見出し画像

#よんなな朝の歌 ’23.1③

2023.1.7 山崎まさよし「お家へ帰ろう」

おはようございます。年末年始のちょっとしたゴタゴタで実家に帰れなかったので、今から日帰りでちょっと行ってきます。泊まりはしないけど、昔は色々あったけど、やっぱり実家はいいなと思います。そんなわけで、シチューが待ってるわけではないけれどもこの歌を。
山崎まさよし「お家へ帰ろう」
午前8:40 · 2023年1月7日

 医療従事者(老人保健施設勤務)の末弟が、手のかかる利用者さんのお世話で病院まで帯同。診察を受けるにあたって抗原検査を受けたら陽性。弟も濃厚接触者となり…といった年末年始だったゆえに、その期間での実家への帰省を取りやめた。それが昨年の大晦日のハイライト。結局、年が明けて陰性判定が出た訳で。まあ、そういうことはあるのよね。
 そんなわけで「おうちに帰ろう」な七草がゆの日に。実家で粥なんて食ったこともありませんが(笑)。いや、今回はシチューもなかったです。餃子とソーセージと、おでんと。餃子とソーセージは、私が正月に食べたいというだけで先に送ったやつ(笑)。ちゃんと律儀に残しておいてくれる母親、そういうところが嬉しかったりするけれどもね。
 まあ、それでもいいんです。曲りなりにあたたかな家庭があるということだけでも。と、平穏な言い方するけれども、昔からいろいろありすぎたし、最近までいろいろあったので。そんな荒波だらけの実家、よくもまあ崩壊せずに生きてきたものだと…。一応和やかに正月を迎えようなんて、そういう世界線が見えてきただけ、我が家の再生は一歩一歩進んでいるよね?と。
 山崎まさよしの「お家へ帰ろう」。ハウスのシチューのCMで流れていた曲。ほのぼのとしたメロディーラインがシチューの温かさを感じさせている。冬の寒い夜に煮込まれた玉ねぎとジャガイモの匂い。湯気がじゅわっと広がって、親子の笑顔が広がる。そんな風景が広がる…3分弱の楽曲。

2023.1.8 きゃりーぱみゅぱみゅ「ふりそでーしょん」

おはようございます。明日が成人の日ではあるけれども、今日あたりに成人式をする自治体も多いのかなと思います。成人年齢が18歳になったので少し区切りが段階的になるのかなと思いながら。ただ男子は、今日は振袖着てる初恋の子にドキッとするんだよね…。
きゃりーぱみゅぱみゅ「ふりそでーしょん」
午前10:05 · 2023年1月8日

 男子って単純でさ、きれいになった初恋の子が振袖着て来たら、心がドキッと動くもの。ちょっと「あ、ああ…」と無関心そうに反応しながら、視界の中にその子を入れてしまうのね。そこで何かが芽生えても芽生えなくても、そうやって男子は女子を意識していく。
 妄想じゃなくて、22年前の私はそうでした。アラフォーおっさんの思い出話で本当にごめん。好きな子が背が高くて、振袖が本当に似合ってたの。艶やかでさ、綺麗だった。まあ、その初恋は有耶無耶で。何度か年を重ねて立ち話は気軽に何度もしていたから、そういう恋心は結構早めに消化できた関係性でよかったのかな。
 ただ、20歳の時点って結構残酷で、将来への駒を振り出した後くらいだから「その後」の予想図が見えていて。自分の自慢話ではないけれども、一浪はしたものの一応そこそこ名の通った大学に進学した。7クラス280人のうち200番をうようよしていた自分としては、会心ではないが「工夫を凝らして」進学した学校。一応、そのカラクリは正直に話したうえで進学先を話すと、陰キャ認定していた同級生が「ちょっと待て」と目の色を変えてきた。就職後も同じようなことにはなったのだが…20歳の時に立つ「現在地」は、何者でもないのに将来を暗に見せるショーケースのようなものだ。
 そうやって思えば20歳の立ち位置は、本当に明るいのだろうか?関わる子たちには、少しばかりでも20歳のポジションが明るいものであってほしい。

2023.1.9 河島英五「野風増(のふうぞ)」

おはようございます。今日が国民の祝日としての成人の日、ですね。改正された成人年齢と健康面の折り合いはつかず、お酒は二十歳になってから、は残りました。そして思います、お酒は上等な酒を少し。そんな趣の大人に、お酒を教わってください。今日はそんな歌の日。
河島英五「野風増(のふうぞ)」
午前7:27 · 2023年1月9日

 息子を持つお父さんだったら、この歌は多分泣ける。この歌は酒の歌でもあり、親子の歌。息子が20歳になった時に、酒を酌み交わしたい父親の切なる願い。酒を酌み交わしながら大人の会話をする。悲哀と喜びを語りつくす一夜、そこに酒がある。そして旅立つ息子と冷酒を酌み交わし、大手を振って送り出す。それを二十歳になったら…という親父の願い。
 実は、河島英五はこの歌のように、息子とは酒を酌み交わすことはなかったそう。河島は48歳で彼の生涯を閉じたが、息子の河島翔馬氏は彼の死没当時は20歳に満たなかった。河島の多くの歌にあるように、河島は酒をこよなく愛していた。そしてその命を縮めたのも、酒。
 生前の河島英五には、いちど会ったことがある。NHK「英五のろまんちすと紀行」なる番組でロケに来た河島に「おう!」と声をかけられた。気恥ずかしさにロクに挨拶ができなかったが、よく通り太い声の印象は強かった。そして、大人たちは酒を酌み交わしたと。河島は酒が好きで、その夜は相当量の酒瓶がカラになったとか、ならなかったとか。
 死因は肝臓疾患。飲んで飲んで飲まれて飲んで…とそのような豪放さが命を縮めたのではないかと思っている。彼の歌を長く聞いてみたかったのは言うまでもないが、何よりも親子の会話を彼はどう会話したのか…そんな人間のストーリーを感じてみたかった。それらの言葉を感じるまでもなく、重ねて惜しい人間が早く亡くなってしまった、そういう残念な思いが募る。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?