見出し画像

#よんなな朝の歌 ’23.1⑨

2023.1.25 タンポポ「王子様と雪の夜」

こんにちは。既に朝でもないですが(笑)。雪の夜に聴きたいアイドルソングって何だろうなと思ってたんですけど、20年来の飯田圭織愛は揺るがないのね。そう、ちょっとお姉さんな女子がずっと好きです。はい。この曲のかおりん大好きです。。
タンポポ「王子様と雪の夜」
午後0:46 · 2023年1月25日

 2000年代前半のアイドルシーンは、アップフロントエージェンシーが展開していた「ハロー!プロジェクト」が全盛だった。モーニング娘。ならびに派生ユニット、姉妹グループ、そしてソロアイドルもかなりいたように記憶している。男が3人くらい集まればモーヲタ談義にもなったなと、少し懐かしみを覚えるくらい、今では48&46グループに押されまくっている印象があるが…。
 その頃を同じくして、友人が系列のお笑い事務所にいた関係で、よく表参道のアップフロントが入っていた事務所のあたりには出かけていたっけ。さすがに娘。とのエンカウントはなかったけれども、本当に面白い経験を積ませてもらった。友人も売れてなかったから、ライブの制作も手作り。1週間前くらいからバイトの帰りに集まって準備、当日は朝から晩まで準備、打ち上げまで遊んだら日付はとっくに変わっていて。その頃知り合った芸人さん、今でも頑張ってくれていて嬉しかったりね。
 そしてそんな頃のモーニング娘。は、本当に会えないアイドル。いくら飯田圭織に惚れていようが、テレビの先にいる幻だった訳。身近にいた友人たちが仕事とはいえモーニング娘。の近くで仕事をしている姿を眩しく思い、静かに飯田圭織への愛を温めていたのが懐かしく思う。他のメンバーは何かと騒がしいこともあるようだが、動向があまり伝え聞かない彼女は今は幸せであろう、そう願ってやまない。
 それにしても、モーニング娘。のユニットと言えばココナッツ娘。のミカ。近所に住んでたよ。

2023.1.26 キンモクセイ「車線変更25時」

これを紡いでるうちにもう夜なんですけどね。深夜に車を走らせると少しずつスピードが上がっていき、知らず知らずに遠くにいる時があったりして。通り過ぎた時は既に僕の中でどうでもいいこと、片付けられる私の恋。走るごとにフラッシュバックするの。
キンモクセイ「車線変更25時」
午後8:01 · 2023年1月26日

 やらかしてしまう。後々に落とそうとしたネタをここで入れ込んでおくが、2月17日の歌も、キンモクセイ「車線変更25時」をチョイスしていた。結構なミスに思う。これは予め言っておかなくてはならない。
 逆に言えば、この歌がかなり好きなんだと思う。刷り込んだかのように耳にしてる、ということ。そして、異様に深夜帯のドライブが好きということ。24年物のヴィンテージ入りかけのスズキ・ジムニーで走らせる高速道路の楽しさ、速く走る車で走らせるとは違う味わいがある。高い回転数で維持させて走るのは、本当はエンジンに負担をかけるのだけれども。
 そんな時にふと車窓の先にある街の灯かりを眺める。その刹那にふと思う寂寥感。いつもならきれいに見えるネオンの群れが、幻かのように寂しさを誘う。そんな瞬間はいつも、過ぎ去った日々を思う。
 何度も立ち位置を違えた人間のことを思えば、いかに自分がスマートに人と接していないのかなと思わされる。25時過ぎの余計な一言のように、何気ない一言ですべてを変えてしまう。その怖さを覚えていながら、また何度か忘れてしまう。そして情けなさに涙して。
 それらすべてをも飲み込んで、新しく歩き出し直すしかないのもまた事実で。車窓に流れていくように、すべてを忘れ流すことも時には必要に思う。そのためにも全速力で駆け抜けていくことも、時には必要になってくる。そうして流れていく車窓のどこそこに、そんな思いを置きざっていく。25時過ぎに人生の車線変更。

2023.1.27 MOON CHILD「ESCAPE」

おはようございます、今日もとても荒涼の朝になりました。吹きつける風が心なしか自分をディストピアに誘っているような気がして、息をグッと飲むようなそんな面持ち。そんな光景からふと思い出すのは、まさにこの歌の世界観。腹の底から息してる。。
今日の歌は…MOON CHILD「ESCAPE」
午前8:15 · 2023年1月27日

 この冬は1月の後半でも寒い日が続いた。荒涼とした朝の田園を歩く時間は、本当に大変な朝を思った。そしてその道を帰る夜、暗闇を歩き続ける時間は輪をかけて寒々としたのは記憶に新しい。
 この荒涼とした世界に合うのは、それこそ冷たさをはらむようなこの歌だとは思う。イメージとしてはディストピアをたった一人でさまようような世界観ではあるのだが、ディストピアでなくとも寒々しさは強く伝わるのではないだろうか。
 ヴォーカルの佐々木収(現・ササキオサム)によれば、ESCAPEは最大のヒット曲であるが本来のMOON CHILDが目指すジャンルの曲ではなく、むしろバンドの中では異端の曲であるという言及をしている。確かに他の楽曲はむしろ温かみのあるサウンドが基調であり、プレイリストを並べて聴取するとその言葉の意味合いが強く浮き彫りになる。逆に言えば、ESCAPEで獲得したファンにしてみたら、本来の楽曲に戻ったMOON CHILDにむしろ違和感を覚えたという節は否定できなかったということに…。
 MOON CHILD。1996年、当時はダンスミュージックに傾倒したいたavex traxにスカウトされてデビュー。同レーベル初のロックバンドとなる。5枚目のシングル「escape」は同バンド最大のヒット曲となるが、1999年1月のライブをもって解散する。大ヒットした曲があるにも関わらず、活動期間がとても短い、ある種伝説ともいえるバンドだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?