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#よんなな朝の歌 ’23.2⑤/3①

2023.2.27 pupa「Anywhere」

おはようございます。週末ずっと原田知世の曲を聴き続けてました。僕の中で彼女の透明感は的確なんだなって改めて思った。これを沼と言わずして何というのだろうか。でもこの曲のように、美しい沼にはずっと嵌っていたい。朝から重い知世愛で申し訳ございません。
午前8:25 · 2023年2月27日

  ひと月のうちに同じミュージシャンの楽曲を紹介しないという、自分に向けたルールがある。そうしないとずっと、自分の好きな範囲だけで音楽を語りがちになる。平生の自分の性分からもそれは自覚している。ましてやサブカル方向に志向が傾注している自覚はあって、マニアな方向に嵌まっていくことが長所でも短所でもある。
 自分に課した不文律も、こうして抜け目を見つけては易々と破るのも自分らしい所ではあるのだけれども…pupaだからいいですよね?ぶっちゃけ、原田知世です。はい。pupaとは、2007年に幸宏さん(高橋幸宏)が呼び掛けて結集したポップ・エレクトロニカバンド。幸宏さんが声を掛けた音楽巧者が少しずつ定石を外しながら紡いだ楽曲の楽しさが際立つ。聴いたことのないような不思議な音運びが多いけれども、それがまた癒されて。
 迷宮に入り込むような楽曲の中で、ふと紅一点の歌が入り込む。その紅一点が原田知世。アラフォーの知世さんが囁くように歌う心地よさとセクシーさが、とても良くてさあ。

2023.2.28 とんねるず「情けねえ」

おはようございます。なんかいろいろと思うことがありまして、大人なのに情けないなぁって思うことがあったわけです。今日は自分のことじゃないんです。誰のこととも言いません。ただ世代として情けねえと来ると、ふと思い出すとんねるず。自由が泣いている。
午前8:31 · 2023年2月28日

· 朝の歌を決める時の心理状態って面白いもので、前の日に記憶していたことがリニアに反応するもの。この日は確か、大人なのに謝れない同年代の人間と議論にもならない話をして、そろそろ付き合いも潮時だなと思った…そんな日のことだったかと。結局、話の通じない人間とは距離を置くことになるのだけれどさ。人間にはいろいろと話のレベル感はあるけれども、どこかでしっかりと気づきを得てほしいと思う。これは自分にも言えることだから、ほぼその言葉は自戒に満ちたものだけれど。
 歌詞の中にある、「自由が泣いている」という言葉の意味を改めて問いている。自由を謳歌するのは良いことで、その自由を享受するには一定のルールを踏まえたうえでその海を泳げること、だと思う。その自由を私的に制限することを過剰にしてはいけないが、がんじがらめにするのは将来のために良くない。そのうえで、未成年を深夜までスペースで野放しにするホストに、この前の日に結構叱責をしていた。さすがにその年の子がいたら、自由より制限だよってさ…。

2023.3.1 荒井由実「卒業写真」

おはようございます。今日は高校の卒業式…おめでとう。1年ニートした私にとっては、この後の1年は思い返しても暗黒しかなかったですけどね(笑)。ただ、今でも卒業写真見てると懐かしくて。たまには会ってみようかと、その頃の友達のことをふと思い出したり。
午前7:54 · 2023年3月1日

 高校を卒業して24年でした。思ってみれば、高校卒業よりその後の人生が長くなっているんですよ。そりゃあ、幅広い意味で年齢を重ねるよねと思う訳。決して「年取った」とは言うつもりはなくて。
 年を取った、とか、ノスタルジー、とか、まだ振り返るフェーズではなくてと、自分では思っている。昔を懐かしむくらいなら、まだやることあらへんか?と思っているから。だから、まだ老化とか衰えを感じないようにと努めたいのは、それが人情と思っている。
 ただし、この楽曲を聴き始めると、卒業したあたりを思い出す。あまり思い出したくない時期ではあるけれども、一応社会に放り出される頃ってものは、ふと「どうだったっけ?」と思う。後悔もしないけど、「あの頃、どういうように変わっていたら違う人生だったかしら?」とか、そういう物をふと。今が案外悪くないとは思っているからこそ振り返っても悲しくはならないからこそ、そういう気持ちが湧いても流せるのだろうなとは思っている。
 幾つか後悔は残してはいるけど、それも人生の味ね。

2023.3.2 高野寛「確かな光」

悲しみがとまらないような朝に、何事もなかったようにこの曲を聴いて元気になろうと思う。後ろ向きな心をスッと押す歌。確かな光が差すように、立ち上がるしかないのよね。ウダウダやってるヒマはねェんです、さあ朝の光を浴びて…って、今はもう夜なんですけど!
午後6:54 · 2023年3月2日

