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#よんなな朝の歌 ’23.4③


2023.4.10 原田知世「シンシア」

おはよんなな。穏やかな朝と言いたいところでしたが、今日は少し寒い感じでしたね。せめて心は暖かくと思い、毎朝のように祈る気持ちで聞いている1曲を。それは現実色々あるけれども…どんな方の恋愛だろうと穏やかに愛が育まれるならばと、願ってやみません。
午前8:12 · 2023年4月10日

 気が付けば、半年も原田知世ブームが終わらない8月になっていた。今までの知世ちゃんブームとやらが半ばネタだったんじゃないかという勢いで、文字通り深く聞き入っている。どうでもいいけど、過去一番の長さで。
 語学に長けている方にとっては釈迦に説法ではあるが「Sincere」の意味は「誠実な」「心からの」。穏やかな恋愛を望むこの曲に乗せて、大切な友人の行く末を案じ祈る日々。他人事ながら、穏やかさを取り戻しているのだろうと思うのだけれども。
 一応、裏垢でこういう感じで「恋愛頑張れよ」と言うのもなんだかな、とは思っていたんですけれども…少し彼女は迷子のようだったから。できれば正常な方向で軌道修正出来たらなと思っていて。いろいろあったけど彼女は彼女なりに動いている。陰ながら応援するね。

2023.4.11 Pizzicato five 「baby portable rock」

おはよんなな。4月も中旬を過ぎると春色の楽曲をいくつか思い出して。ピチカートファイブの春の歌は、パステルカラーのワンピースが似合うこんな曲かな。この頃の野宮真貴のふんわりとしか可愛さ、自分の親の歳くらいだったのに惚れてたな。
午前8:18 · 2023年4月11日

 野宮真貴の年齢ほど、知ってびっくりしたことはなかった。現在、63歳。ピチカートファイブのヴォーカルを務めていた頃は30代から40代に入るころまで。その頃から「可愛らしい声の人」という認識だった訳だから、ずいぶんと若い方と思っていたんだなと。うっかりしたら、自分の親の年齢にちょっとマイナスかけたくらいで。
 ただ、今なら分かる気がする。普通にアラフォーの皆さんを見ていても若々しいので。自分もアラフォーだからというのもあろうけれども、年の取り方ではなく「重ね方」なのだと、そういうところに妙な納得を覚えたりする。
 ただ本当に驚くべきことは、野宮真貴の再録された楽曲のほとんどが、トーンを落とすどころか味が深まっているところ。素晴らしい重ね方なの。

2023.4.12 Something ELse「ラストチャンス」

おはよんなな。昨日、半日ぐらい沈んでました。丸4日も既読のつかないSNS、恋の終わりかはたまた相手の命の危険なのか。もう一度声を聴きたいと願う気持ち。全てが取り越し苦労と分かった時の安堵たるや。そのエンディング、脳内再生されたこの曲。
午前7:58 · 2023年4月12日

 …そんなこともあったね、と、鼻で笑ってよろしいでしょうか?いろんなことがあって、もう忘れ置きたい話にも思っていて。
 冷静に考えてみれば、友達関係などは普通にぼーっと過ごすくらいが丁度いいように思うんです。連絡が取れなくなったら、「まあ、そうか」くらいで切り替えていくべきで。そこに気を揉むか揉まないかは、その付き合いの深さによって変化をつければよくて。
 ただ、気に入った相手にはやっぱり、恋心って持ってしまうんですよね。だから、来ない連絡に気を揉んだり鬱屈したり、悲観したり。もう一度、ちゃんと話したかったなんて未練がましく思ったりさ。
 だから「もう一度、チャンスを」って思うんですよね。その感情が邪魔になる時もあるけれど、まともな人間の感情としてはそうなるね。

2023.4.13 オセロケッツ「ユウエンチ」

おはよんなな。この曲のユウエンチ要素をいろんなものに据えかえると、「万事いろんなものに慣れてくれ」というメッセージが込められてるように思います。互いの相性を測るため、何度も物事をすり合わせる。そういう愛の育み方って多分理想なんだよな。
午前8:19 · 2023年4月13日

