしの中でも特別な展覧会で。
展覧会の最後の展示室、全長90メートルの《ノルマンディーの12か月》が部屋の中心にぐるりと飾られて、歩きながら見るんですけど、あそこにあるキャプションがあまりにも好きすぎて会場で泣きました。

それは遠くから眺める絵ではない。絵画空間にわが身を浸しながら、その内側で大きく呼吸することも自由に歩きまわることもできる、そんな絵だ。

ホックニー展図録より

これ。展示室で涙を流す展覧会ってめったにないので、記憶に強く残るのですが、図録にもちゃんと書いてあって、思い出してまた泣きました。実際は違うかもしれないけれど、みんなが言う「普通」ができなくても、私は絵のなかを、描かれたノルマンディーの世界を歩くことができる。今までも、きっとこの先の人生もみんながいう普通はできないけれど、でも絵が好きで、絵画の中を歩ける、それは自分の自信にしてもいいんじゃないかと思ったわけです。みんなの言う普通ってなんだよって問い詰めたい気持ちは山々だけど、でも、その普通って、目まぐるしく変わっていく世の中でどんどん変わっていくはずなので、いまはこうして距離を置くでいいんじゃないかなって。
去年、泣きながら歩いた時に「来年の1月2日は、泣かないようにしよう」と決めたはずなのに、軽率に泣きました。でもこれは悲しい涙じゃないので、よしとします。

温かさとご飯

泣くにも体力が必要で、ひと通り泣いて落ち着くとお腹が空きました。なので、ご飯。
ご飯は、サッとできそうなものと29日に歩いて買いに行った餃子。
ドラマを見ながら食べるのが恒例になっているので、「民宿のかくし味」を見る。ちょうどいま濱正悟3本ノック中なので…!(あとの2本はルパパト、恋せぬふたり)。
ずっと温かくて、民宿の主人・緑川さんの美味しいご飯と、客観的で自分を大切にしてくれる考えで、ほぐれていくドラマです。悩みがあってもなんか大丈夫かも!という前向きな気持ちになる。そして何より前後編ではあるけれど1話のボリュームがそれほど重たくないのがいい。
ご飯を食べ終わってからもしばらくはドラマを見て、ゆっくりする。
午後は、進捗遅れ気味な勉強と、少しの昼寝で終わり。気がつけば夜になっていて、温かいお茶を飲みながら、幸せだなあと感じました。
親戚の集まりで、比べられて何も持っていない自分に劣等感を抱くのも、誰かがいることで自由にやりたいことを進められないのが、結構負担になっていたんだなあと感じました。

1月3日(水)

そして、今日です。比較的にストレスがなく、ぼんやりしていても大丈夫そう〜と思ったのでひねもすぼんやりしていました。
ぼんやりしながら、溜めてるドラマを一気に見ました。「ドラマを見たい!」と言うのもタスクとしてあったので、少しずつ着実に見ていきます。

ビルド夏映画

2017年、放送当時に2話で離脱してしまったビルド。23年の終わりのほうにひょんなことから(武田さんのドラマを見てしまった)、本編を再履修。胸熱じゃん〜な気持ちのまま、見るタイミングを伺っていた映画です。
映画、冒頭10分ぐらいだけでもいいのでぜひ、見てください。いろいろあるけれど、ぽやぽやの犬飼くんと赤楚くんを、がっちり横で支えるキャリアの長い武田さんと水上さん。すごい、脇を固めるお二人が演じる猿渡さんと幻徳さんはネタキャラに転じやすい、けれど、なのにかっこいいのなんで…ギャップで風邪を引く。
いま、絶賛ルパパトを履修中なので、本編辛くなったらこの時の映画も観ます…!たのしみ〜!

ふつうが特別、非日常としあわせ

というわけで、あと少しで私の休暇が終わります。
年末年始といえど、特にそれらしいこともせず、年越しそばもおせちも食べず、福袋も買わず、日々の連続として過ごしてみた5日間でした。
私にとっては「ふつうの日常」を過ごしていたけれど、はたからみたら多分、これは「特別な生活」っぽいのはなんでなんだろうと考えてみたけれど、きっとみんな普通の日常とは地続きではないところでこの期間を過ごしていて、特別な非日常な期間だからこその幸せを感じているのではないかなと思いました。
それぞれの過ごし方があっていいし、自分に合ったスタイルで過ごすのがいいなとしみじみ感じた休暇にできてよかったです。
今まで、流されるままに年末年始を過ごして、しんどさを抱えて仕事始めを迎えていたので、今年はなんかよかった。
にっこり笑って明日からもお仕事を頑張ります。どんな形であれ、たまには非日常も大事。また次の非日常を楽しむために、日常を楽しみます〜!

ではまた!
とはいえ、ここにざっくり書いたけど、もっと掘り下げたいこともたくさんあるので、近いうちにまた更新します…!

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