 この曲を聴くと、何かを喪った後でも「生きないと」と、背中を押される気持ちになる。高野寛の朴訥とした歌い方の先に、確かな歩みを促す力を感じる。悲しい気持ちを押し殺すことなく、それでいて前を向かなくてはいけない。そういう朝に感じる確かな光。そんな曲調。
 明確に何があったっけ?と思いながら、この曲を深く聞き入る。確かに、何か悲しいことに接した記憶はある。ただ、どんなことを聞いたとしても口に出して話すことはしないようにしている。いくらかの注意喚起に資する場合は別だけれども。
 心をえぐられるようなことが起こっても、日々生きることは止めることができない。足踏みしている余裕もないくらい「生きること」に心砕くように、そうして気持ちを紛らわせることも必要で。
 そうしていくうちに、それぞれを導く光が見えてくるのだろうか。その光り方は様々あって良いとは思うのだけれど、その光が確かなものであることを望みたい。その光を信じていけば道が開ける、それを照らす存在でありたいよね。誰のということでなく。

2023.3.3 HoneyWorks「金曜日のおはよう」

おはようございます。電車通勤、ちょうど朝8時の情景だなと。いつもの車両に乗っている、ちょっと気になる子を想うのは多分、今でも一緒ですかね。。あ、今乗ってる車両には居ませんねえ…と、ドチャクソ失礼なオチをつけて行きますね。週末頑張ろ。
午前8:06 · 2023年3月3日

 そうでした。今年の3月3日は金曜日で、たまたまアイドルネッサンスが歌ったカバーバージョンを聴いていたんですよね。金曜日に電車通勤していたらいつか取り上げようと思っていた、それだけのことで。
 「金曜日のおはよう」。これがHoneyWorksの一連の作品群の中でどのような位置づけかは全く知りません(笑)。そのあたりは、誰か任せた!
 ただし世界観は高く共感するに足りる内容に思うんです。いつもの電車で通学する日常に、タイプの異性が乗っているというだけで大きなエッセンスになりえる訳で。ただし、通学時間の間だけのほのかな恋。休みの日にも行き来して相互に知りたい欲求は大いになるのだろうけれども。
 このシチュエーションを描いた楽曲は普遍的なもので、1993年頃にも加藤紀子というアイドルがリリースした「電車のひと」という曲がまさに同じような状況。なんかね、今なら取り急ぎLINEのIDなんかを交換して仲良くなっちゃいなよ…って思うんですけどね。それじゃ歌の世界は作れません!はい。

2023.3.4 YOASOBI「群青」

こんにちは。知らず知らず感じてた…というフレーズをバックに、先ほど昼ご飯のチャーハンを作ってました。炒めていたのは、しらす。どこかの番組制作会社のセンスのように思いますが、初見でとても心地よい曲で良かった。後からじっくり聞きます…ガチ初見かよッ!
午後1:16 · 2023年3月4日

 この日のお昼ご飯は、シラスチャーハンを作っていたんです。その料理動画を作るプロセスの中で、サビに「知らず知らず」の入る楽曲をチョイスするうちに、たどり着いたこの曲。テレビ東京系「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」でもまだ、しらすの登場する食事のシーンにも採用されてないようだけれど…。失礼を承知で、シラスを炒めているときにBGMとして使わせてもらいました。以上。
 …終わり、かい。yoasobiが好きでハッシュタグを辿ってきてくれた方には申し訳ないけれど、ここでは深い評論は避けます。ただし、耳にしっかりフィットする楽曲であることは間違いなくて、ここ10年くらいのミュージックシーンに蔓延していた「仲間」「絆」「人間賛歌」…所謂マイルドヤンキーが好みそうな楽曲ではなく、久しぶりに内省的な歌詞をしっかり聴かせる楽曲が出てきたな、という印象を抱く。
 こういう曲、おじさん好きです。そういう意味では、ふざけてシラスを炒める曲に使った迂闊さが生んだ奇跡。知らず知らずに、ねえ。

2023.3.5 Stevie Wonder「Part-Time Lover」

昼下がりのおはようございます。Stevie Wonderの作品の中で、この曲って本当に裏垢らしいと思ってたけど…。男が「僕ちゃん浮気してるもんね」って自分の家に電話をしたら、彼女は彼女で男を連れ込んでたっていう話で。ガチで修羅場じゃん(笑)。
午後2:18 · 2023年3月5日

 この曲を初めて聞いたのは、確か中学生の頃だったかな。母方の叔父にベスト盤を借りてカセットテープに起こして、何度も何度も聴いていた。初見で歌詞の意味までしっかり追いかけていなかったが、表題と歌の内容を聞きこんでいるうちに、到底自分で理解する幅のモノではないことに気が付いた記憶はある。浮気や不貞を賛美するつもりはないが、「そういうもの」がカジュアルに存在する世界観を、どうやって頭の中で整理するものだろうかと、子供だった自分は重めに考えていた気がする。
 時を経て歌詞を読み込むようになると、これは面白い歌だと気が付く。男側が余裕かまして女遊びし、さてお家に帰ろうと電話したら…なぜか見知らぬ男が電話に出て狐につままれた話だったと。漫才や落語の世界で言えば、大きなサゲとして「俺の女もヤってたんですわ」…ちゃんちゃん。という。その修羅場が軽快なビートに刻まれて展開される訳だから、深刻も何もなくて。そういうお互い様もなかなか狂ってますわね、ふう。

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