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#よんなな朝の歌 ’23.1④

2023.1.10 織田裕二with マキシ・ブリースト「Love Somebody」

おはようございます。今日は110番の日ですね。今日はやけにパトカー見るな…あ、ついでに言うと末尾0の日は交通事故0の日でもありまして。だから今日は「何がなくとも交通安全」。なんか、湾岸署に掲げられたスローガンのよう。ということで、今日の1曲は… 織田裕二「Love Somebody」でどうでしょ?
午前7:57 · 2023年1月10日

 織田裕二が主演した「踊る大捜査線」、何度もシリーズ化された大ヒットドラマ。警察組織をサラリーマン社会に準え、組織の壁やそこから生み出される葛藤などなど…。派手なアクションを描いた刑事ドラマのイメージを一新するかのようなリアリティに徹した描写。織田裕二ふんする刑事・青島の行動に喝采し、いかりや長介扮するベテラン刑事・和久さんの含蓄にうなづく。そして、組織の中で「生きていく」ために振る舞う登場人物の数々。刑事ドラマはアクションではなく、サラリーマンの縮図。そのことを初めて認識したのがこの作品。
 思い出すかのように書くが、実は警察官が符丁のように職場のことを「会社」と表現することはごく普通のことである。今でも仕事上で世話になるのだが、時折「うちの会社的には」という表現を使う方を見かける。確かに所轄レベルになると「会社の出先」のようなものだ。本社の方針を踏まえ置いて、所轄の仕事を回すのは当然のことで、与えられた予算にきゅうきゅうとしながらも仕事をやりぬいていく姿は、まさに仕事は「会社のそれ」。
 おそらくは、会社組織と準えている人たちの多くが、織田裕二の演技を見て憧れたり、「そうだよなあ…」と頷きながら日々の仕事に対峙していたのだろう。そしてエンディングの「Love Somebody」を口づさんだり。私もそんなこどもの一人で、警察に行く日は草色のコートを羽織っている。

青島のマネっす

2023.1.11 スタイリスティックス「愛がすべて」

おはようございます。曲紹介するには朝からねっとりとした歌やなと思うのです。でもね「僕には何もないけど、愛があるの」ってなかなか言えないよね。でも言えたら素敵やないの!と思うのです。真っ直ぐな愛って、いいよね。本当に。(ため息)
スタイリスティックス「愛がすべて」
午前7:19 · 2023年1月11日

 日本ではあまりに有名な歌、ですね。マンダム「GATSBY」のCMでもよく聞きますし、ビジーフォーによるモノマネも旧い人には印象にあるのかもしれません。1970年代後半のディスコブームに乗る形で、イギリス・日本での評価の高い楽曲。特に日本では鮮烈な印象がある曲の一つで、21世紀の今でもスタイリスティックスと言えば、愛がすべて。というくらい。反面、本国アメリカでは、彼らの楽曲はあくまでもソウルグループのそれであり、ディスコナンバーを歌うグループではない、という評価。ゆえに、この曲を最後にヒット曲には恵まれず、懐メロ歌手のように細々とした活動になっている様子。
 さて、楽曲について。意味としては「僕には誇るものも財もないけれども、君への愛がある」という内容。ゆえに「愛がすべて(いや、それ以外何があるってんだよ…)」と。邦題の作者のセンスには随分と唸らされる。結構、こういう物言いは勇気がいるもので。
 そりゃあ、愛がすべてを司るような物言いをしてみたいものだ。言い方を変えれば、そこまで言い切って愛されたら本物なんだと。逆説的な話をすると、子どもの恋愛事情を見ると実は真実が浮き出てきて。好きな子がいる小学生の男の子に話を聞いたことがある。「君はどうして、〇〇ちゃんに好きになってもらえたの?」と。彼は恥ずかしそうに「…〇〇ちゃん、僕のこと優しい子だから好きだって」。
 大人になるといろいろ基準が増えるけどね、子供の基準はいちばんシンプルだった…。

2023.1.12 井上陽水「氷の世界」

おはようございます。今日はいつになく冷えました。会社から持ってく荷物があるような日にたまたま車で出かけるんですけども、ガラスというガラスが氷でピリピリでした。氷の世界であってもいいけど、路面凍結だけはご勘弁でございます。今日も皆さんご安全に。
井上陽水「氷の世界」
午前7:39 · 2023年1月12日

 1月にしては「こんなに寒かったっけ?」という日々が続いていることを考えたら、この時期に寒さにびっくりして「吹雪、吹雪、氷の世界」と嘆くにはまだ早かったのかとも思ったのよね。
 その後、2回も降雪騒ぎ、三重県の新名神高速道路の立ち往生、京都でも電車が停まってしまった。今年の寒さは記録的というのか、それとも天気のめぐりが良くなかったのか。ともかく寒かったしか記憶のない冬になるのかなという面持ち。
 個人的にはね、そんなことよりも裏アカが見事に凍ってしまいましてね。エロの世界でエロを唱えないという、世にも珍しい構成の品行方正な私のアカウントを、どうしてくれるんでしょう?フォロワーさんからも「アカウントの凍結にはお気を付けください」と優しい言葉をいただいたりしたのだが、いや、実は既にその時には凍結1週間。まだ戻らないんだけど、どうしようかね?というかぷんすか。
 まあ、それは氷の世界に閉じ込めることで世間と遮断してしまおうという意図も見えなくはない。そこに対して社会的なメッセージを加味することはしないが、それが何を意味しているかと言えば、社会からの遮断に他ならない。この歌の歌詞を読み解けば、寒々しい部屋の一角でテレビを眺めて過ごす生活、そのテレビでさえも壊れる。他人の生きる息吹のひとつを感じたいのにそれもない。
 そんなことを考えたら、氷の世界とはまあ、上手いことを言ったものだと感じ入ったところもある。そういう冷えた世界に埋没はしたくないなあ、寝るか。

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