 この「ユウエンチ」という楽曲、どうしても一つの仮説が頭から離れないのです。表向きは遊園地で遊ぶ情景を指しているのだけれども、夜明けまでやめられなくなって、乗りこなすのは君の方、叫び出すのは僕の方…。よくよく思えば遊園地みたいなホテルなんぞでお愉しみの姿を、いろんな言葉で読み替えているのではないかとも。
 そう思う一端は「会うたびに分かってきた、どの乗り物が互いに合ってるか気持ちよくなれるか」の一節。セックスの相性は大概の場合は、最初の1回で大枠で良し悪しが分かるはずで、その後何度も致す中で相性の深さが形成されるものと思っていて…。
 そういう仮定をもってこの曲を聴くと、実にセクシーな気持ちになって。この後どうなったんだろうなと思いを巡らせると、この歌が味わいが深いものに思う。

2023.4.14 ハンバーグ師匠「ハンバーグ」

おはよんなな。昨日の昼から口がハンバーグ。しばらく食べてねえなあみたいな。夢に出るようにハンバーグを垂れ流したのは私の妄想(笑)。同時に笑いのハンバーグも足りなくなっちゃって、ついつい見ちゃったハンバーグ師匠。叫んでいたよハンバーグ!
午前8:07 · 2023年4月14日

 …付け合わせのミックスベジタブルを見るような目で、私を見ないでください(笑)。これを楽曲かという突っ込みは、まあ、任せます。
 ただし完成度の高いキャラクターであることには確かである。ジョークそのものは結構ベタなものに見えるが、しっかりとハンバーグの特徴を分析したネタの数々になっており、確かに爆笑を掻っ攫ったのも頷くことができる。しっかりと井戸田潤がキャラクターになり切っているということもあるが、万人受けするハンバーグを題材にしたからこその親和性も強く感じるのではないだろうか。
 このネタを見るたびに、ハンバーグの口になったのは言うまでもない。食べたくなると、本当に子供のようにダダを捏ねてしまいそう。それでもいいんだ、ハンバーグもダダも捏ねが大事だからねえ…ハンバーーグ!

2023.4.15 こおろぎ'73「元祖天才バカボンの春」

おはよんなな。私事ですが、私に弟がおり…近頃ちょうど41歳になりまして、「ああ、あいつも41歳の春を迎えたんだな」と。 兄貴である私も多少ねじれた人間、ふとこの歌を贈ってやりました。怒るどころか、ありがとうと。奴も大人になったのな。
午前11:16 · 2023年4月15日

 天才バカボンのパパよりも年上なんですね、考えてみれば。いや、考えなくても良くて。気が付けばアニメのキャラクターより年上、というのは往々にしてあることですから。
 サザエさんのキャラクター、マスオの同僚のアナゴさんは27歳。つまりマスオも27歳。だから何だろうと思えるか、そこに何か数字の重さを思うのか。私は前者でいたい。
 白髪も増える、眼鏡も変なピントでしか合わなくなる、もうそういうことは仕方がなくて。ここまでの40年でエンジンをフルスロットルに動かす訳でなく、全盛期を知らずに生きてきた感覚でいたからこそ「良い時」のイメージとギャップを感じなくて。
 41歳の春を弟はどっちで感じているのかな。願わくば前者の気持ちでいてくれたらと思う。あいつは衰えを知らない男だから。

2023.4.16 近藤名奈「春色のカーブ」

春めいた季節の歌、少し追っかけ気味で。穏やか日の河川敷を肩を寄せ合って歩く先に、春を待っていたかのように草野球を楽しむ人たち。みんなが笑顔になる季節が少しずつひとつずつ緩やかなカーブを描いてやってくる。そんな春の日が、良い日であるように。
午後0:11 · 2023年4月16日

 私の音楽的趣味は偏っていて、中学時代のプレイリストを見ても初見で「え?」と言われることが多い。幼少期から周囲と同じにするのが嫌だという性分もあったのだとは思うけれども、徹底的に音楽の趣味まで周囲と距離を置くのも、我ながら徹底してるなとは感心してしまう。
 つまり、この曲の良さを当時は誰とも共有していなかった、のである。後年、少しだけ開けた場所の高校に通い出して「近藤名奈が好きでさ」と言って初めて、「いい歌うたう人ね」と同級生から返ってきたのが初めてくらい。
 ただし本当にいい楽曲には間違いなくて。穏やかな恋愛を思うような春の川べりを歩く楽しさを表すかのようで。甘やかな時間がスッと流れる春を想う、そんな1曲であることは疑いようがない。あなたの来年のプレイリストに、ぜひと願う。

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