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#よんなな朝の歌 ’23.5④


2023.5.22 平井堅「キミはともだち」

おはよんなな。週末に久しぶりに隣の家の猫と遊んだ。しばらく姿を見ていなかったと思っていたら、体が少し不自由になっていた。猫ながらに気持ちが沈みがち、彼のその気持ちを生物学的に超えた友達として寄り添ってあげたいと思った。今日はそんな一曲を。
午前8:07 · 2023年5月22日

 今年に入ってからうちの近所に、やけに人懐こい猫が居付くようになった。最初はどこかの飼い猫だったのかと思っていたが、誰一人飼い主だということでなくて。そして知らぬ間にご近所の鳩首会議の末に、隣の家の子になった。
 安住の地を見つけてからも、庭伝いに私の家によく遊びに来てはなぜか家に上がり込みたがる素振りを見せる憎めない奴なのだが、暫く姿を見なかった。そして次に姿を現した時には三本足になっていて…。その時に頭をよぎったのはこの歌で。どんな姿になっても、友情は変わらない誓いと共に。

2023.5.23 小田和正「たしかなこと」

おはよんなな。雨上がりの空、今日も淡々と始まる。今日も笑って暮らせるように、ささやかだけど歩みを止めずに。今日一日、少しでも良い日にしたい。そういう気持ちで前を向けたらいい。明日は明るい日でありたいね。柄でもないけど、そんなこと思った朝。
午前8:39 · 2023年5月23日

 小田和正の楽曲って、落ち込んだ心を支えるかのようにあくまでも暖かくて。自分が傷ついても信じていたい、そういう切なる思いの先に本当の優しさがあることに改めて気づかされる。
 長らく保険会社のCM曲に使われ続けることにも頷ける。人を信じて憎まずして。そしてあくまでも、前を向く。その中で世界が見えてきたり開いてきたりする。
 そういう「たしかなこと」って、忘れがちになる。感情の揺れや心の棘をうまく抜けなくなる時に。そこに反省が生まれて、新たな道を歩む。その繰り返しの先に、未来がある。

2023.5.24 猿岩石「白い雲のように」

おはよんなな。気がついたら今日は雲ひとつない青空。いろんなことがある世の中でも、そうやって淡々と過ごしていく毎日があって。いいことも嫌なことも風に吹かれて流れていく。それでいいんだよ。ただ今日はせめて、世界観として雲ひとつくらい、ねえ…。
午前7:51 · 2023年5月24日

 有吉弘行という男は、本当に何かを持っている男だったんだと思う。実際には酷い目に遭いながらユーラシア大陸をヒッチハイクで横断し、その後はスターダムに乗って。その後に不遇をかこつことにはなるが、復活したと思えば頂点に居る。
 その未来を逆算しながらこの歌を噛み締めると、「白い雲のように」の世界観そのままに生きているのではないかとも思ったりもする。ヒッチハイクどころでない見えない地図をもがいた経験は、もはや「生きざま」ではないかと。ただ本人は白い雲のように飄々としてはいるのだが…。

2023.5.25 沢田研二「TOKIO」

おはよんなな。そうよ、TOKIOは優しい女が眠る街なんです。そして悲しい男が吠える街で。それよか、沢田研二ってやっぱりカッコよかったんだねえ。そら婆ちゃんも悶絶するって「ジュリ〜!」って。いつの時代の話を、キミは言っているんだい?このオオバカモンっ!
午前7:42 · 2023年5月25日

 沢田研二のカッコよさは、今で言えば誰と準えればいいのだろうか。ちょっと思い浮かべるのが難しい。凡庸に過ぎるのだけれども、やっぱり「ジュリーはジュリー」なんだろうな。
 おそらく、凡庸な言葉を並べてもジュリーの良さを語りつくすことは難しいのかもしれない。ただ語るに、1980年のジュリーは匂い立つようなセクシーを余すことなく魅せていた。その一言だろうと思う。そんなジュリーに熱狂する優しい女たちの熱狂はいくばくのものだったか。リアルに見ていたら驚きを通りこしていたのかな。

2023.5.26 ザ・ドリフターズ「 いい湯だな」

諸般の事情でこんばんは。久しぶりにスーパー銭湯で、みっちりサ活やってきました。本当は天然温泉のいいお風呂なんですけどね、実際には いい湯だなんて言ってる場合ではなく、ただ汗をかいていました。まあ それも、よしといたしましょうか。。
午後11:57 · 2023年5月26日

 月に何度もスーパー銭湯に行っている。元をただせば肌の調子を整えるために発汗目的にサウナにでも通おうか、そういう目論見であったのだが。天然温泉の浴槽に目もくれずにサウナと水風呂を往復する姿は、実は人生損しているのではないかとも。
 そして、ドリフターズの「いい湯だな」はそういう議論は外に置いておけとばかりに温泉の話をビバノンノンと歌い上げる。温泉という文化が根付き、心身を湯あみで解き放つさまを歌い上げるこの曲を聴くにつけて、日本に生まれて良かったと心から思う今日この頃である。

2023.5.27 中森明菜「スローモーション」

おはよんなな。初夏の海岸で戯れる風景、そこから始まる恋。夏の恋人候補という言葉が良くて。出逢いの光景はスローモーションに見えて、その世界は何割にも増して美しく見えて。そんな甘酸っぱい恋を歌う明菜さんがとてもフレッシュで。この感じに少し恋心を覚えたんです。はい…。
午前10:43 · 2023年5月27日

 何か月か前に中森明菜「スローモーション」を、それこそ耽溺するかのように聴き続けていた。16歳の少女が到底歌うものじゃないくらい、完成度の高い歌唱を繰り広げている。その衝撃を改めて受けてしまったというのが正直なところで。
 現在、彼女がどうしているかは謎である。そこに至った状況は、芸能の世界に飛び込んでしまったゆえの光と影を感じずにはいられないのだが、そのことも知らない16歳の中森明菜は純朴にして可愛い少女。せめてその姿だけをこの目に焼き付けるか。

2023.5.28 (都合により休載)

 今思えば、5月は3回の休載をしました。歌舞音曲の自粛とはよく言ったものと思います。心が不安定な時は心を静めるためという見方からも、そういうことは取りやめておくのは大切な選択肢かもしれないなと。
 正しくは「気が向かない」ということなのかもしれません。そういう時に肩肘を張らずに「休もう」と感じることは大事ゆえ、そこは自分ながら尊重して今後もやっていくつもりです。

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